作曲家・佐村河内守は耳が聞こえている!ゴーストライターの暴露と検証まとめ

ここでは2014年頃に大きな話題になった、作曲家・佐村河内守のゴーストライター問題や耳が聞こえている問題についてまとめた。佐村河内守は聴覚障害のある作曲家として名を馳せていたが、彼の曲を書いていたというゴーストライターが『週刊文春』に「佐村河内は18年間全ろうであると嘘をつき続けていた」と暴露した。

新垣隆氏が、佐村河内氏は耳が聞こえていると暴露

新垣氏は会見で、このことを聞かれると、「耳に関しては、初めて彼に会ったときから今まで、耳が聞こえないと感じたことは一度もありません」と断言した。その例として、新垣氏が録音したものを聞いて、佐村河内氏がコメントするということが何度もあったと証言した。会見で、佐村河内氏が全聾を装っていた認識があるのかを確認されると、「はい」と明確に答えた。

出典: www.j-cast.com

出典: blog.goo.ne.jp

本の中で耳が聞こえていた証拠が

この本には、少女バイオリニストの大久保美来さんを訪ねるシーンについて、こんな一節がある。
<(佐村河内は)時折、ヴァイオリンのボディに手を当て、美来さんが奏でる音色を指先から感じ取り、きれいな音が出ていないことを指摘し……>

名演技を見せた上で、こんなやりとりが続く。
「美来、ヴァイオリンの音をどっちの耳で聞いているの?」
「左の耳」
「だめ。右の耳で聞かないと」

佐村河内は、バイオリンに近い左ではなく、右の耳で聞くことで、音を客観的に知ることができるとアドバイスしたという。

これが事実なら“神の手”だが、週刊文春に告発したゴーストライターは「手話や読唇術を使ったふりをしていても、熱がこもってくると、普通の会話になる」と語っている。つまり、耳は聞こえていたのだろう。

出典: gendai.net

金スマの放送の中で耳が聞こえていたことが分かる?

映像は昨年4月、佐村河内氏が出演したTBS系「中居正広の金曜日のスマたちへ」の映像。SMAP稲垣吾郎(40)が佐村河内氏の自宅を訪ね、机に向かっていた佐村河内氏の左後ろから近づき、「これが『HIROSHIMA』ですか?」と声を掛けた。間髪入れずに佐村河内氏は「そうですね」と返答。その瞬間、佐村河内氏はあわてた様子で振り返ってそばにいた手話通訳者に視線を向け、それから手話通訳者が通訳を始めたというシーンだった。

出典: news.livedoor.com

だが、「金スマ」の映像では佐村河内氏は話しかける稲垣の顔を見ていない。ネット上では「聞こえないなら即座に返答できるわけがないのに」と不思議がる声が相次いでいる。

出典: news.livedoor.com

専門医師の意見では耳が聞こえないことを偽るのは難しいとのこと

事の真偽は、疑惑の当事者である佐村河内氏の言葉を待つ以外にないのだが……。耳鼻咽喉科を専門にしている開業医の一人はこのように話す。

「聴覚障害2級とは、『両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB(デシベル)以上のもの』のことを指し、ガードの真下で電車が走り抜ける音がようやく感じられる程度の等級に相当しますが、正直、全ろうを装って医師を欺くのは相当難しいと思いますよ。聴力検査には、純音聴力検査からはじまり、語音聴力検査、耳音響放射検査、聴性脳幹反応検査(ABR)などいろいろな方法があり、通常、初めて耳鼻咽喉科で受診する場合は、まずは純音聴力検査を受けます。これは、左右それぞれの耳にヘッドホンをあて125~8000Hz(ヘルツ)の音を段階的に流し、音が聞こえたら手元にあるボタンを押すという単純な検査方法で、もし被検者が『まったく聞こえません』と自己申告すれば、聞こえないということになってしまいます。ただ、全ろうの疑いがあるということなら、普通の医療機関であれば聴性脳幹反応検査(ABR)など、自己申告に拠らないで聴力の不具合を見極められる検査をすることになるはず」

出典: nikkan-spa.jp

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