リノ(Stray Kids)の徹底解説まとめ

リノとは、韓国の男性アイドルグループ「Stray Kids(SKZ・スキズ)」のメインダンサー・サブボーカルを担当している歌手だ。2度のオーディションを経てJYPエンターテインメントに入社した。サバイバルオーディション番組『Stray Kids』で脱落するも、最後は合格し2018年にデビューを果たした。JYPエンターテインメントに入る前は、ダンススクールに通いながらBTSのバックダンサーをしていた異色の経歴を持つ。性格は一見クールに見えるが、優しく面倒見が良いとメンバーから頼られている。

リノ(Stray Kids)の概要

リノとは、韓国の男性アイドルグループ「Stray Kids(SKZ・スキズ)」の歌手だ。グループでは、メインダンサー・サブボーカルを担当し、ダンスラチャ(リノ、ヒョンジン、フィリックス)のダンスリーダーも務める。JYPエンターテインメントの練習生になる前は、BTSのバックダンサーとして活動しており、K-POPアイドルとしては異色の経歴を持っている。ダンスイベントに参加した際にJYPエンターテインメントのスタッフに声をかけられオーディションに参加したが、落とされてしまう。2年後にもう一度連絡を取り合格し無事に練習生になった。
2017年に韓国で行われたサバイバルオーディション番組『Stray Kids』で、デビュー候補生に選ばれた。しかし、この時のリノは練習生期間が短く、緊張でダンスの振りを間違えるなどしてJYPの社長J.Y. Parkから脱落の宣告を受ける。それでも諦めず深夜も一人ダンスの練習に専念する姿が評価され、J.Y. Parkの「最後に9人のパフォーマンスをみてみたい」という言葉によって再度オーディションに復帰し、無事デビューすることができた。
Stray Kidsとしてデビューしてからは、メインダンサーの本領を発揮しダンスの振り付けも担当している。美形でダンスが得意なことから、ファンの間では踊る宝石と呼ばれ愛されている。2021年から音楽番組『ショー!音楽中心』でMCに抜擢され、約2年半ほど務めた。

リノ(Stray Kids)の活動経歴

BTSのバックダンサー時代

BTSのバックダンサー時代のリノ(左)とBTSのジョングク(右)

リノは、JYPエンターテインメントの練習生になる前からダンスを習っており、BTSのバックダンサーを務めていた。Soul Danceというダンススクールに4,5年間通っていたリノは、BTSのバックダンサーとして「FIRE」「NOT TODAY」「Spring Day」などのカムバックに出演している。ツアーにも参加しており、その経験から自身もアイドルになり会場を埋め尽くしたいと思い、アイドルを目指すようになった。Stray Kidsとしてデビュー後、テレビ局でBTSのJ-HOPEと再会した際に、覚えていてくれたことに感動したとリノは語った。

JYPの練習生になる

練習生時代のリノ

ダンススクールに通いながらダンスのコンペイベントに参加した際に、JYPエンターテインメントのスタッフに声をかけられオーディションに挑んだ。しかし、この時落とされてしまい悔しい思いをしたリノは、2年後に再度JYPのオーディションに参加した。その後、合格し晴れてJYPの練習生になる。JYPの事務所では、入所すると約40種類のダンスの基本を覚えることが最初の課題になっている。過去にはTWICEのモモが最短2か月で覚えたことで話題になったが、リノは2週間でマスターし最短記録保持者としてJYP事務所で伝説になっている。

サバイバルオーディション番組『Stray Kids』に参加・脱落からのデビュー

サバイバルオーディション番組『Stray Kids』でインタビューに答えるリノ

JYPに入社後、練習生として1カ月でサバイバルオーディション番組『Stray Kids』に参加することになった。7カ月間にも及ぶオーディションの中で、リノは最初の脱落者になってしまう。練習生になって1カ月で選ばれた実力者であるものの、その粗削りなパフォーマンスに「成長を感じられない」という理由で社長であるJ.Y. Parkは脱落させる。番組収録が終わったあと、メンバーたちはリノの脱落について認められず涙したが、リノ自身は「寝る間も惜しんで練習をすればよかった」と後悔を語る。しかし、その反省を生かし、他の練習生たちが帰った深夜もダンスの練習に没頭していた。そして、オーディションも最終ミッションに差し掛かったある日、リノと同じく脱落したフィリックスはJ.Y. Parkに呼ばれることになった。「最後に9人のパフォーマンスをみてみたい」というJ.Y. Parkの言葉で、最終パフォーマンスを9人で行いファンの投票により無事全員でデビューができた。

『KINGDOM:LEGENDARY WAR』へ参加

第1ステージ『MIROH』を披露した際のリノ

2021年、現役のアイドルたちが様々な集まりパフォーマンスを披露し、KーPOPの王を決めるサバイバル番組『KINGDOM:LEGENDARY WAR』に参加した。その番組内でリノは、ダンスのリーダーとしてメンバーを引っ張っていく姿が多く見られた。「神 DDU-DU DDU-DU」という「神메뉴(God's Menu)」とBLACKPINKの「DDU-DU DDU-DU」をミックスさせた楽曲のパフォーマンスでは、リノとメンバーが中心になって振り付けを考えていた。また、「Wolf」では、自粛中のヒョンジンに変わりアイエンがダンスラチャに入り奮闘していた。普段はボーカルラチャのアイエンは、ダンスに対して少し不安な様子だったが、リノが積極的に指導し納得の行くまで練習を続け励ます。

音楽番組『ショー!音楽中心』でMCに抜擢される

左から、ジョンウ(NCT)、ミンジュ、リノ(Stray Kids)

2021年、音楽番組『ショー!音楽中心』でリノはジョンウ(NCT)と共にMCに抜擢された。この3人で初めて披露した、COOLの「散歩」をカバーしたステージは爽やかな雰囲気がとても好印象で話題になる。初めの頃は緊張していたリノだが、ジョンウ、ミンジュと共にMCをこなしていくうちに自然な司会ができるようになった。また、ミンジュが卒業した際に同じJYPエンターテインメントに所属するソリュン(NMIXX)がMCを務めることになった。リノは後輩のソリュンを引っ張る役割になり、逞しく成長した姿を見せる。2023年10月、約2年半にも及ぶMCを卒業することになったリノは、様々なアーティストのステージを見て自身のアイドルとしての刺激になったと語っている。

リノ(Stray Kids)のプロフィール・人物像

本名:イ・ミノ
生年月日:1998年10月25日
出身:韓国 京畿道金浦市
血液型:O型
身長:172cm

1人っ子で兄弟はいないが猫を3匹飼っており、兄弟のように育てている。趣味は映画鑑賞だ。金浦第一工業高校の電子計算科卒業で、特技はハンダ付けという意外な一面も。性格は一見クールに見えるが、気さくで誰にでも話かけることができ、テレビ局の警備員と仲良くなったエピソードもある。ダンスの技術はStray Kidsの中だけでなく、K-POP界でも注目が集まっており、体幹がしっかりとした重心のあるダンスは唯一無二だ。練習生の期間が短く歌に関しての評価は低かったが、2022年に発表された『SKZ-REPLAY』に収録されたソロ曲の「Limbo」はとても評価が高く、努力の賜物である。

リノ(Stray Kids)のディスコグラフィー

ミニアルバム

Mixtape

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@katoo

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