これならいける?お金をかけずにギター器材をそろえる方法

ギターのエフェクターについて詳細な知識を紹介されていた方がおられましたが、実際に器材をそろえるとなるとお金がかかってしまうのが欠点です。そんなあなたにオススメしたい「できるだけお金をかけずにギターの器材をそろえる方法」を紹介します。意外なところにギターアンプやキャビネット、エフェクターの代わりとして使えるものが転がっているのです。そう、あなたの目の前にあるパソコンです。

目の前のパソコンがギターアンプになる?

ギターというのはなかなか奥が深い趣味なようで、アンプやキャビネットもいろいろなメーカーから発売されており、それぞれ個性が違っています。エフェクターについてもしかりで、同じディストーションでもメーカーが違えば音が違ってきたりします。かくして大量に器材を買いこんでしまうわけですが、実際のところそんなにお金を持っている人ばかりじゃないですよね。バイトで苦労してお金を稼いで、やっとギターを買ったという少年も珍しくないでしょう。さらに器材を買いそろえるとなると大変です。でも、そんなあなたに教えたいことがあります。目の前のPCがアンプにも、キャビネットにも、エフェクターにもなるのです。

まずはギターとPCをつながないと

やり方は意外と簡単で、まずはギターとPCを接続し、フリーのアンプシミュレーターソフトで加工するだけです。とはいえ、Core Audioを備えているMacはともかく、Windowsの場合はギターとPCをつなげてもレイテンシーが大きいため、違和感が出てしまいます。このため、ギターとPCの接続にはUSBオーディオインターフェースを使用することになりますが、その中でもオススメの製品がこれです。

www.amazon.co.jp

実売2000円台ですから、ギター本体から考えれば安いものです。Windowsの場合、レイテンシーを抑えるASIOドライバーにも対応しています。あとは適当なケーブルを買ってくればいいでしょう。そして、購入する必要があるのはこれだけなのです。

おススメソフトその1・Line 6の「POD Farm」

Line 6といえばギターアンプシミュレーター「POD HD」などを製造しているメーカーで、ギター弾きならば知っている人も多いでしょう。そのLine 6がPCソフトとして提供しているのが「POD Farm」です。実はこのソフト、フリー版としても使用することができるのです。使用できるギターアンプが2種類、キャビネットが2種類と極めて限られた数ではありますが、それでもタダで使用できるのですから贅沢は言えません。32ビットと64ビットの両方に対応しているのもメリットです。もし気に入ったら有料版にアップグレードしてもいいでしょう。ちなみにスタンダード版が99ドル、プラチナ版が299ドルです。

jp.line6.com

おススメソフトその2・IK Multimediaの「Amplitube CS」

アップグレードの際に一気にお金を払うのが嫌だという人は、これもアンプシミュレーターとしては老舗メーカーであるIK Multimediaが出している「Amplitube CS」はどうでしょうか。

www.ikmultimedia.com

画像はAmplitube 4のものです。CSとは多少の違いがあるかもしれませんが、お許しください。

インストールすればある程度のアンプやキャビネットがついてくるのはPOD Farmと同じなのですが、もっと増やしたいと思ったときには、Custom Shopで個別に購入することができるのです。一気に買い揃えるよりも、1つずつなら安価ですし、FenderやOrange公認のアンプシミュレーターもあります。ただ、64ビット環境でしか使えないのが欠点です。

いずれのソフトも最初は無料で使用でき、しかもスタンドアローンモードがありますので、シーケンサーのプラグインとしてではなく、単独で立ち上げることも可能です。器材にお金を掛ける余裕がないときは、とりあえずこれで始めてみるのもいいかもしれませんね。

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