笑福亭鶴瓶の落語「山名屋浦里」はタモリの発言がきっかけで出来た！歌舞伎で上演！

落語家・笑福亭鶴瓶の新作落語「山名屋浦里」が、8月に東京・歌舞伎座（9～28日）で新作歌舞伎として上演されることになった。

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鶴瓶さんが作った新作の落語を基にした「廓噺山名屋浦里」（さとのうわさ・やまなや・うらざと）で、江戸・吉原の遊郭を舞台に吉原一のおいらんの「浦里」と田舎の武士の出会いを描いた人情話です。

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同作は鶴瓶が昨年1月にネタおろしした新作落語に勘九郎が感銘を受け鶴瓶に直訴、歌舞伎化に至った作品。物語は、吉原に実在した花魁のエピソードを題材にした人情噺で、主人公の田舎侍・酒井宗十郎を勘九郎が、花魁の浦里を七之助が演じる。

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鶴瓶が中村家との思い出話を披露する場面も。「のりちゃん（中村勘三郎）が死んで、2人は急激に、競争するように伸びてる。俺の落語聞いて『これを歌舞伎にしたい』って思えるってことは、大概ですよ。責任あるでしょ」と賛辞を送った。

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鶴瓶は会見で、この噺がタモリの提案を発端に誕生したことを説明する。

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2011年、タモリが自身の紀行番組「ブラタモリ」（NHK総合）で吉原を訪れた際に「山名屋浦里」の原型となるエピソードを仕入れ、鶴瓶に「落語にしてよ」と頼んだのだという。

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鶴瓶は「タモリさんが実際にあった武士と花魁の話をずっと僕にしてくれはった。（歌舞伎化は）タモリさんのおかげだと思います。こんな早くに実現するとは思っていなかった」とコメント。

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物語の舞台は江戸時代。とある藩の江戸留守居役であった酒井宗十郎は堅物で通る人物。それ故に仲間内から何かと疎まれて、嫌がらせを受ける日々。そんなある日、宗十郎は次の寄合は真面目に話し合う会にしようと提案するが……

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もともとは、江戸時代後期の吉原であった妓楼扇屋の花扇（はなおうぎ）という花魁の実話だそうだが、ヒロインを「明烏夢泡雪（あけがらすゆめのあわゆき）」で広く知られている山名屋の浦里に置き換えたようだ。

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江戸新吉原の扇屋宇右衛門（五明楼）の抱え太夫（たゆう）。寛政(1789-1801)のころの美人として喜多川歌麿の浮世絵にもえがかれ,衣装道楽として知られる。歌才があり,加藤千蔭に和歌をまなんだ。

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花扇は扇屋の最高位の遊女で、当時非常に評判が高く人気がありました。手紙を綴る姿で描かれることが多く、美貌と共にその教養の高さを伺わせます。

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