ハイパーハードスペシャルミッション(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハイパーハードスペシャルミッション』とは、集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』で掲載された読切漫画。同アプリのアクション漫画『マリッジトキシン』の連載前に原作・静脈と作画・依田瑞稀が発表した作品である。本作は『マリッジトキシン』にも登場する気弱な殺し屋・中川桃壱(なかがわ ぴいち)とその恋人・真倫(まりん)を巡る物語。アプリでの掲載は一旦終了していたが、桃壱が『マリッジトキシン』に登場したのを記念して、アプリ内で再掲載された他、『マリッジトキシン』の単行本5巻にも収録されている。

真倫の母親が雇った殺し屋。業界で話題沸騰の人物とのこと。性格には同じ人間が何人もおり、死なないのではなく、死んでも代わりがいくらでもいるという状態。従量課金制であり、依頼人は使った分だけの報酬を支払う必要がある。

『ハイパーハードスペシャルミッション』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

読者を困惑させるぶっ飛んだ登場人物・キャラクター達

カバンからロケットランチャーを出して母親に向ける真倫。

従量課金制という謎のシステムを持つ殺し屋「死なない君」。

『ハイパーハードスペシャルミッション』の最大の魅力を読者を困惑させるぶっ飛んだ登場人物・キャラクター達の存在である。

主人公・中川桃壱の恋人の真倫は、母親が自分の話を聞いてくれない、理解し合うことが不可能だと悟った直後、カバンから徐ろにロケットランチャーを出し、母親に向けた。相手が超毒親ということを差し引いても、いきなりロケットランチャーを向ける真倫の姿は読者に衝撃を与えた。

また桃壱と戦った「死なない君」の設定もぶっ飛んでいる。従量課金制で使われれば使われるほど報酬が入るというシステムは字面だけでは理解できるが、そもそも何故、どうやって同じ人間をたくさん作り出しているのかが謎すぎる。また「死なない君」が母親の命令で合体するシーンでは、「”合体”と言ってもそうはならないだろ!」と読者のツッコミが相次いだ。

このぶっ飛んだ個性については、連載作品『マリッジトキシン』の登場人物達に通じるところがある。

『ハイパーハードスペシャルミッション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

中川桃壱と真倫は『マリッジトキシン』にも登場

『ハイパーハードスペシャルミッション』の主人公の中川桃壱と、その恋人の真倫は、同作者の連載作品『マリッジトキシン』にも登場している。桃壱はその圧倒的な強さで、『マリッジトキシン』の主人公・下呂ヒカル(げろ ひかる)の敵として登場するが、下呂が良い人間だとわかってからは共闘者として下呂と共に活躍する。

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