アクションRPGの原点!イースシリーズのアクションの進化の軌跡

株式会社ファルコムから発売中のアクションRPG『イース』シリーズを、そのアクションの進化の視点からまとめてきました。ボタンを押して剣を振って敵を攻撃する、そんな当たり前の操作がなかった時代が実はあったのです。

『イース』とは?

イースシリーズ (Ys series) は、日本ファルコムがてがける日本製アクションロールプレイングゲーム (ARPG) のシリーズ。1987年の第1作『イース』より、25年以上に渡って続くファルコムの看板作品となっている。

出典: ja.wikipedia.org

軌跡シリーズでも知られているファルコムさんのアクションRPGが『イース』です。もう20年以上の歴史があるのですがご存知でしょうか?
シリーズを重ねるごとにアクション性が大きく進化していくイースの、その変化の歴史を見ていきましょう。

イース(初代)は体当たりで敵を倒す!?

こちらの画像はファミコン版のタイトル画面です。記事の最初にある画像はPlayStation2版のタイトル画面です。
歴史が長いイースシリーズは様々なプラットフォームで発売されていて、少しだけ違う部分もあります。(ほとんどのゲーム部分は一緒です)
さてこのイース(初代)は主人公アドルが剣と盾と鎧を装備して、敵と戦うわけですが、攻撃ボタンは存在しません。マップ上を動く敵に向かって体当たりするのみです。そのシンプルさは昨今のゲームに慣れているプレイヤーには、かなりの難易度に感じるでしょう。雑魚敵との戦いも気が抜けないのが、イースシリーズの醍醐味です。

イースⅡで魔法が使えるように!でも体当たりは健在

イースⅡ楽曲のサウンドトラックの画像です。イースに限らずファルコム作品は音楽も素晴らしいです。

Ⅱでファイヤーの魔法を使えるようになりました。アクション性が少し増えましたが、あくまでも少しです。体当たりで敵を倒すシステムはまだ続いています。

イースⅢで劇的に変化が訪れる!

それまで上から見下ろす様なゲーム画面だったのが、横スクロールに変わりました。誰もが知ってるアクションゲームのマリオシリーズと同じゲーム画面ですね。
剣で攻撃する操作の他にジャンプ操作も増えて、今で言えば定番の、横スクロールアクションゲームの形になりました。

イースⅣでまさかの体当たりアドル復活!

この後のシリーズに影響を与える魔法剣のシステムが導入されているイースⅣは、初代やⅡと同じく体当たりで敵に攻撃します。
魔法があるので間接攻撃も出来ますが、基本はやっぱり体当たりです。これぞイースというアクションRPGの一つの完成形でした。

より立体的に動かせるようになったイースⅤ

上からの見下ろし視点でなおかつジャンプや攻撃操作がある、2.5次元アクションゲームとなったイースⅤです。
スーパーファミコンの後期に発売されたので、グラフィックもきれいで、イースにとってはいくつもの新しい試みで構成されています。

イースⅤから8年後に制作されたイースⅥ

Ⅴから8年ぶり、PCソフトとしてはⅢ以来14年ぶりということでかなりの話題と人気を獲得したのがイースⅥです。
シリーズ初の完全3D作品となっていて、画面上を縦横無尽に動き回って魔物と戦います。
プレイヤーのアクションスキルがある程度要求されつつも、RPGらしくレベルを上げればある程度簡単に倒せるようになるシステムバランスの完成度は随一です。ファルコム作品はどの作品もクオリティが高く、このイースⅥはその実力を味わうことができます。

イースシリーズのまとめ

Ⅵ以降に、番外編としてオリジン、そしてⅦを発売しています。アクション性としてはⅥがベースとなっているので、初代からⅥまでのような大きな変化はありません。今回はあくまでもアクション性に変化のあった部分を取り上げました。
途中でも紹介したように、イースシリーズは最新のプラットフォームで新しく発売されることが多々あります。横スクロールだったⅢも、リメイク版ではⅥのように3D作品に変わっています。
ただレベルを上げればボスに勝てるRPGに飽きた方にはぜひおススメです。特にファルコム作品は玄人向けに難易度設定が出来るようにしているので、とにかく難しいアクションゲームをプレイしたい方にもおすすめです。高難易度のボス戦は、一瞬も気が抜けません。

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