革命のリベリオン(神永学)のネタバレ解説・考察まとめ

『革命のリベリオン』とは、2014年より刊行されている神永学によるアクション小説シリーズ。作家デビュー10周年記念作品。DNAランクによって人生が決定される絶望的な格差社会を舞台に、最下層の少年コウが謎の男イザナギや少女イヴと出会い、世界を正すための革命に身を投じる物語である。コウはイザナギの下で教育を受け、人型機動兵器リベリオンを駆り、腐敗した権力やテロリストに立ち向かう。神永作品特有のテンポの良い文体と加速するスピード感、一癖あるキャラクターたちが織りなす先の読めない展開が魅力の作品。

イザナギ

白い長髪が特徴の謎多き男。右腕と左脚が義手・義足という特異な外見を持つ。現行のDNAランク社会の欺瞞を暴き、世界に真の「光」をもたらすための革命を計画している。第II部では米国帰りの実業家として社交界に姿を現し、表裏両面から既存体制を揺さぶる。

イヴ

黄金の瞳を持つ神秘的な少女。イザナギを深く慕い、常に彼と行動を共にしている。高い戦闘能力や特殊な素養を秘めているが、その素性は物語の核心に触れる大きな謎に包まれている。

クリス

警察組織のテロ対策班を率いる若き隊長。低いDNAランクでありながら、その冷徹な野心と実力で現在の地位まで上り詰めた叩き上げの軍人。秩序を守る立場でありながら、歪んだ正義感や社会への復讐心も抱えており、後に警察を免職となってからも自らの信じる目的のために動き続ける。

ユウナ

コウの最愛の妹。重い病気を患っている。

テロリスト集団

タケル/フォックス

裏社会で暗躍するテロリスト集団のリーダー。通称「フォックス」。政府に対して改竄前のDNAデータの公表を求めるなど、過激な手段で体制転覆を狙う。その行動原理には深い哀しみと社会への強い憎悪が混在している。

ハク

フォックス(タケル)の側近として裏社会で動く人物。

権力者

市宮潤一郎(いちみや じゅんいちろう)

ミラの父親。全国民のDNAデータの鑑定や管理、監督をするイチミヤコーポレーションの経営者。上流階級の中でも特に影響力が強い一族である。

三島龍平(みしま りゅうへい)

財政界とのパイプを持つ裏社会のトップ。“持てる者”たちからの闇仕事を引き受けている。

その他

マコト

ミラの婚約者。特権階級としての地位に安住しているが、突如現れた巧(コウ)に対して強い劣等感と敵対心を抱く。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents