『オトナ女子』とは、2015年10月より放送を開始したフジテレビ系「木曜劇場」枠のドラマ。主演は篠原涼子。
本作は、オトナの女性が持つ葛藤を描いたライフドラマである。自分と付き合う男はことごとく成功するが、仕事の事情や新しい女性の出現で自分から離れていってしまう。そんな、「アゲマンだけど自分は幸せになれない」女性3人が、“幸せ”をつかむべく、夢をかなえるために奮闘していく物語。
『オトナ女子』の概要
『オトナ女子』とは、2015年10月15日から12月17日まで毎週木曜日にフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送された、オトナの女性が持つ葛藤を描いたライフドラマである。主演は篠原涼子。その他、吉瀬美智子、鈴木砂羽、谷原章介、江口洋介らが出演する。
いくつになっても“女子”でありたい。“オトナ”になっても“女子”であることを諦めない。仕事も恋も経験してきたけれど、まだ本当の相手に出会えていない。自分と付き合う男はことごとく成功するが、仕事の事情や新しい女性の出現で自分から離れていってしまう。
本作は、そんな「アゲマンだけど自分は幸せになれない」女性3人が、だめな男に振り回されながらも時に傷付け合い、励まし合いながら、“幸せ”をつかむべく、夢をかなえるために奮闘する物語である。
『オトナ女子』のあらすじ・ストーリー
アラフォー女子と偏屈脚本家
中原亜紀(なかはら あき)は40歳、独身のキャリアウーマンである。仕事では年下の部下を率いるしっかり者だが、私生活では恋愛でいつも相手に尽くしすぎてしまい、なかなか幸せを掴めずにいた。プライベートでは、デビューを目指す年下のミュージシャン・山岡伸治(やまおか しんじ)と同棲していたが、彼には本音を出せず、心を許せるのは同い年の独身女性であるフラワーショップオーナーの大崎萠子(おおさき もえこ)と、バツイチで3人の息子を育てる坂田みどり(さかた みどり)の二人だけ。彼女たちとの女子会が、日頃の愚痴を言い合う唯一の場所であった。
亜紀はモバイルコンテンツ部のリーダーとして、アラフォー女性向けの恋愛アプリ開発を主導している。この企画には、プレイボーイな社長の栗田純一(くりた じゅんいち)も期待を寄せていた。
亜紀はアプリ企画を成功させるため、かつて数々の恋愛ドラマをヒットさせた伝説の脚本家・高山文夫(たかやま ふみお)にゲームの監修を依頼することを思いつく。高山が入り浸るカフェを訪れた亜紀だが、高山は企画書を一瞥するなりいい年して胸キュンもないと一蹴。その偏屈な態度にカチンときた亜紀は高山の態度を思春期丸出しの偏屈男と言い放ち、二人の最悪の出会いが幕を開けることになった。
失恋と新たな恋
亜紀は高山に監修を引き受けさせることに成功するものの、直後に伸治に振られてしまった。後日、打ち合わせに来た高山は独自の恋愛論を展開し、亜紀の夢や仕事の根幹を否定するが、この衝突は亜紀が自分の恋愛観や仕事と向き合うきっかけを与えていく。
その後、亜紀は高山の担当編集者である池田優(いけだ ゆう)に出会い、真面目な彼からアプローチを受ける。池田に交際を申し込まれた亜紀は、慎重に交際をスタートさせた。
交際を続ける中、亜紀たちのアプリ企画のシナリオが完成するが、高山は波乱が足りないと助言。恋愛には適度な波風が必要だという高山の指摘は、順調に進みすぎる池田との交際に、逆に不安を覚える亜紀の心に影を落とした。高山は、池田との交際にどこかしっくりこない様子の亜紀に対し、二人がお互いに気を遣いすぎていると指摘した。しかしその後、亜紀は高山から思いがけずキスをされてしまい、動揺する。
高山との急接近
亜紀を動揺させる行動としてキスをした高山だったが、キスはただの誤作動だったという伝言を残し、亜紀の心をかき乱す。その直後、亜紀と池田の交際も破綻を迎えた。
失意の中、亜紀は温泉宿へ向かった。亜紀からのメッセージを見て心配した高山はすぐに温泉宿まで駆けつけるが、酔って寝ている亜紀を見て自分の行動を否定し、帰ってしまう。亜紀は後日、高山が駆けつけてくれたことを知り、問いただすが、誤解をしているのではないかと言われてしまった。
亜紀は仕事も上手くいかず、部署異動へ移動になり悪戦苦闘する。しかし高山や部下たちの助力で、無事にモバイルコンテンツ部に復帰した。
高山は、小説の執筆の参考と称して、亜紀を彼女が好きなJAZZの演奏会に誘う。ドレスアップして現れた亜紀を迎え、二人は親密な時間を過ごしたのだった。
二人のこれから
ついに亜紀たちが取り組んできたアラフォー向け恋愛アプリが完成した。亜紀は打ち上げに高山を誘うが、高山は仕事でなかなか来ない。そこへ部下の前川亮介(まえかわ りょうすけ)が現れ、亜紀に告白する。亜紀は断るが、そのシーンを見てしまった高山は焼きもちを焼いて去ってしまった。亜紀は前川に気持ちには答えられないと言い、高山を追いかける。高山は亜紀の手を握り、二人は亜紀の家へと向かうのだった。
友人たちもそれぞれ新たな道を見つけた。萠子は母親から自立するため一人暮らしを決意し、みどりは子供たちへの愛を再確認したのだった。
高山との朝を迎え、幸せを感じていた亜紀。しかし、亜紀は高山が忘れた万年筆を返しに行った際に、彼の書きかけの小説を読んでしまう。その小説には自分のことが書かれており、高山の今までの行動はすべて小説のネタ集めのためだったと思った亜紀はショックを受ける。
二人は喧嘩別れするものの、後日、亜紀を待っていた高山は、彼女に完成した小説を差し出した。亜紀の許しがなければ世には出さないと言う。高山は、亜紀の明るさが自分を変えた、亜紀の明るさがあれば小説が書けると思ったのだと言い、好きでもない相手のことを毎日考えて書くことなんてできないと思いを伝える。
高山と別れた後、亜紀は一人で彼の小説を読んだ。そして高山のいる店に行き、彼と小説の手直しをした。小説を読み返しながら、過去を振り返る二人。
後日、高山の小説の出版を祝ってパーティーが開かれた。小説は、女性の心情がよく表れていて好評らしい。
パーティーの帰り道、亜紀はこれからも高山に好きでいてもらうためにいくつになっても綺麗でいたいと言い、二人はイルミネーションをバックにキスをしたのだった。
『オトナ女子』の登場人物・キャラクター
主要人物
中原 亜紀(なかはら あき/演:篠原涼子)
主人公。大手恋愛アプリ会社に勤務するキャリアウーマン。おしゃれで仕事も出来るが、プライベートではダメな男に尽くしすぎてしまい、いつも振られてしまう。
彼氏の前では本音を出せないが、女友達である萠子、みどりと愛猫のちくわにだけは心を許せる。
大崎 萠子(おおさき もえこ/演:吉瀬美智子)
フラワーショップのオーナー。亜紀とは高校時代から友達同士。惚れっぽくいろいろな男性にアプローチしているが、いつも悪い男に引っかかってしまう。独身。母親との関係が良くない。
坂田 みどり(さかた みどり/演:鈴木砂羽)
3人の息子を育てるバツイチシングルマザー。弁当屋でパートをしている。亜紀と萠子とは同世代の友人。三男の担任にアプローチされて困惑する。
栗田 純一(くりた じゅんいち/演:谷原章介)
画像左側が栗田純一
目次 - Contents
- 『オトナ女子』の概要
- 『オトナ女子』のあらすじ・ストーリー
- アラフォー女子と偏屈脚本家
- 失恋と新たな恋
- 高山との急接近
- 二人のこれから
- 『オトナ女子』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 中原 亜紀(なかはら あき/演:篠原涼子)
- 大崎 萠子(おおさき もえこ/演:吉瀬美智子)
- 坂田 みどり(さかた みどり/演:鈴木砂羽)
- 栗田 純一(くりた じゅんいち/演:谷原章介)
- 高山 文夫(たかやま ふみお/演:江口洋介)
- 亜紀の関係者
- 山岡 伸治(やまおか しんじ/演:斎藤工)
- 池田 優(いけだ ゆう/演:平山浩行)
- 前川 亮介(まえかわ りょうすけ/演:吉沢亮)
- 萠子の関係者
- 田代(たしろ/演:丸山智己)
- 大崎 絹江(おおさき きぬえ/演:朝加真由美)
- みどりの関係者
- 沢田 健太(さわだ けんた/演:千葉雄大)
- 坂田 昴(さかた すばる/演:平埜生成)
- 坂田 碧(さかた あおい/ 矢部昌暉)
- 坂田 陵(さかた りょう/浦上晟周)
- 『オトナ女子』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アラフォーのキャリアウーマンらしいハイブランドで固めた大人の女性のファッション
- 『オトナ女子』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:中島美嘉「花束」
- 挿入歌:Crystal Kay「何度でも」
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)