橋本奈々未（乃木坂46）の徹底解説まとめ

橋本奈々未の人物像・特徴

橋本奈々未（はしもと ななみ）とは、女性アイドルグループ乃木坂46の元メンバーで元ファッションモデル、『CanCam』の元専属モデルである。北海道旭川市出身。1993年2月20日生まれ。
2011年（平成23年）8月21日、乃木坂46の1期生オーディションに合格。選抜メンバーとして、1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビュー。2ndシングル「おいでシャンプー」のカップリング曲「偶然を言い訳にして」では初のユニットを務めた。

粒ぞろいといわれた乃木坂46メンバーの中でも特に「極上のビジュアル」と評判。ファッション誌「CanCam」専属モデルで、ファッションリーダー的存在。
橋本は乃木坂46をグループ初期からフロントメンバーとして牽引してきた1人であり。1stシングルから卒業までの全ての選抜で福神入りを果たしているのは白石麻衣と橋本の2人のみだ。

実はロック好きな橋本は、ファンの間ではロック好きで有名だ。最初にロックを意識して聴くようになったのは小学生のときで、よくBUMP OF CHICKENを聴いていたという。その後、ELLEGARDENにいき、くるり、フジファブリック、ゆらゆら帝国、サカナクション、NUMBER GIRL、スピッツ、10-FEETなどを聞いた。
乃木坂46のオーディションでもアンダーグラフの「ツバサ」を歌唱したことからも、ロック好きな彼女がアイドルになったことは奇跡だと言われている。
ロックバンド・フジファブリックのライブに来場した際に「ファンです！」と打ち明けたことがきっかけに、フジファブリックのコンセプトミニアルバム『GIRLS』収録曲の「Girl! Girl! Girl!」のミュージックビデオ（MV）には、橋本が出演している。
アルバムを象徴するMVに「華やかな女の子に出演してほしい」と考えたメンバーの頭には、真っ先に橋本の顔が浮かんだと言う。

橋本が乃木坂46に入った理由も、「生活苦がどうにかならないという思いで受けた」と、かなりロックである。実家はかなりの貧乏で、ガス・水道・電気が料金滞納で止まるなど日常茶飯事だった。上京してからの橋本は、学費や生活費はすべて自己負担、さらには大学での材料費もすべて自分で賄わなければならなかったため、切り詰めた生活を送っていたという。
彼女のトレードマークだったショートカットも、実は生活苦から。東京でカットすると2週間分の食費がかかることから、カットモデルで費用を浮かせていたのだ。
ちなみに彼女のタイプの男性は「借金をしない人」である。
乃木坂46に入った後は、楽屋で弁当は出る、グルメロケではおいしいものが食べられるなど、「ごはんを無料でいただけるのが本当に嬉しい」と語っている。

そんな橋本は、性格もかなりロック、クールな性格として有名である。もともとクールビューティーで才女のイメージが強い橋本。2015年8月に初のソロ写真集『やさしい棘』を出版した際には、「いくら私が明るくやわらかく振舞おうと、クールな部分は出てしまう。こういうところが私にとっての棘っていうところなのかな」と語っている。
橋本が纏う“危うさ”。秋元康は写真集のタイトルを『やさしい棘』と題し、橋本がセンターを務める16thシングル曲「サヨナラの意味」のストーリー仕立てのMVでは、“棘人”という種族で登場している。

また、ドSなところもある橋本は、他人の不幸話で笑ってしまうという。そんな橋本に、メンバーがそれぞれ不幸話を披露し、最も不幸で笑える話を橋本がジャッジするというテレビ番組も放送された。番組序盤、生田絵梨花が小学校2年生の頃に起きた「骨折エピソード」を披露すると、橋本は笑いながら「え、それ治るのはどれくらいかかったんですか？」と聞き、生田が「1年ぐらい」と答えると、橋本はまたしても笑いを抑えきれない様子で「自転車に巻き込まれて、1年？」「小学2年生のね、動きたい盛りなのにね、かわいそうにね」と笑った。
実の弟も「姉はドSなんです」と証言。証言によると、「お湯の温度が80℃ぐらいになったら教えて」と橋本に頼まれたので、「どうやったらわかるの？」と弟が聞くと、「手を突っ込んで『熱い！』と思ったら80℃だから」と言ったという。
また、コンサートを観に来た弟が乃木坂の美女軍を目の前にしてニヤニヤしていたため、いきなりビンタをお見舞いするなど、特に弟にハードに当たっていることが報告されている。さすがに他のメンバーも若干引き気味だったという。

クールでロックでドSな彼女だが、実はとても思いやりもある娘で、メンバーからも慕われている。
メンバーからも、「ななみんはよくクールで怖いイメージで語られる事が多いけど、実は「淡々としてる」だけだと思うんですよね。変に気を使う訳でもないし、変に距離を空ける訳でもない。」と語る。

ドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の作品内のインタビューでは、橋本は弟の大学の学費を支払うことも宣言している。
さらに、2016年の目標として「弟の大学の学費を全部支払う。親に家を買う」ことを挙げていた。

昔貧乏だったことも話題となった橋本だったが、人気絶頂の中で、卒業と芸能界引退を発表した。

趣味は読書、バスケットボール観戦、散歩、長風呂。特長は嗅覚が鋭いこと。においで乃木坂のメンバーをかぎ分けられるという。
乃木坂46では、御三家、検定八福神、an・an美脚選抜、メガネ選抜。
保有資格は色彩検定3級、珠算検定準2級、語彙・読解力検定準2級。

乃木坂46の徹底解説まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

乃木坂46とは、2011年8月21日に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。AKB48と同じく秋元康プロデュースのグループであり、のちに誕生する「欅坂46」や「日向坂46」など「坂道シリーズ」の第一弾グループでもある。当初はAKB48のライバルということで何かと比較されることが多かったが、現在では第59回、及び第60回の日本レコード大賞を連続受賞するなど、「AKB48の公式ライバル」という看板はもはや不要の「乃木坂46」という唯一無二のアイドルグループとして君臨している。

橋本奈々未の活動経歴

生活苦から乃木坂46として活動開始

2011年（平成23年）、東京の美術大学へ進学した橋本は、大学1年生の夏、インターネットで乃木坂46の1期生オーディションに応募した。生活費はアルバイトでしのいでいたが、生活が苦しかったという。
2011年8月21日、乃木坂46の1期生オーディションに合格。暫定選抜メンバーに選ばれ、立ち位置は前列だった。
2012年（平成24年）2月22日、1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビュー。5月2日には、2ndシングル「おいでシャンプー」のカップリング曲「偶然を言い訳にして」で初のユニットを務めた。

2013年（平成25年）4月7日より、テレビドラマ『BAD BOYS J』にヒロインの由本久美役で出演。さらに、7月8日より月9ドラマ『SUMMER NUDE』に石狩清子役で出演した。乃木坂メンバーによる月9ドラマへの単独出演は、生田絵梨花に次いで2人目、レギュラー出演は橋本が初だった。
その後、仕事が忙しく通学が困難になったため、2014年に美術大学を中退した。

アナフィラキシーで入院

2014年8月25日、 「わたしは今お休みを頂いて療養させてもらっています。大阪公演後、アナフィラキシーで入院しました」と病状を告白し、入院したことをオフィシャルブログで発表した。
同ブログによると、16日の大阪市中央体育館公演後、アレルギー反応の一つである「アナフィラキシー」と診断され入院。橋本は21日の福岡公演、24日の仙台公演も欠席し、26日の名古屋公演への出演を取り止めた。
以前にも同ブログで、全国ツアー初日にあたる16日の大阪公演後に入院して一度退院したことを明かしていたが、その後も入退院を繰り返していた。
橋本は 「原因はまだ分かっておらず、退院してもまた再発しては入院、を繰り返しています」、「今は正直、どうしたらいいか分かりません。早くライブに出たいです。たくさん迷惑かけて、ごめんなさい」と謝罪した。

アナフィラキシーとは、ヒトや他の哺乳類で認められる急性の全身性かつ重度な過敏症のアレルギー反応の一つである。 ラテン語のana（無）とphylaxis（防御）からなり、〈無防御〉を意味するが、医学的にはアレルギー性反応の一つのタイプとされる。
アナフィラキシーは急激に発症して広い範囲にわたり、生命を脅かすほど重症化することがある。日頃よく耳にする花粉症やアレルギー性鼻炎、気管支喘息等も即時型アレルギーだが、部位は病気により限定される。一方、アナフィラキシーの場合は全身にアレルギー症状があらわれるのが特徴。
アナフィラキシーが起こる仕組みには、免疫システムが働いている。 アレルギーの原因となる物質のことをアレルゲン（抗原）と呼ぶが、そのアレルゲンが体の中に入ってくると、体の中ではそのアレルゲンに対するIgE抗体が作られる。これがさまざまなアレルギー症状を引き起こす。アナフィラキシーの原因は食べ物がもっとも多く、続いて蜂などの昆虫、薬物となっている。天然ゴム、ワクチンなどもアナフィラキシーの原因になり得る。
食べ物のアナフィラキシーの原因というとピーナッツやそばが多いというイメージがあるが、実は鶏卵アレルギーが、軽症から重症まで含めた人数が一番多い。
しかしアナフィラキシーは、原因の検査をしても特定できず、原因不明となる場合も少なくない。橋本の場合も、原因は不明ですべての地方公演をキャンセルし東京公演復帰を目指すしかなかった。

アレルギーの症状には皮膚や粘膜系、呼吸器系、循環器系、消化器系、神経系の症状があり、それぞれの臓器では軽いものから重いものまで様々な症状がある。その症状はさまざまだが、もっとも多いのは、じんましん、赤み、かゆみなどの「皮膚の症状」である。その他、呼吸困難、めまい、腹痛、下痢、意識障害などがあげられる。どのような症状が出現するのか、出現までの時間や重症度などは、個人差がある。また、アナフィラキシーの原因に左右されることもあるため、決して画一的なものではない。

血圧が低下して意識消失を起こす症状は、「アナフィラキシーショック」としても知られている。急激な血圧低下により意識を失うなどの「ショック症状」も1割程みられ、これはとても危険な状態でる。急激に全身の血管の拡張を来すとショックになり、症状がひどい場合には死に至る危険性もある。日本では、蜂刺されによるアナフィラキシーショックで年間20人ほどが亡くなっている。

根本的な治療法は確立されていない「アナフィラキシー」。まずは発症させないという予防が大事で、原因を避けることが重要となる。
アナフィラキシーは即時型アレルギー症状のひとつなので、症状を起こさないためには原因となるものを食べない（接触しない）ことが必要だ。

格好良くてロックな芸能界引退

2015年（平成27年）3月23日には、ファッション誌『CanCam』の専属モデルに起用された。8月28日、初のソロ写真集『やさしい棘』を発売。写真集は同年9月7日付のオリコン週間ランキングのBOOK総合部門で4位、写真集部門で1位を獲得した。

2016年、10月19日深夜に放送された『乃木坂46のオールナイトニッポン』で、橋本は自身の誕生日でもある来年の2月20日を目途に乃木坂46からの卒業および芸能界からの引退を発表した。
橋本によると、「乃木坂に入った時から“いつかは卒業する”と考えていた。私は入った場所がたまたま芸能界だったので、その先を考えたことがなく、そのまま5年間来た。活動を続けていく中で“私はそっち（一般人）かな”という気持ちになった」と語った。
16枚目のシングル「サヨナラの意味」ではセンターを務め、その活動の終了を目途に卒業するという。目安は自分の24歳の誕生日にあたる2017年2月20日とした。
橋本は以前から卒業が噂されていた。心の準備ができていたとはいえ、予想を遥かに超える“芸能界引退”だったため、大きなショックを受けたファンも多かった。

乃木坂46が上り調子である今、橋本が芸能界引退を決意したことに、橋本と番組で共演している設楽は「『なんで？』って思っちゃう」と率直に感想を述べていた。
一方で、設楽は多くの人から羨望の的である芸能界をキッパリと捨て、一般人に戻る橋本の決意に「お金とかじゃないんだね」「カッコイイっちゃカッコイイよ。一歩踏み出す感じが。（自分なら）できないなって思っちゃう」と感心。

橋本の引退の直接のきっかけは、北海道に住む母からの手紙だった。「去年の今ごろに突然、何の前触れもなく長文の手紙が来て。『無理しないでね』『好きなことしていいからね』って」。
乃木坂46を卒業はしても、女優やタレントとして活躍しているメンバーは多い。そのため、ファンの中にも芸能界引退まで、と思った人も多い。しかしそこが彼女らしい所なのだろう。

2017年（平成29年）2月20日、自身の24歳の誕生日に開催された『乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE〜橋本奈々未 卒業コンサート〜』をもってグループから卒業し、芸能界を引退。
去り際はアイドルの歴史の中でも屈指の格好良さだった。どのような事情があったにせよ、最初から最後まで橋本奈々未は前例のない唯一無二のアイドルだったといえそうだ。

橋本奈々未の代表曲

「ぐるぐるカーテン」

2012年2月22日に発売された乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」。橋本奈々未は選抜メンバーとして歌唱しており、ここから卒業シングルとなる16thシングル「サヨナラの意味」まですべての楽曲で選抜入り、かつ福神入りしている。

「おいでシャンプー」

2012年5月2日に発売された乃木坂46の2ndシングル「おいでシャンプー」。

「走れ！Bicycle」

2012年8月22日に発売された乃木坂46の3rdシングル「走れ！Bicycle」。

「制服のマネキン」