Mr.Children90年代休止から復帰の時代のおすすめ曲

1992年にメジャーデビュー、 日本を代表するロックバンドのひとつと言えるバンド、ミスチルことMr.Children。
長い期間活動する中で、90年代に活動休止時期があったことをご存知でしょうか?
今回は、90年代休止から復帰の時代のおすすめ曲をご紹介します。

バンドの状況

1994年大ブレークを果たし、バンドとしての成功をおさめたMr.Children。
しかし、その中で葛藤があった。
94年~96年に「ミスチル現象」と呼ばれるブームが起き、リリースする曲はすべてヒットした。
セールス面で大成功し、今後はなにがあるのかという空虚感を持ち、音楽面での悩みもあったと語っている。
また、特にボーカル桜井和寿にはアイドル的な人気があり、桜井自身はへのアイドル視を悩んでいた。
当時「ファンからキャーキャー言われて自分が天狗になるのが嫌」などと語っており、自身の"桜井和寿像"のギャップに苦しんでいた。
さらにこの時期はプライベートでの桜井のスキャンダルにより、90年代後半はプライベートと音楽面の二重の問題に直面していた。

そして1997年にバンドは活動休止。
活動休止直前のインタビューなどの発言からは解散していてもおかしくないような状態が受け取れます。

1998年、1年の休止期間を経て活動再開した。

ニシエヒガシエ

1998年発売の14thシングル。
前作から約1年ぶりに発売されたシングル。リリース当時はバンド活動を休止していたため、休止中に発売された唯一のシングルとなった。
フジテレビ系ドラマ「きらきらひかる」主題歌となった曲です。

デジタルの色合いが強く、サンプリングが多用されており、今までのMr.Childrenのシングル曲では異色であったと言えます。
イントロからして何が起こるんだろう、どんな曲なんだろうとワクワクさせられます。

PVは本人たちがプレイする姿ではなく、ビートルズとグラムロックのパロディバンドが音楽番組で演奏する映像が使われている。

ライブの定番曲であり、さまざまなアレンジがされているのでライブDVDなどで見比べてみるのも楽しめます。

光の射す方へ

1999年発売の16thシングル。
こちらも「ニシエヒガシエ」同様、ライブの定番曲で、大きなアレンジが加えられることが多い曲です。

アップテンポなロック曲の中にシニカルなフレーズの中に光を感じさせる希望を持った明るさを感じることが出来る歌詞が乗っています。
このバランスが非常に魅力的でやみつきになります。
この頃に発売された雑誌のインタビューにこの曲は抱えていた矛盾に対する和解である。と言っていました。
複雑な曲の構成の中、随所に印象的な部分がたくさんあります。

ギターのイントロシンプルなラインながら激しく音を歪ませています。音の動きが実はイノセントワールドのイントロに似ています。
このギターラインに乗って謎のコーラスが入っています。
これが呪文のようで、さらにこれがやみつきになる要素です。

PVもかっこよくておすすめです。
桜井さんがピアノを弾きながら歌うというレアな場面が映っています。
ドラムのジェンさんこと鈴木さんがカッコよすぎますし、ファッショナブルです。

CDジャケットは光の粒が人のかたちをかたどっているデザインです。
”散らかってる 点を拾い集めて 真直ぐな線で結ぶ ”
この歌詞を表現したようなジャケットのデザインが、曲とCDジャケットがリンクされていて一つの作品になっているようですばらしいです。

1999年発売の17thシングル。

アルバム「DISCOVERY」からのリカットシングルですが、アルバムのバージョンとはアレンジが大幅に変更され、シングルバーションはアップテンポでロックサウンドが前面に出されたアレンジになっている曲になっています。
CDジャケットはドラムの鈴木英哉ので目がどアップで映っていてすごくインパクトのあるものです。

この曲は名波浩がイタリア・セリエAのACヴェネツィアに移籍する際に送られた曲だそうです。
当時は名波選手と桜井さんの顔が似ていると話題になったこともありました。
また、SEA BREEZEのCMソングとして発売当初はTVでよく流れていました。

応援ソングとして、現在でも人気の根強いこの曲。
モチベーションが上がるような言葉たち、魂に火をつけてくれるような言葉たちが随所にちりばめられています。
背中を押してくれるような歌詞は、気持ちが折れてしまいそうな時救われます。

keeper
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@keeper

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