【なでしこジャパン】主将・宮間あやが語った女子サッカーの現在

カナダで女子サッカーワールドカップが行われた2015年、日本代表チーム「なでしこジャパン」は惜しくも準優勝という結果に終わった。当時キャプテンを務めていた宮間あやは帰国後、ワールドカップを振り返り、日本の女子サッカーの現在と今後について語った。

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将来のなでしこ達への想い

「私たちを目標に頑張ろうと思っている選手たちが、最後まで女子サッカーをできるように女子サッカーが文化になればいいなと思います」

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「女子サッカーの発展ために、女子サッカー選手としてがんばっていきたい」との思いを語った

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■宮間選手が語った通り、女子サッカー文化は厳しい現状にある

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伸び悩む観客動員数

多くの代表選手が所属するINAC神戸と日テレのリーグ戦での試合でも観客動員数は4373人ほど。

宮間が危機感を抱く通り、国内のなでしこリーグの観客動員は停滞しており、代表人気が日常のリーグ戦につながっていないのが現実

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代表選手がいない試合では3桁しか観衆がいない例も多くある

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W杯優勝以前のなでしこリーグは観客が入らないため入場無料の試合もあったほど

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サッカーに打ち込めない環境

国内唯一の女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」は実はアマチュアリーグ。そのため、多くの選手はアルバイトなどの収入で生計を立てています。

日本を代表する23人のメンバーの中に、アルバイトで生計を立てている選手がいる

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なでしこリーグはJリーグとは異なり、プロリーグではありません。一部プロとして活動している選手はいますが、女子選手のほとんどがアマチュア登録となっています

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今大会、右サイドバックとして好プレーを見せた有吉佐織は横浜のフットサル場で働いていることがメディアで紹介された

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所属チームの日テレベレーザとはアマチュア契約のため、報酬は受け取っていないそうです。

仮にプロ契約を結んでいたとしても年俸は300~400万円前後といわれ、代表で主将を務める宮間あや選手(岡山湯郷ベル)でようやく1000万円を超える(推定)程度

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■国際的にも徐々に人気があがってきた女子サッカー

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今大会では過去最多の観客を動員した

出場国や試合数も増加し、世界的に女子サッカー文化が広まりつつあると言えます。

国際サッカー連盟(FIFA)は6日、全52試合に増やして開催された第7回女子W杯カナダ大会の総入場者数が、史上最多の135万3506人に達したと発表

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大幅な増収見込みは、賞金額にも表れています。総額1500万ドル(約18億7500万円)

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前回11年ドイツ大会は総額740万ドルだったから倍増になります。

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