ストレートに「ホームズスタイル」を継承したバディもの「臨床犯罪学者 火村英生の推理」がドラマ化!
変人探偵とそれをフォローする助手的存在の作家。
ストレートに「ホームズスタイル」を継承した「作家アリスシリーズ」が、ドラマ化され2016年1月17日から放映がスタートしました。
主役ふたりには、斎藤工と窪田正孝という今勢いのある人気俳優を配し、推理好きにもイケメン好きにも楽しみな展開になりそうです。
原作「作家アリスシリーズ」について
『作家アリスシリーズ』(さっかアリスシリーズ)は、有栖川有栖による日本の推理小説のシリーズ。
同作者による『学生アリスシリーズ』と区別のために「火村英生シリーズ」・「作家編」などとも呼ばれる。「ロシア紅茶の謎」など、タイトルに国名を冠した作品は特に「国名シリーズ」と呼ばれる。
探偵役である犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(以下アリス)が主な登場人物であり、作品の多くはアリスの一人称で語られる形となっている。大阪、兵庫、京都などの各府県警本部にそれぞれレギュラーの捜査チームが協力者として存在し、非常に細かく描写されている(スピンアウト的な主役作品も存在する)のもシリーズの特徴である。
出典: ja.wikipedia.org
ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」について
臨床犯罪学者 火村英生の推理 日本テレビ
www.ntv.co.jp
変人探偵とそれをフォローする助手的存在の青年。
ストレートに「ホームズスタイル」を継承した新しい推理ドラマが始まります。
本作での「ホームズ」役・火村英生を演じるのは、斎藤工。
フェロモン全開な役者さんのイメージが強いのですが、本作ではBBC「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチを連想させるような髪型と着崩したコートがクールでかっこいいです。
対して、「ワトソン」役・有栖川有栖役の窪田正孝さんは、別記事でも紹介した若手俳優では一押しの成長株。
どんな役柄が来てもすんなりとはまってしまう不思議な魅力を備えていて、本作ではどのようなフォローぶりが見られるのかが楽しみです。
脇を固める俳優陣も、夏木マリ、生瀬勝久、山本美月など芸達者な曲者が勢ぞろいしており、作品のクオリティにも期待が高まります。
主なキャスト
◦ 原作:有栖川有栖「火村英生シリーズ」
◦ 脚本:マギー
◦ 脚本:佐藤友治
◦ 演出:佐久間紀佳
◦ 演出:明石広人
◦ 演出:浅見真史
◦ プロデューサー:松岡至
◦ プロデューサー:戸田一也
◦ プロデューサー:小泉守
◦ プロデューサー:松山雅則
◦ 主題歌:Selfy Trick/EDGE of LIFE
◦ 斎藤工
火村英生 役
英都大学社会学部で犯罪社会学を担当している准教授。フィールドワークと称し、殺人事件の捜査協力をしている。犯罪に興味を持ったきっかけは「人を殺したいと思ったことがあるから」で、その心の闇はベールに包まれている。
◦ 窪田正孝
有栖川有栖 役
推理作家で火村の学生時代からの親友。火村の“保護者役”として捜査現場に同行しているが、思いつきの推理はことごとく外れる。一見、頼りないが、危うげな火村を助けたいと強く思っており、彼を見守り続ける。
◦ 優香
小野希 役
京都府警捜査一課の刑事。愛称はコマチ。部外者の火村と有栖が捜査現場に出入りすることを快く思っておらず、何かにつけて現場から追い出そうとする。やがて、火村の優秀さを認めざるを得なくなっていくが、同時に彼の心の闇も感じ取っていく。
◦ 山本美月
貴島朱美 役
英都大学社会学部の学生。火村のゼミを履修しており、火村を取り巻く華やかな女子大生グループの1人。だが、ある目的で火村に近づいており、時折、物憂げな表情を見せる。
◦ 長谷川京子
諸星沙奈江 役
世間を震撼させる過激派集団「シャングリラ十字軍」の指導者。自らは手を汚さず、構成員の心を巧みに操って事件を起こしていく。ある出来事を機に火村と接見し、互いに興味を抱くようになる。
◦ 生瀬勝久
鍋島久志 役
京都府警捜査一課の刑事。火村と有栖の推理に厚い信頼を寄せている。2人に頼りっぱなしで、一見プライドがなさそうだが、部下には強気で毒舌な一面も。
◦ 夏木マリ 篠宮時絵 役
火村が暮らす下宿の大家。火村を息子のようにかわいがっており、人嫌いの火村も彼女には心を開く。ミステリー小説好きで、有栖の作品のファンでもある。
出典: www.ntv.co.jp
相関図を見ると、火村=ホームズ、有栖川=ワトソン、諸星沙奈江=アイリーン・アドラー(+ジェイムス・モリアーティ要素もあり)
鍋島刑事=レストレード警部、篠宮時絵=ハドソン夫人 的な意味合いをもたせてあるように思えます。
初回(1/17放送分)雑感。
初回を見た感想を追加しておきます。
BBC「シャーロック」が好きな人ならば、随所に「あっ、これこれ!」と思わず突っ込みを入れたくなるような場面がありました。
例えば
⚪︎火村が事件捜査のため、でかけるときにばさっとコートを翻して着るシーン。
⚪︎というか、事件が起きると思わず嬉しそうな表情になるところや、一緒に捜査をする女性刑事(優香)から『この人危ない』と思われるところなど、そのままシャーロックです。
⚪︎実際に火村がアリスを「ワトソン君」と呼びかけるシーンもありました。
もっとも、火村のコートのダボダボ具合はどちらかというとコロンボを想起させますが、着ている人が斎藤工なのでスタイリッシュに見えちゃうのでしょうね。
それから、ワトソン役の窪田くんは、京都弁が可愛いです!あと、危なっかしい火村をフォローする姿も健気ですねぇ。
そうそう、火村とアリスが隣人からゲイと勘違いされてるシーンなんかは、やっぱりシャーロックとそっくりでした。
緩急つけたカメラワークも「シャーロックシリーズ」と重なります。
ホームズ譚におけるハドソン夫人的役回りの夏木マリさんが、珍しく「おばちゃん」っぽい感じで、でもこれがとてもチャーミング。
舞台が京都というのが、良い感じです。舞台が東京だったらもっとドライで冷たい感じの展開になるかもしれないので。
と、初回を見て感じたことをざっと書いてみました。