真田丸の公式ホームページが2017年1月31日で終了…残しておきたい情報・画像まとめ

2016年のNHK大河ドラマは『真田丸』。真田幸村を主人公としたこの物語は好評を博しつつ、惜しまれながら最終回を迎えました。そんな本作の公式ホームページが2017年1月31日で終了のため、残しておきたい情報や画像などをこの記事でまとめています。キャスト陣のインタビューなんかは貴重ですので、絶対保存しておきたいですよね。

疲れましたが、僕は『真田丸』という旅行のプランナーではなく、ひとりの旅行者でしたから、そこは気が楽でしたね。水先案内人の三谷さんについていき、周囲はスタッフがしっかりと固めてくださって、出会うのは一流の役者ばかり。これなら、どんな役者が幸村を演じても大丈夫というくらい素晴らしい旅でした。本当に得難い経験をさせていただいたと思います。
ただ、何事も自分のペースでは進まないので、途中から無理はしないように心がけました。最初のロケで草刈正雄さんがおっしゃった「ちゃんとご飯を食べないと、もたないね」という言葉は、ずっと心に残っています。

出典: www.nhk.or.jp

『真田丸』では、三谷さんの書かれた脚本の通りに、ト書きも含めて一字一句なるべく忠実に演じるように心がけました。現場の空気で演じた方が、役者として楽しい時もあるんです。極端な話、セリフだって言いやすく変えてしまえばいい。けれども、今回そうじゃない方がいいと思ったんです。余程の間違い以外は、いや、極端な話、間違っていても脚本通りにやってみようと。それも含めて『真田丸』だと考えていました。ですから、例えば脚本では“部屋の中”での会話シーンを、撮影の演出上、場所を“廊下”に変更してほしいと要請があった時には、監督さんと話し合ったりしました。例えば“部屋に向かう道中の廊下”での会話シーン、というふうに考えるのはどうか、とか。

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けれども、そうした姿勢が、どうも僕を頭でっかちにさせていたらしく、実は撮影の前半の頃に、三谷さんから「もう10%くらい現場の空気に身を任せてみたら」とアドバイスをいただいたんです。「こうしたい」という僕の思いが強すぎたのかもしれません。でも10%という数字が三谷さんらしいなと。野球の投手に例えると、あと球半個分だけボールゾーンに投げなさいと言われているような感じでした。普通だったら、ただ「もっと好きにやってください」とおっしゃると思うのですが、そこを「10%」というのが、実に厳しかったな。三谷さんって、厳しい人だと思います。

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最終回では、戦場を駆け巡る幸村を見た上杉景勝が、「武士と生まれたからには、あのように生き、あのように死にたいものだ」と評すセリフがありましたが、幸村は図らずも、最期まで現場で生きることができた男なのだと思います。だから、一線から離れてしまった武将たちが、ちょっとうらやましいという気持ちを抱いたのかもしれません。それは良かれ悪しかれ、真田幸村の人生の面白いところだったのではないかと思います。今回、撮影スタジオに行くのが、毎日楽しみでしかたがありませんでした。共演者やスタッフ、ご覧いただいた視聴者の皆さんから投げられたボールをずっと受けることができたので、本当に飽きることなく、とても楽しかったですね。

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堅牢(けんろう)な大坂城といえども、集まったのは烏合(うごう)の衆である寄せ集めの牢人(ろうにん)たち。大坂冬の陣に関しては、「赤子の手」という気持ちで演じていました。家康自身も「もう楽勝だろう」と考えていたと思います。けれども、時代はそれを許さなかった。世代交代の時代でした。

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三谷さんが面白いシーンを用意してくださり、第44回「築城」で味方の兵に自ら仕寄せの作り方を教える場面がありましたが、若者たちは戦を知らない世代なんですよ。
次世代を担う秀忠も、脚本上では非常に頼りない男でした。関ヶ原には遅刻するし、その時に怒られたことをいつまでも引きずっているし、そのことでまた家康に怒られてしまいます。戦国の一番激しい時代を生きてきた家康から見ると、頼りないと感じるところがあったんでしょうね。今風に例えれば、ゆとり世代の息子にいら立ちを感じてしまうお父さんのような感じなのかもしれません。

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ただやっぱり、次世代にバトンを渡したいと思っています。面と向かって言わない厳しい父でありますが、家康は次世代に期待しているんです。
最終回で幸村に追い込まれ、家康は絶体絶命の大ピンチに陥りますが、それまで頼りなかった秀忠が駆けつけて父の苦境を救います。その時、「でかした!」とばかりに家康の顔が緩むんですよ。成長した秀忠の姿を見て、うれしかったでしょうね。にもかかわらず、助けてくれたのに息子に即座に「遅いっ!」って言うんです。「なんだ、この親父は!(笑)」と思ったのですが、叱るのも家康の愛情なのかもしれません。気持ちはユルユルなんですが、外面は鬼になる厳しさがある父なんだと思いながら、このシーンを演じてました。

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最終回で幸村に追い込まれ、家康はまたしても逃げることになりました。伊賀越えの時は40代。この時点では70代。「この年齢で逃げなくちゃいけないか!」と思いましたよ(笑)。

は、脚本や演出の指定は特になかったのですが、老境に入った家康に関しては足元がおぼつかないように演じていました。ところが、最終回のト書きには、「老人と思えぬ健脚で、ひたすら逃げる家康」と書かれていました。ここが連続ドラマの恐ろしいところで、全放送回の脚本をあらかじめいただいているわけではありませんので、先々の計算ができないんです。一瞬、「どうしよう!?」と思いましたが、火事場の馬鹿力ではないけれど、年を取っても怖いときは懸命に走るんだと開き直りましたね(笑)。だからあのシーンは、普段の歩き方を超えた、すごい走りになっています。開き直りの勢いでやりましたよ(笑)。

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今回の家康という役柄は、出番がなくても裏で確実に巨大に存在していることを示さないといけないので、そこが難しかったですね。ある映画監督に「フックを効かせた役、内野さん得意じゃないですか」と言われました。「フックを効かせる」というのは広告用語で、短い時間で印象を残すこと、ということらしいです。そこから改めて、物語を助けるために、短い時間でどれだけ爆発していくか、どれだけ魅力的に作っていくかなど、「フックが効いた」表現を心がけていくことになりました(笑)。今までのキャリアから少し違った能力を求められたおかげで、非常に勉強になりました。

出典: www.nhk.or.jp

この回顧録の写真のクオリティがすごい。これだけで思い出せる。

まじ永久保存版なのだが、なぜ終了してしまうのか…、残念っす。

そうそう、信之が「黙れ小童」してたwww

3ktoshi104
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@3ktoshi104

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