アルスの巨獣(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『アルスの巨獣』とは、ただ動き回るだけで大きな被害を生み出す巨獣が存在する世界で、大国の思惑に利用される少女を救うために戦う主人公と仲間たちの活躍を描いたオリジナルアニメ作品。
「死に損ない」を自称し、凄腕の巨獣狩りでもあるジイロは、ある時クウミと名乗る少女と出会う。彼女が人知を超えた力を持つカンナギであること、人類帝国に追われていることを知ったジイロは、かつて己が守るべきカンナギを失った時に負った心の傷に促されるまま、クウミを守らんとする仲間たちと共に人類帝国に立ち向かう。

CV:峯田大夢

巨獣狩りに憧れるケモビトの少年。「早とちり」の異名を持ち、実際に話を途中までしか聞かずに動き出すことが多い。
赤目の巨獣に襲われていたところをクウミとジイロに助けてもらい、「恩を返させてほしい」と言って彼らの旅に同行する。

ロマーナ

CV:日笠陽子

通称「七草のロマーナ」。旅をしながら方々で怪我人を治療して回る、ケモビトの薬師。賭け事に滅法強く、ジイロにかなりの額の借金を負わせている。
かつて戦場で負傷兵を治療して回っていたことがあり、その力だけを目当てにナギモリに使い潰されるカンナギを何人も見てきた。このためジイロのことも「クウミはすっかり信じているようだが、本当に信用できるのか」とやや疑いの目を向けており、それを見極めるために旅に同行するようになる。

メザミ

CV:田丸篤志

クウミを捕らえていた研究所の所長。どういった理由からかは不明ながら、巨獣の体から採集された結晶をたびたび服用している。
部下には寛大に振る舞うが、あくまで人心掌握術の一環であり、実際はまったく興味を持っていない。研究所から逃げたクウミを執拗に追撃する。

ゼン

CV:緒方賢一

老いたナギモリ。かつては巨獣狩りとして活躍し、「凍てつく冬のゼン」を名乗っていた。
ジイロを「粗削りだが筋はいい」と評価し、何が目的でか後を追う。

『アルスの巨獣』の用語

カンナギ

人知を超えた力を持つ人物。個々に操る力が異なるらしく、作中では万物を凍らせる者や人体を一瞬で消し炭へと変える業火を内に秘めた者が登場している。

ナギモリ

カンナギを守護する役目を持つ者。ただ守るだけでなく、カンナギの持つ特殊な力を借りることも可能。その際、契約の儀式として対象のカンナギに口付けする必要がある。

ノビト

「野原に住む人」を意味する言葉。普通の人間のことである。

ケモビト

獣のような耳と尻尾を持ち、短い毛で全身を覆われた人種の総称。「子供は親ではなく村全体が育てる」など、ノビトのそれとは異なる独自の文化を持つ。

ヤマビト

山で暮らす種族。男はそろって大柄で屈強だが、女は子供のように小柄である。
戦を生業としており、殺すことも殺されることも常であるため、そこに個人的な恨みや憎悪を混ぜることを嫌う。ヤマビトの中にもカンナギやナギモリが存在する。

巨獣

この世界に存在する巨大な怪物。常軌を逸したサイズの動物のようなものから、首が無い以外は人型に近いものまで多種多様。ただ動き回るだけでも木々を薙ぎ倒し家々を壊すなど、すさまじい破壊力を持つ。陸の巨獣は特に狂暴で街を積極的に襲うが、海の巨獣は人を襲わない。
人類は巨獣の猛威に苦しめられてはいるが、一方で油や特殊な力を持つ鉱石など巨獣を倒して得られる恩恵を巧みに利用して文明を築いている。

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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