椿の花咲く頃(韓国ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『椿の花咲く頃』とは、2019年に韓国のKBSで放送されたロマンティックラブサスペンスコメディテレビドラマ。日本では2019年Netflixにて配信開始された。シングルマザーのドンベクが警察官ヨンシクと恋に落ち、彼の支えにより徐々に自信を持ち変わっていくラブロマンス。温かい人間ドラマを描く一方、サスペンス要素も入り単なるラブコメではないのも魅力のひとつ。豪華主演の2人と名だたる俳優陣が脇役を勤め上げ、韓国では歴史に残るヒット作となった。

ドンベクが自分の意志でジョンニョルを突き放しヨンシクを選ぶシーン

第9話にて、ドンベクが誰かの言いなりになるのではなく、自分の意志でヨンシクを選ぶというシーン。また、自分で決めてとヨンシクが諭すシーンでもある。
ある日ジョンニョルがカメリアを訪れ、「何もかも捨てるからやり直そう」とドンベクに懇願しドンベクの手を握る。そんな2人の元に現れたヨンシクが、「ドンベクさんこっちに来て」と諭すように言う。ヨンシクの元へ行こうとしたドンベクの手を放すまいとしたジョンニョルが、「ピルグのことは考えないのか?」と子どもの名前を出して引き留めようとした。躊躇するドンベクにヨンシクは、「ドンベクさん、自分で決めて。言いなりは似合いませんよ」と伝えて、自分で答えを出すようにと伝えるシーン。
これまで常に周りを気にしながら生きてきたドンベクが、初めて自分の意志で決断するシーンとなっている。ヨンシクの支えによって自信を持って生きて行けるようになったドンベクの姿が反映されたシーンだ。

ヨンシク「友達以上は終わりです。だからもう結婚しましょう」

病院でドンベク(画面左)にプロポーズするヨンシク(画面右)

第13話にて、ジョーカーに狙われるドンベクが心配でたまらないヨンシクが、病院のベットの上で彼女にプロポーズしたときのセリフ。

市場で火事に巻き込まれたドンベクを無我夢中で助けたヨンシクは、病院に搬送されることになる。ケガを負ったヨンシクを見て涙が止まらないドンベクに、ヨンシクは「友達以上は終わりです。だからもう結婚しましょう。心配でたまらないんです。心臓がもちません。あまりにも可愛いから、死ぬまでそばにいて欲しいんです」とプロポーズをした。

『椿の花咲く頃』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

オンサンは架空の町

ドラマの舞台となったオンサンの街だが、実際には存在しない架空の町である。撮影が行われたのは現在の慶尚北道にある九龍浦(クリョンポ)という港町である。1920年代の日本統治時代に作られた「日本人家屋路」が舞台となっている。

韓国では絶大な支持を得て数々の賞を総ナメした作品

日本でも大人気となった作品だが、韓国では日本以上に評価を得て最終回は同年の地上波ドラマで最高視聴率23.8%を記録した。また、KBS演技大賞を受賞するなど、数々の賞を獲得し歴史に残る傑作であると評価を得た。

『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を抑えての受賞作品

韓国のゴールデン・グローブ賞と言われる百想芸術大賞では、日本でも大ヒットをした『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を抑えて、テレビ部門の最高賞を受賞した作品。

『椿の花咲く頃』の主題歌・挿入歌

主題歌:John Park「Foolish Love」

John Parkによる主題歌。『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』や『知ってるワイフ』など、今作品以外のOSTにも参加しているアーティスト。

挿入歌:Onestar「You Are As Pretty As A Flower」

Onestar「You Are As Pretty As A Flower」

Onester(イム・ハンビョル)による挿入歌。エンディングなどで流れる。

挿入歌:Motte&YONGZOO「When The Camellia Blooms」

パンチ「Like a heroine in the movie」

パンチによる「Like a heroine in the movie」。第13話にて、ヨンシクがドンベクにプロポーズをするシーンなどで流れる。

挿入歌:SOYOU「When the Camellia Blooms」

SOYOU「When the Camellia Blooms」

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