【こっくりさん】2ちゃんねるで見つけた都市伝説&死ぬほど怖い話まとめ【葬儀の後】
2ちゃんねるで見つけた都市伝説・怖い話をまとめました。「こっくりさん」や「吸血鬼ドラキュラ」といった昔からある定番の話はもちろん、「カーブミラー」「葬儀の後」「夢と現実のリンク」などゾッとする都市伝説を掲載。ホラーやオカルト好きでも読んで後悔するような、怖い話を紹介していきます。
118:本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 23:15:51 ID:XzdWZgsB0
続き
玄関の扉を閉めて、外からの音に耳を澄ませる。
「ふんふーん♪」という鼻歌が、扉のすぐ側まで迫っていた。
俺は、自分がこんな時間に玄関にいる最もらしい理由をあれこれ考えながら、
母親を出迎える準備をした。
しかし、「ふんふーん♪」は扉のすぐ外から聞こえるものの、
母親は一向に家に入ってこようとしない。
それどころか、その声は玄関を離れ、車庫に向かったようだ。
そして声は車の周りをウロウロし出した。
これはおかしいと思った俺は、車庫に出て「母さん何してんの?」と呼びかけてみた。
その瞬間、声は止んだ。
車庫と玄関先を見回してみたが、誰もいない。
よく考えてみると、うちの母は鼻歌歌いながら散歩するような人間じゃないし、
帰って来るには早すぎる。それに、帰って来たのだとしたら、父親も一緒のはずである。
120:本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 23:16:23 ID:XzdWZgsB0
続き
不思議に思いながらも、とりあえず家に入って扉を閉める。
そして鍵をかけた瞬間、扉のすぐ外側から、
「おーーーーーい…」という女の人の声が聞こえた。
母親の声とは明らかに違う、スロー再生で引き伸ばされたような声。
「あ、これは怖いかもしれない(笑)」と思った俺は、
そそくさと自室に退散。両親が帰って来るまで、ベッドで震えてた。
基地外か幽霊か…あれは一体何だったんだろう?と考えてみたが、
1時間経った今でもその正体は分からない。
ただ、可能性を挙げるとすれば1つだけ。
今日は、20年間俺を可愛がってくれた祖母の一周忌の日だ。
こっくりさん
125:本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 04:24:50 ID:9y1efcwFO
こっくりさん
怖いとはちょっと違うんだが、小学生のときクラスの女子がコックリサンしてたから
冷やかしてボール投げたんだ。そしたら十円玉から指が離れたらしく本気で泣き出した。
バカじゃねーの?って笑ってたら女子達があわてて十円玉に触りなおして
こっくりさん、こっくりさんお許し下さい。って頼みだした。
そしたら十円玉が×マークに動いた。あーあ、呪われたなって意地悪言ってたら
1人の女子が、こっくりさん、罰は○○(俺)に与えて下さいって言いだした。
○マークに動く十円玉。
アホかって馬鹿にして家に帰ると親父が首つってた。
偶然だろうけど当時はめちくゃくちゃ悩んだな。
イキバタさん
128:青春 ◆SCTij9jzag :2009/03/22(日) 04:45:17 ID:74WVI4NLO
イキバタさん
はじめましてこんばんは。
今までロムばっかでしたがやっぱり僕の友人があまりにも
オカルトなので…。
友人は「俺って社会不適合者だよね!」と笑いながらタバコを吸う
現在高校生やり直し中の通称「イキバタ」さん。
行き当たりばったりを略してのあだ名らしい。
実は俺はもう卒業したのだがイキバタはまだ卒業していない。
名前も言えない通信制高校で留年しまくっているのだ…
進級できれば4月から晴れて、高校3年生だ。
とまぁ、イキバタと僕は仲良しだ。
イキバタ個人の話はまた今度できたらします。
イキバタは夜のドライブが大好きだ。
自分の運転じゃなきゃ嫌らしいが。
たいていイキバタのボロ軽自動車の助手席は僕だ。
ちなみにさっき帰ってきた。
今日峠を越えた。道路のね。
でもそこは出るとよくいわれてるスポットでイキバタもあまり好んではいない。
あんまりにもガチなスポットは嫌いらしい。
で、運転しながらタバコを吸っていたイキバタは沈黙して
「…ぬーん…」
と呻きだした。
イキバタが呻くとたいてい良いことがない…
長くなるので分けます。すみません。
136:青春 ◆SCTij9jzag :2009/03/22(日) 12:09:49 ID:74WVI4NLO
「どうかしたの?」
「ん、ああ、いやー峠を窓開けながら歌って通っちゃったから
なんか憑いてきてるかなって」
はっきり言えばイキバタは「憑かれやすい人」だ。
見えたりはしない。
気配は感じるので印は切れる、らしいが…
ビビりの俺は結構なレベルで怖い。
ちょ、ここ有名すぎる場所だよ…
峠を下る間、イキバタは無言。音楽のボリュームだけを上げた。
軽自動車を揺らすロック…と沈黙。
イキバタの無言は
1:生きてないものを感じて不快なとき
2:眠い
かのどちらか…後者であってくれ!と願ったがまだ午前2時、
まさかイキバタが眠いなんてことはないだろう。
ふと車は街灯の下に止まった。灰皿が見えなくて危なかったようだった。
だが、止まった瞬間に背筋が凍った。
俺でもわかった。ここはやばい。なんでイキバタは止まったんだ。
気のせいであってくれとひたすら思った。
「イキバタ…」
「……帰ろう」
139:青春 ◆SCTij9jzag :2009/03/22(日) 13:07:16 ID:74WVI4NLO
すみません早く終わらせます…
イキバタは車を慌てて走らせた。だが、なぜか妙に飛ばさない。
先ほどまで80キロで運転していたのにまるで
車が重くなったかのように50キロ程度で走っている。
田舎道の直線道路になった瞬間、イキバタは
「お前にはなにもしてやれん!!!」
と叫んだ。
音楽なんか聴こえないくらい。
「だから俺に憑くだけ無駄だ!!!」
正直イキバタが怖くなった。
よくイキバタは「やっぱり生きてても死んでても怒鳴ったらついていきたくなくなるよ~」と言うんだが
こんなにはっきり聞いたのは初めてだった。
今までは「叫んだよ」という報告しか聞いたことがなかったから。
イキバタ宅に到着するとなぜか電気がついている。
ドライブ好きなイキバタの兄が帰ってきたのだろうかと思いきや、
なんと夜中にも関わらずイキバタの母ちゃんだった。
イキバタの母ちゃんは怖いくらいに若く見える。初対面はお姉さんだと思ったし、
正直後妻なのでは、と思っているくらいだ。
イキバタもあんまり母とは仲良くないらしいので聞けないんだが。
「あれ、あんたまたどこか行ってたの」
「ドライブ行くって言ったじゃんか」
「え?
さっきあんた帰ってきたわよ?」
チビるかと思った