可愛い外見に哲学の様な深~いセリフ。ぼのぼのが愛されているワケ

『そうか、強くなるっていうことはわかることか。わからないから、こわいんだね』
ゆるキャラの様なふにゃっとした外見のラッコのぼのぼのの一コマ。ふとした一言がとても考えさせられますね。
グッズも販売したりアニメ化したり、未だに根強い人気を誇るそんなぼのぼのの長ーく愛される理由を紐解いていきます。

ぼのぼのとは?

『ぼのぼの』(BONOBONO)は、いがらしみきおによる日本の4コマ漫画(ただしほとんどは8コマ)作品と、その主人公のラッコの名前。また、その4コマ漫画を原作とするテレビアニメーション・アニメーション映画。
不条理ギャグと哲学とほのぼのが融合した、独特の作風が特徴。2014年7月時点で第39巻まで発売されており、総発行部数は2007年時点で約900万部。2006年で連載20周年を迎えた。

出典: ja.wikipedia.org

森の主な住民達

ぼのぼの

主人公のラッコ。青色の体で海に住んでおり、手には常に貝殻を持ち歩いている。
性格は名前の通り、ぼーっしていて何事にも疑問を抱く広い視野を持っているが、疑問が解消するまで色んな相手に聞きまわったりする。
また、あまりにも想像力が豊かすぎて、森の住民を困らせてしまったり、自分の想像上の動物を極端に怖がったりする。
一方で、鋭い観察眼や優れた記憶力などを持っていたりもする。

シマリスくん

ぼのぼのの友達。性別はオスなのだが体毛はピンクで常にクルミを持ち歩き、女性言葉を使いぼのぼのを含め同年代を「~ちゃん」と呼んでいる。
連載当初は森の住民からいじめられる気弱なキャラクターだったが、最近では攻撃的な一面を見せる様になった。
攻撃的な一面が出てからも他の森との住人との対立が多かったり、気苦労が絶えなかったり苦労人な性格は連載初期から変わってはいない。

アライグマくん

ぼのぼのの友達。体は黄土色、喧嘩が強く、主にシマリスくんをいじめるリーダー的存在で、わがままで粗暴な意地悪な性格なキャラクター。
交友関係が広く、また暇を持て余すのが嫌いな為、色々な遊びを考えてぼのぼの達を巻き込む傾向がある。
上記二人に比べ、大人びた考えを持っているが、内面はまだ子供らしい所等の一面も持つ。
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スナドリネコさん

ぼのぼのが一番信頼し、心を開いているキャラクター。体は金色で、花鳥風月を愛し、冷静沈着で孤高のキャラクター。
皆に慕われているが、人を馬鹿にしたような態度を取ったりなどで下らない対立を生むこともある。
何より怠惰を好み、物知りな為よく色んな住人から質問を受けるが、主に質問してくるのはぼのぼのである。

愛される哲学的名言・名セリフの数々

ぼのぼの

ボクらはムリばかりしている。どうなりたいんだろう。
どうなりたくないんだろう。

たいへんなことはいつも起きていて、ボクたちがそれを知らないだけなのだろう。

シマリスくんはユーウツなのだ。
ユーウツというのは、こまることをこまることだ。

誰かといっしょに歩くのはたいへんだね
ぶつからないように はなれないように
話しながら笑ったり 曲がらないようにして
あわてないようにして うるさくないようにして

何かを探すんだったら道をまちがえちゃいけないよ。
ひとつでもまちがえるともう見つからないよ。
でもまちがっても大丈夫。
別なものが見つかるから。

シマリスくん

わかってみればどうってことないことばかりなのでぃす。
でも問題は、どうしてみんなそんなどうってことないことばかりやるのかなぁということなのではないでしょうか。

いつだったかおとうさんがたいせつにしているものをこわしてしまったことがあるのでぃす。
正直に言おうか言うまいか三日三晩悩みました。
その間が地獄なのでぃす。しかし正直に言うと決めれば地獄は終わるのでぃす。
あとは最悪でも、どなられるかなぐられるだけではねいでぃすか。

ぼのぼのちゃん、大人になるとともだちはいなくなるのよ。
大人になると『ともだち』じゃなくて、『友人』になるのよ。
『友人』だから、『ともだちのひと』ということよ。
だから『ともだち』とはちがうのよ。

アライグマくん

生きていくのって難しいとか思ってるわけ?
難しいって誰かに言われたから、難しいと思ってるんじゃないの?
メシ食って動きまわって寝て、メシ食って動きまわって寝て、死ぬ時が来たら死ぬしかないんだよ。
それのどこがむずかしいんだよ。

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