40歳で死去…イケメン俳優ポール・ウォーカー

日本でも大ヒットした映画「ワイルド・スピード」シリーズの主演の一人、ポール・ウォーカー。2013年に惜しくも事故死した彼の出演作に迫ります。

ポール・ウォーカー

ポール・ウォーカー(Paul William Walker IV, 1973年9月12日 - 2013年11月30日)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の男優。身長188cm。ブラジリアン柔術茶帯(死後、黒帯が寄贈された)。
イングランド、アイルランド及びドイツ系、モデルであった母親の影響で2歳の頃に赤ちゃんモデルとして活動を始め、いくつかのCMに出演。
1980年代前半には子役として活躍。B級映画やテレビシリーズへの出演。
1990年代後半から、映画にキャスティングされるようになり、ルックスからティーン映画への出演が多くなる。1999年の『バーシティ・ブルース』、『シーズ・オール・ザット』あたりからティーンの間で注目され、2001年ヴィン・ディーゼルと共に出演したアクション映画『ワイルド・スピード』が大ヒットし、世界的にも知られる俳優へと成長。

出典: ja.wikipedia.org

子役としてキャリアをスタートさせ、順調にハリウッド・スターへの道を進んでいったポール・ウォーカー。
彼の代表作としてはやはり「ワイルド・スピード」シリーズや、最近では「逃走車」(一時期CMでもよく流れていた、「全編、車の中からの視点」という宣伝文句の映画)ですが、他の作品はめちゃくちゃ有名というほどではありません。
そこで今回は、彼が出演したその他の作品を紹介していきます。

タイムライン

2003年のSF歴史ファンタジー映画です。
中世フランスにタイムスリップしてしまった考古学者を救出するために過去に送られたチームを描いた映画で、ウォーカーは考古学者の息子としてチームに参加するという役どころです。
作品自体はあまりヒットしませんでしたが、中世ヨーロッパの雰囲気などは中々見ものです。
また、現在では300〈スリーハンドレッド〉の主演などで知られている実力派俳優ジェラルド・バトラーのヒット前の姿も見ることが出来ます。

ハリケーン・アワー

2013年公開のスリラー映画。
出産の際に妻が亡くなり、生まれた娘は未熟児で生命維持装置の中でないと死んでしまう。そこにハリケーンが来て停電、水害、食糧不足、病院スタッフは皆避難してしまい、さらには火事場強盗までやってきて…といった状況で娘を守ろうと孤軍奮闘するパパの役をポール・ウォーカーが務め、さらにこの映画では彼は製作総指揮も務めています。
終始病院の中だけを舞台に話が進みますが、数分ごとに手動でモーターを回して充電しなければいけない生命維持装置のためにその場を動くのも困難なウォーカーを次々にトラブルが襲う、中だるみのない良作となっています。
派手な作品ではありませんが、妻の死と娘の誕生に混乱する冒頭から父親として覚悟を決めていく終盤への流れは泣けます。

フルスロットル

2014年のアクション映画。
こちらはさきほどと違い、初めから終わりまでひたすらアクション・アクション・アクションな映画です。
捜査官役のポール・ウォーカーがギャングに盗まれた兵器を止めるため治安の悪い地域に潜入し、地元のチンピラとタッグを組んで暴れるといった内容で、細かいストーリーは一切なくひたすら走る、殴る、蹴る、撃つ、飛ぶの繰り返しです。
フランスのアクション映画「アルティメット」のハリウッドリメイク版で、原作で主演を務めたダヴィッド・ベルがウォーカーの相方役を務めています。
一時期話題になった、「パルクール」と呼ばれる建物の屋根や壁を忍者の如く飛び回るスポーツの動きを取り入れた珍しいスタイルのアクションが見どころです。

突然の事故死

代表作以外にもSF、アクション、ドラマと様々なジャンルの良作で主演を務め、これからますます人気が高まり現代を代表するスター俳優の一人として期待されていたポール・ウォーカーですが、2013年にカリフォルニアでレーサーの友人の車に同乗した際、その車が街灯や街路樹に衝突する自損事故を起こし炎上。運転者の友人とともにその場で死亡が確認され、帰らぬ人となりました。享年40歳という若さでした。
彼が生前に撮影を終えた最後の映画がさきほどの「フルスロットル」で、事故は遺作「ワイルド・スピード SKY MISSION」の撮影を終える前のこと。そのため本作の一部のシーンでは彼の弟が代役を務めているそうです。

まとめ

いかかだったでしょうか。
惜しくも早くに亡くなってしまったポール・ウォーカー。
彼の名前は今後も長く映画界に残ることでしょう。
整ったイケメンな風貌と独特の色気、そして幅広い演技力をもつ彼の作品を是非手に取ってみてください。

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