The Beatlesが経営していたアップルレコードからアルバムを出し、ポール・マッカートニー作詞作曲による「come and get it」(マジック・クリスチャンのテーマ)(1969)を歌った彼らは、正真正銘のビートリッシュバンド第一号と言えるでしょう。 ボーカルのピート・ハムを中心とした4ピースバンドの彼らの曲は、どこを切ってもビートルズの香りがして、未だに愛好家も多い伝説のバンドです。 ニルソンのヒット曲として知られている「WITHOUT YOU」が実は彼らのオリジナル曲だったことはご存知でしょうか。 メンバーのうち二人までもが自殺で亡くなっていることから「悲劇のバンド」として語られることも多く、ともすればそういうスキャンダラスな面ばかりが注目される嫌いもありますが、曲のクオリティは大変高いので、もっと評価されても良いと思います。
アップル時代 DAY AFTER DAY(1971)
ワーナーブラザーズ時代 NO ONE KNOWS(1974) 曲の途中で突然出てくる日本語での「語り」は、加藤ミカによるもの。(プロデューサー、クリス・トーマスの奥様)
デンマーク発・異色のビートリッシュバンド。彼らのことを知っているという方は、おそらく相当のマニアではないでしょうか。チョイスした曲がおさめられたアルバム「SITTING IN THE PARK」は、ビートルズっぽい音が好きな人なら絶対耳がぴくっと動くこと間違いなし!ペットショップボーイズにやや似た雰囲気もありますが、北欧らしい適度なウェットさがあって日本人にも好まれると思います。