田中将大の必殺技「縦のスライダー」解説!プロ野球監督の度肝を抜く
日本野球界でトップクラスの知名度と人気を誇る田中将大選手は、高校時代から名投手としてその名を馳せていた。彼の必殺技として有名で、ヤンキースの監督すら度肝を抜いたと言われているのが「縦のスライダー」だ。
◎高校時代の田中将大と言えば「縦のスライダー」
田中将大のプロ入り時点での決め球と言えば、縦のスライダーでした。
出典: sacu2.seesaa.net
高校時代からすでにプロレベルで、高校生には打てない球と言われていましたが、その通りプロ入り後にも通用する持ち球でした。
◎「縦のスライダー」とは?
上向きの揚力を持たないため、フォークボールのように落下し、ジャイロ回転の効果で初速と終速の差が小さい。また、ジャイロ回転の成分が強い物は回転軸の傾きによっては若干左右へも変化したり、落差が変わったりもする。
出典: buzzranking.net
◎野村克也前監督も絶賛!
私は田中のストレートではなく、スライダーに惚れた。長い野球人生、私は色々な投手の球を見てきたが、彼のスライダーは稲尾和久(西鉄)、伊藤智仁(ヤクルト)に匹敵するほどのものだった。
◎田中のスライダーの危機は2013年WBCに訪れた
ブラジル戦に先発した田中は、初回からスライダーを見極められ、甘く入ったストレートを狙い打ちされて先制を許してしまう。
◎オランダ代表のジョーンズからのアドバイス…
「スプリットとスライダーは、手から離れる直前に球種が分かっていた。工夫した方がいい」
◎ジョーンズは、楽天の新しい仲間とはいえ、オランダ代表である…
田中は深く感謝した。AJはWBCオランダ代表で、2次ラウンドで日本と激突する可能性がある。WBCが 終わるまでは、ライバル日本のエースに癖を教える必要もない。だが楽天の新主砲としては、エースにアドバイス せずにいられなかった。田中は危機一髪、WBCの前に癖を修正できる。楽天にとっても意義がある指摘で、 まさに“助っ人”だ。
高校時代は大きく曲げたいという気持ちが強かったから若干下げて投げていたんですけど、今は真っ直ぐと同じ軌道から曲げたいという意識があるので、真っ直ぐと同じところから投げていると思います。
◎2013年シーズン途中からは、スライダーが横回転…
「シーズン途中からスライダーが横回転になっていた。自分は縦に落ちなければ駄目」
◎狙われたスライダー
巨人、寺内選手がホームランを打った球も甘く高めに入ったスライダーでした。