劇光仮面の特撮作品・ヒーロー・怪人とモデルまとめ

特撮美術への狂気的な情熱を描いた『劇光仮面』には、実在のものをモデルにした架空の特撮作品が数多く登場する。
作中における唯一の“実在したヒーロー”劇光仮面。特撮作品の原点ともなった水爆竜ヴルード。巨大化して怪獣と戦う星雲菩薩ネビュラブッディ。人間を愛した悪魔トライジオン。特撮怪人ゼノパドン。等身大変身ヒーローの元祖覆面ヴァイパー。戦隊ヒーローの人魚戦隊ヤオビクニーズ。ここでは、『劇光仮面』に登場する架空の特撮作品と、そこに登場するヒーローや怪人を紹介する。

日本を代表する等身大ヒーロー。特撮技術も拙かった時代に、役者本人がスーツを着てアクションするという無茶苦茶な方法で人気を博した作品。主人公を務めた岩倉芯は、何十年も前に撮影が終了してもなお「日常においてもヒーローたらん」として街の美化やボランティア活動を続けている。

モデル:初代『仮面ライダー』(しょだい かめんライダー)

モデルとなったのは初代の『仮面ライダー』だと思われる。本人が着ぐるみでヒーローを演じた、足に大怪我を負ったなど、役者に関するエピソードも似通っている。

特撮作品:空気軍神ミカドヴェヒター(くうきぐんしんミカドヴェクター)

“戦時中に作られた改造兵士”という設定の特撮作品、及びその中に登場するヒーロー。海中に投棄されていたが復活し、大罪を犯しながらのうのうと生き延びていた戦争犯罪人たちを次々と襲撃した。

モデル:『覚悟のススメ』(かくごのススメ)の強化外骨格・零(きょうかがいこっかく・ぜろ)

作中に登場する架空の特撮キャラクターの中ではごく珍しく、明確なモデルが存在しない。強いていうなら、「日本軍由来のヒーロー」、「ガスを使った装備」といった設定面のモチーフは、作者である山口貴由のデビュー作である『覚悟のススメ』に登場する強化外骨格・零だと思われる。

特撮作品:壁人キボーガー(へきじんキボーガー)

暴徒鎮圧用に作られたロボット。電子頭脳のエラーにより非人道的な命令を受け付けなくなり、正義感溢れる少年と出会ったことで悪と戦う戦士となる。

モデル:電人ザボーガー(でんじんザボーガー)

モデルとなったのは、マニアックな人気を集める特撮作品『電人ザボーガー』だと思われる。

特撮怪人:ゼノパドン

「覆面ヴァイパー」シリーズに登場する強豪怪人。切通は自作の着ぐるみを作るほどにこの怪人を愛し、自分の死後これを処分することを仲間に依頼した。

モデル:『ウルトラマン』のゼットンと『ウルトラセブン』のパンドン

ウルトラマンをも倒した最強の怪獣ゼットン。

ウルトラセブンを苦しめた怪獣パンドン。

ビジュアル的なモデルは不明。名称は『ウルトラマン』の最終回に登場した怪獣ゼットンと、『ウルトラセブン』の最終回に登場した怪獣パンドンを合体させたものと思われる。

特撮作品:トライジオン

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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