カーニヴァル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カーニヴァル』とは、御巫桃也による漫画。『コミックZERO-SUM』にて、2007年10月号より連載中。
无(ナイ)は自分の名前と嘉禄という男のことしか覚えておらず、言葉や常識、その他すべてのことを知らなかった。无は嘉禄と一緒に暮らしていたが、ある日、腕輪を残して疾走してしまい、无は嘉禄を探す旅を始める。その旅の途中、ミネという人物に捕らえられた无は、偶然屋敷に盗みに入った花礫に助けられる。花礫は助けた対価として、嘉禄の腕輪を要求し、二人は行動を共にするようになる。
『カーニヴァル』の概要
『カーニヴァル』とは、御巫桃也による漫画作品。『コミックZERO-SUM』にて、2007年10月より連載された。2013年4月にアニメ化された。
无(ナイ)は嘉禄(カロク)というという男のことと、自分の名前しか知らなかった。二人は一緒に暮らしていたが、嘉禄はある日、腕輪を残して失踪してしまう。それ以来、无は嘉禄を探して旅をしていた。
ある日、无は旅の途中でミネという女の屋敷に捕えられる。そこを、屋敷に窃盗に入った少年・花礫(ガレキ)に助けられた。花礫は无が持つ「嘉禄の腕輪」を気に入り、助けた報酬として腕輪を求める。无は嘉禄の了承を得ることを条件に花礫に腕輪を譲ることにする。こうして二人は共に嘉禄を探すこととなった。
ミネが言うところによると、その腕輪は、国家防衛機関「輪」(サーカス)の身分証であるらしい。
嘉禄が輪の人間であると踏んだ花礫は无を連れ、輪との接触を試みた結果、彼らの艇に案内されることになる。しかし突如、不思議な能力を持つ者が无を狙って攻撃を仕掛けてくる。何とか敵を退け安堵したのも束の間、无の身体に異変が起こる。輪の身体検査によって、无は人間ではなく『ニジ』という動物を元に作られた特異な存在であると判明する。
无は、花礫や『国家防衛機関・輪』という組織の與儀(ヨギ)やツクモ達と行動を共にして、腕輪を残して消えた嘉禄を捜すことになる。
人との関わりで様々なことを学んでいく无。自分の存在できる場所を探す花礫。 二人は個性豊かな「輪」メンバーとともに不可思議な未知の世界を知る。
『カーニヴァル』のあらすじ・ストーリー
无(ナイ)は嘉禄(カロク)という男の事と自身の名前しか覚えていなかった。无は嘉禄と一緒に暮らしており、嘉禄は无を「息子」と呼んだ。しかし、嘉禄は血だまりの中に腕輪を残して突然いなくなってしまった。それ以降、无は嘉禄を探して旅をすることにした。无は旅の途中でミネという女に捕らえられてペットにされそうになる。そんな時、ミネの屋敷に泥棒に入った花礫という少年に助け出される。花礫(ガレキ)は、无が持つ嘉禄の腕輪を助けた報酬として求めた。花礫が優しい人物だと思った无は、嘉禄の了解を得ることを条件に腕輪を渡すことを約束する。こうして无と花礫行動を共にすることになる。
无の持つ腕輪が、犯罪者を取り締まる「国家防衛機関・輪(サーカス)」という組織のものだという情報を入手した二人は、輪との接触を試みる。
紆余曲折の後、彼らの艇に案内され、「輪第貮號艇長」の下で嘉禄の手がかりを探すことになる。しかし突如、不思議な能力を持つ者が、无を狙い攻撃をしかけてくる。
なんとかその敵を退けたものの、理由のわからない攻撃に不安を覚える无たち一行。安堵したのも束の間、无の身体に異変が起こる。この時、嘉禄の声が聞こえるようになる。そして、輪での身体検査によって、无が人間ではなく「ニジ」という動物をもとに造られた特異な存在であると判明する。そのため、无を造り出したとされる嘉禄を調査することになり、二人は輪の研究者や與儀(輪の貳號艇闘員)たちと共にニジの森へ向かう。
調査を終えた後、无たちは花礫の故郷カラスナに立ち寄り、花礫の幼なじみ・ツバメに出会う。そして、彼女から「人を殺してしまった」と打ち明けられる。
ツバメたち双子は食べ物に薬を混ぜられ、能力者(「進化」と称されて作られた化け物。特殊な能力を持つ)となる実験をされていた。ツバメと同じく花礫の幼なじみのヨタカは、ツバメの分の食事も食べていた。突如ヨタカは自我を失い、ツバメを殺そうとする。そこを輪貳號艇長の平門に葬送される。能力者になりきっていなかったツバメは輪に保護される。
そんな中、无たちは輪の犯罪捜査の一環で氷晶の街・リノルという極寒の土地へ行く。しかし、リノルでの調査中に、謎の二人組・夏切、麒春からの強襲を受ける。そして戦闘の最中、與儀の人格が突如豹変し(髪は銀髪に変化し好戦的になる)、現場は混乱状態となる。その混乱の中一緒に調査に来ていた貮號艇闘員のツクモが敵に攫われてしまう。
ツクモは攫われた館で嘉禄に仮死の毒を打たれるが、外へ出され助かる。與儀とツクモが負傷したため、无と花礫は壱號艇に預けられることになる。
壱號艇闘員と共に訪れた湖・ヴィントでは、動物や密猟者の変死が相次いでいた。
調査の結果、ヴィントの職員が密猟者の手から守るために動物に違法な薬を使い強化していたことが原因と判明する。さらにその薬を使った人物は研案塔(輪に所属する機関の一つ。科学研究や、医療機関などの設備がある)の医師・燭の部下だと名乗っていたことが分かる。
ヴィントの調査から戻った无たちは、大都会・ヴァントナームへ向かう。
そこで出会った少年・八莉(ヤナリ)から嘉禄についての情報を得た无たちだったが、无は原因不明の頭痛を訴え倒れてしまう。
无は夢の中で嘉禄から「煙の館」に助けに来てほしいと告げられる。そこは以前、火不火(輪が追いかけている組織。能力者を作り出しているのも火不火とされている)との関係を疑って政府が乗り込んだが、証拠を上げられなかった場所だった。
嘉禄救出のため、「煙の館」へと強行突入する。「煙の館」では、黒白が輪の突入に能力者と共に対応。ツクモ及びイヴァが戦う。その最中、无の声に反応し突然、虹と謎の扉が現れる。
その扉の先の空間で花礫と无は二人の嘉禄と出会う。混乱する无たちに一人の嘉禄は謎の言葉を残し、意識のない嘉禄と共に元の場所へ返される。
艇に戻り、意識のない嘉禄を心配する无。しかし、意識を取り戻した嘉禄は何故か无だけに拒絶反応を示す。
一方、「煙の館」で己の無力さを感じた花礫は平門に相談し、政府要員養成校「クロノメイ」へ入学する。そこにはかつて、弟・ヨタカを亡くして以来、別れたままだったツバメの姿があった。朔の勧めでクロノメイへと通い、昔とは見違える程成長していた。
学園クロノメイへ通う花礫は着実に力をつけていた。その頃、政府は燭の部下であった裏切り者の糺(アザナ)に協力したとみられるアシナを捜しはじめ、その潜伏先と思われるデザイナーの「ハゴ・スキクロー」邸に、ツクモ・喰。キイチの3名を潜入させる。そして、輪の存在に気づき逃走を図るアシナを、喰の術で捕らえる事に成功する。
一方、何度も拒絶されながらも献身的に嘉禄の世話をする无。そんな无を見て嘉禄は、苦痛に耐えながらも、本当の自分を知るために、无との会話を試みる。その時突如、无の腕輪が反応し、二人は姿を消してしまう。
姿を消した无からの最後の連絡を受けた花礫は、クロノメイの忠告を無視し、无の創作を決意する。しかし、突然のめまいに襲われた次の瞬間、その場から姿を消してしまう。
その後、花礫は見知らぬ街で意識を取り戻す。无と嘉禄も森の中で目を覚ますが、そこに棲息する凶暴な動物から、嘉禄を庇った无が重傷を負ってしまう。その時感じた、无を救いたいという強い感情が、嘉禄の記憶を呼び起こす。
その後、无たちを捜しに来た花礫や與儀たちとの再会も果たし、帰路につく一行。その途中で、燭から調査手伝い要請があり、花礫・與儀・ツクモの3人が古代の海・メルメライへ向かうことになる。
途中、與儀のパンツが消失する事件が起こるも、無事に調査を終え、帰りの準備をする與儀たち。しかし、无へのお土産を探しに訪れた街で突然、能力軀による襲撃に遭う。
與儀たちが必死に応戦するも、圧倒的な数に加え、能力者までもが現れ、徐々に押され始めてしまう。次々と住民たちが襲われる中、燭は奥の手として、以前に花礫の前で現れた、與儀のもう一つの人格を目覚めさせる。銀髪の與儀の活躍で、何とか街を救うことに成功する。
25年前に起きた万能細胞「インキュナ」の盗難事件を始まりに、能力者による襲撃事件は増加。襲撃を受けた国の一つに、與儀の生まれた国・リムハッカがあった。
襲撃で唯一生き残った子供の與儀は、能力者たちによってインキュナを体内に埋め込まれた。
絶大な力を得る代わり、多くが化け物に姿を変える細胞だが、生まれ持った高い適正から共存に成功。そして、生まれたのがもう一つの人格・銀髪の與儀である。
メルメライでの事件後、銀髪の與儀はふとしたことで无を悲しませてしまう。その姿を見た與儀は逃げるようにして、自ら再び眠りに就く。
一方、潜伏中の黒白のもとに、かつて燭に師事していた糺が現れた。糺は火不火に協力し、新たな研究を進める。
貮號艇では記憶を取り戻した嘉禄が、「謎のノート」に記されたニジ、つまり无がもたらす幸運の確率についての話を燭たちにする。
その後、八莉主催のパーティーへ招待された无たち。久しぶりの再会に喜ぶ无たちだが、その最中に突如トラブルが発生し、中止の危機に陥る。しかし、花礫たちの機転により、パーティーは無事成功し、改めて友情を誓い合う。
その後、艇へと戻った花礫を待っていたのは、輪のトップ・時辰だった。
時辰はクロノメイの「輪コース」に戻れず悩む花礫に、戦場において傷付いた闘員たちを治療する「闘員医術師」という新たな一つの道を示す。
貮號艇の仲間と一緒にいるため、大切なものを守るため、花礫は自分の進むべき未来と向き合う。そんな時、大量の能力者によるクロノメイ襲撃の報が入り、輪の艇は急ぎ救援へと向かう。
襲撃を受けていた現場では生徒たちが教員の誘導で緊急避難をしていたが、傷付いた友達を逃がすため、ツバメが能力者に立ち向かうも、敵の手に落ちてしまう。
能力者を統べる、隆(リュウ)に捕らわれるが、輪が到着し無事解放される。輪は化色(ケシキ)の力によって姿の見えない能力者を放つ隆を、団結した術により葬送し任務を遂行する。
そんな中、自分を助けた人物の中に、かつて平門に葬送されたはずの弟・ヨタカを発見するツバメ。しかし、彼の態度はまるでツバメを知らないかのようであった。
一方、時辰の計らいで輪の戦いをモニタールームから見ていた花礫は、皆の力になりたいと闘員医術師を目指すことを心に決める。
花礫は、かつて无が行方不明となった際に抜け出した学園クロノメイへ平門と共に向かう。カルスタン校長との話の結果「輪コース」を除籍された花礫は闘員医術師になるべく、改めて「医術生命コース」を選択する。その姿を見た平門は、花礫を研案塔で現場学習させるという新たな提案を出す。
交渉の末、花礫は研案塔で働く。
一方で、化色も何かを企むように動き出す。さらに嘉禄とエリシュカの前に、離れていた黒白が戻ってくる。
研案塔での生活が始まった花礫。彼はすべてを経験し吸収する事を強く心に誓い、燭のもとでの現場学習に挑む。
その頃、貮號艇では、无の身体をある異変が襲っていた。貮號艇に入ってきた白い鳥に誘われ眠りに落ちた无は、姿の見えない声の主に出会う。
一方、先の見回りで捕らえた能力者の尋問にあたっていた喰と與儀。喰の能力である幻術により能力者の脳内を見ることに成功した輪一行は、能力者未発生の地「レーベルガンゼ」の視察を決める。その視察に同行し調査を手伝うことになった花礫は、久しぶりの貮號艇で无たちとの時間を過ごしていた。しかしそれも束の間、花礫は老化をうろつく銀髪の與儀に遭遇する。
銀髪の與儀に話を聞くため、一緒に遊びに付き合うが、銀髪の與儀が力を使ったことにより、花礫は意識を失ってしまう。次の日、意識を取り戻した花礫は複雑な想いを抱きながら、普段の様子に戻った與儀を見つめるのだった。
「レーベルガンゼ」に到着した一行は、能力者の細胞が混入していた砂の調査を始める。その途中、砂が取れる山の麓の村に立ち寄った際、與儀はマナイという少女に出会う。その瞬間、與儀の中で様々な感情が渦巻きだし、行方をくらませてしまう。
『カーニヴァル』の登場人物・キャラクター
无(ナイ/CV:下野紘 )
本作の主人公。自分の名前と「嘉禄」という男の名以外、常識や言葉、時間すら知らない白髪赤目の少年。人間とニジという生物の細胞が共存融合を果たしている極めて稀な存在。身長157cm。
血だまりの中に腕輪だけを残し失踪した嘉禄を捜して旅をしている。嘉禄と共にニジの森で暮らしていた。
ニジという動物は普通の人間には聞こえない音を聞き分けられる卓越した聴覚の持っており、嘉禄の行方を追って輪本部を目指す道中に列車がハイジャックに遭った時には、車内に設置された爆弾の起爆スイッチを音だけで探し当てた。ちょうど列車に居合わせた輪貳號艇長である平門の命により、以降は花礫と共に輪第貳號艇で保護される。
貳號艇で最初に倒れたときから、嘉禄の声が聞こえるようになり、嘉禄との接触が可能になる。輪に保護されてからはツクモに勉強を教わっているため、以前よりは知識や語彙が増えてきている。
花礫(ガレキ/CV:神谷浩史、喜多村英梨(少年時代))
本作のもう一人の主人公。黒髪黒目で頭に ゴーグル をかけている。5月21日生まれ。15 歳。血液型はO型。身長170cm。
窃盗やスリの仕事をしながら カラスナ で生活していたが、偶然盗みに入ったミネの屋敷で无と出会う。
成り行きで助けた无に懐かれ、「嘉禄がいいと言ったら腕輪をもらう」という条件で、嘉禄捜索に同行する。
短気で口が悪いが、爆弾作りや解体に長けていて、ハイジャックに巻き込まれた際も无が探し当てた起爆スイッチをいち早く解体して爆破の阻止に一役買った。
打算的で狡猾だが、悪態をつきながらも无の世話をするなど面倒見の良い一面がある。貳號艇内で隙間に挟まっていたユッキンも助けていた。
正式な教育を受けたことは一度もないが、就寝前に興味のある技術的知識に繋がる書物を寝る前に読むのが日課になっているため、知能レベルはかなり高い。また、特定の分野においては、15 歳という若さながら専門家並の知識を有する。
8歳の頃に親に売られ、運ばれる船から逃げ出したところをツバキに助けられて以来、彼女の妹弟であるツバメ、ヨタカと共に育つ。恩人であるツバキを殺した男を憎む。
ツバキが死んでからは、彼らの祖父の入院費を匿名で払い続けていた。ツバキを殺した能力者や能力者になったヨタカが死に、ツバメが輪壱號艇に引き取られ、入院費も輪が賄うことになってからは、自らの存在意義について考え思い悩む。
輪と関わるうちに彼らの隣で胸を張って歩きたいと考えている。
與儀(ヨギ)
輪の貮號艇闘員 。金髪で紫色の瞳。2 月11日生まれ。21 歳。血液型B型。身長181cm 。僻地の小国リムハッカ出身で、妹、ミュウマリィがいたが、火不火の実験により死亡して與儀だけが生き残った。
人情に厚い正直者で、ムードメーカー的な存在。その性格を買われ、平門から无と花礫の世話係(監視役)を任される。輪闘員でありながら「戦うのは失敗が許されないから怖い」と言うヘタレな部分も持つ。
ショーでは「ニャンペローナ」という着ぐるみを着て、子供たちにキャンディーバーを配っている。
左の頬に医療パッチを貼っている。リノルにて医療パッチが剥がれた時には、髪が金髪から銀髪に変わって性格も豹変し、冷酷で好戦的になる。
戦闘の際の決め台詞は「漲る男子の心意気 !ハート高鳴るキラメキ王子 ! 国家防衛機関『輪』第貮號艇闘員 與儀 参上 ! 」、銀髪になった時は決め台詞が「軋む木馬の開幕音!ハート高鳴るキラメキ王子国家防衛機関『輪』第貮號艇闘員 與儀」となる。
嘉禄(カロク/CV:保志総一朗)
血溜まりの中に腕輪を残し行方不明となった人物。
水色の髪で、頭に包帯を巻いている。髪と瞳の色は水色。1月9日生まれ。18歳。血液型は不明。身長175cm 。
離れたところからでもテレパシーのようなもので、无とコンタクトが取れる。この若さにして医術の腕は天才。无を「息子」と呼び大切にしている様子だが、彼の言動は何かと謎に包まれていて、その真意は分からない。
平門(ヒラト/CV:小野大輔)
輪第貮號艇長 。髪の色は紫で眼鏡をかけている。瞳の色は髪と同様の紫。10月22日生まれ。27歳。血液型はAB型。身長185cm。
列車がハイジャックに遭った際に、音だけで起爆スイッチの位置を探し当てた无(と花礫)に興味を持ち、 2 人を保護するよう與儀に命じる。
洞察力に優れ、会ったばかりにも関わらず、花礫が「実は殺しが嫌い」だということもすぐに見抜いた。
いつも飄々とした余裕のある態度で本心が見えにくい人物。慇懃無礼な態度で他人をよくからかっている(主に花礫や燭)。
无や花礫を保護している件については、「火不火を誘き出すための囮」と上の人間に説明しているが、実際にそれだけの理由であるかは不明。
ツクモのことは幼少期から知っている様子。朔とは同年同期。
被っている帽子は「帽子乙女( バンシー )」といって、数体の女性の姿をしたものが現れ戦闘や調査・捜索などに使われる。長時間連続使用をすると平門の身体に激しい負担がかかるらしい。輪統括指揮官である時辰の弟。
ツクモ(CV:遠藤綾 )
輪の貮號艇闘員。與儀と共に无と花礫の世話係になる。淡い色の金髪で紫色の瞳。3月2日生まれ。16歳。血液型はA型。身長159cm 。
クールで真面目な少女。輪のショーの際には美しく軽やかな演技で観客を魅了する。
戦闘員として戦う傍らで无に勉強を教えるなど面倒見も良い。无のことを「心がとても強い」と言い、個人的にも励まされる部分があるようで、平門から仕事を任されたという責任感以外にも大切に思っている。
手先が不器用なのが密かなコンプレックスでリノルでの雪ウサギなどは形が不格好だった。平門とは輪に入團する以前の幼少期からの知り合いで、当時の平門が原因で虫嫌いである。また、キイチとは入團前の訓練学園での先輩後輩の仲。
戦闘の際の決め台詞は「ティンキュンゴウと星が降り ちいさな羊が空を識(し)る国家防衛機関『輪』第貳號艇闘員 ツクモ ! 」
イヴァ(CV:本名陽子)
目次 - Contents
- 『カーニヴァル』の概要
- 『カーニヴァル』のあらすじ・ストーリー
- 『カーニヴァル』の登場人物・キャラクター
- 无(ナイ/CV:下野紘 )
- 花礫(ガレキ/CV:神谷浩史、喜多村英梨(少年時代))
- 與儀(ヨギ)
- 嘉禄(カロク/CV:保志総一朗)
- 平門(ヒラト/CV:小野大輔)
- ツクモ(CV:遠藤綾 )
- イヴァ(CV:本名陽子)
- 朔(ツキタチ/CV:遊佐浩二)
- 喰(ジキ/CV:中村悠一)
- キイチ(CV:喜多村英梨)
- 燭(アカリ/CV:平川大輔)
- 糺(アザナ/CV:岡本信彦)
- 黒白(ウロ/CV:諏訪部順一)
- エリシュカ(CV:佐藤聡美)
- 夏切(カギリ/CV:豊永利行)
- 麒春(キハル/CV:前野智昭)
- 『カーニヴァル』の用語
- 国家防衛最高機関「輪(サーカス)」
- 火不火(カフカ)
- 能力者(ヴァルガ)
- 研案塔
- 腕輪(ブレス)
- ニャンペローナ
- ヒツジ
- ウサギ
- ユッキン
- 『カーニヴァル』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):GRANRODEO『偏愛の輪舞曲』
- ED(エンディング):KAmiYU『REASON』