映画「名探偵コナン から紅の恋歌」を観る前に最低限知っておくと良い知識まとめ!百人一首など

映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』を観る前に最低限知っておくと良い知識をまとめました。本作は百人一首が重要なキーワードとして扱われているので、これをちゃんと理解しておくともっと映画を楽しめるでしょう。

●名探偵コナン から紅の恋歌

意外とみんな知らないあの言葉の意味やキャラクターの情報などをまとめてみました!

www.conan-movie.jp

●そもそも「から紅」って何?

から紅とは、紅花で染めた濃い紅赤色のことです。

奈良時代には「紅の八塩」と呼んでいました。八塩とは八回染め重ねるの意で濃染のことをいいます。
「呉(古代中国)の国からやってきた染料」という意味の「呉藍(くれあい)」が紅という色目に転化しました。

平安時代には濃い紅花の赤色は、舶来(外国から渡来した物)の赤の意味と美しさを強調するために「唐紅、韓紅」となったといいます。

出典: irocore.com

●ポスターヴィジュアルと予告に登場する4つの百人一首の意味

websunday.net

しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は
ものや思ふと 人の問ふまで

<訳>
人に知られないようずっと恋する想いを秘めてきたが、
「何か思い悩んでいるのですか?」と人から聞かれるほどバレバレだったようだ。

めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな

<訳>
せっかく久しぶりに逢えたのに、それが貴方だと分かるかどうかの僅かな間に去ってしまった。
まるで雲間に隠れてしまう夜半の月のごとく。

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱(よは)りもそする

<訳>
私の命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、
耐え忍ぶ力が弱って(胸の内に秘めた恋がバレて)しまいそうだから。

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
割れても末に 逢わむとぞ思ふ

<訳>
川の瀬は流れが速いので、岩に当たった流れはせき止められて二つに別れてしまう。
でも後ではまた一つの流れになるのだから、私とあの人もいずれまた逢うことができると思う。

「名探偵コナン から紅の恋歌」予告

●大岡紅葉という和葉の恋のライバル

CV:ゆきのさつき

百人一首の高校生チャンピオンにして、未来のクイーンと呼ばれる存在。
予告によると「平次は幼い頃にプロポーズされたことがある運命の人」だとのこと。

『名探偵コナン』原作第91巻FILE.3「悲しき鵺伝説」のラスト2コマで登場した女性キャラクター。
京都泉心高校2年の17歳。
明るい色のショートヘアと、派手めのネイルが特徴。

出典: dic.pixiv.net

まだ原作のみの登場でテレビアニメには未登場のキャラクターが劇場版に正式に先行出演するのはコナン史上初である。

名前の由来はおそらく大岡越前から。
「遠山の金さん」こと遠山金四郎のライバル的立ち位置とされることが多く、名前からして遠山和葉のガチなライバルであることが窺える。
「紅葉」という名前も「和葉」に対応させたものだろうか。

出典: dic.pixiv.net

平次の剣道のライバルである沖田という人物とは
同じ高校の同級生だったりする。
ちなみに彼はコナンと同じ原作者、青山剛昌の作品「YAIBA」からのゲストキャラクターである。

「”流石の”名推理」という表現からも、推理をしたのは今回が初めてではなくて、
普段からキレキレの推理をしているとも考えられる。

原作では自身の”耳”を活かし、事件の真相に辿り着けないコナン、平次、安室に執事を通して助言を送ってみせた。
探偵である服部のサポートができるということが紅葉の自信の一つともなっているようだ。

yosioka
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@yosioka

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