洋楽初心者でも聞きやすい、Jack Johnsonについて

アコースティックギターを主に使い、作る曲はサーフミュージックファンだけに留まらず各方面からのリスペクトを受けている。そんなJack Johnsonに注目してみた。

Jack Johnsonというアーティスト

ジャック・ジョンソン(英: Jack Johnson、1975年5月18日 - )は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島出身の男性ミュージシャン・シンガーソングライター。また、サーファー、映画監督、実業家、プロデューサーとしても活動。
アコースティック・ギターを中心としたオーガニックでリラックスした空気感のサウンドが特徴。ミュージシャンやサーファー界など多方面から評価を受け、サーフ・シーンの第一人者として認知されている。

少年期をハワイの海とサーフィンの中に過ごし、高校生の頃にはプロ・サーファー契約を交わすまでになっていた。しかし、17歳の時、サーフィン中に大怪我を負う事故を経験したのを契機に、それまでは趣味のひとつであった音楽や映像といった創作分野に傾倒していく。
その後、University of California, Santa Barbaraで映像を専攻。卒業後に、親友でトップ・プロ・サーファーのケリー・スレイターらサーフィン仲間を被写体に撮ったサーフ・フィルム『シッカー・ザン・ウォーター』『セプテンバー・セッションズ』を製作。「リアル・サーフ・スタイル」と高い評価を受けたその作品の中でも、特に評判だったのが、ジャックが自作した劇中のBGMであった。ジャックと共に映像製作をしていたカメラマンのスコット・ソーエンズなる人物の紹介でジャックと知り合ったG・ラヴは、彼の音楽的才能に着目し、自身のアルバム『フィラデルフォニック』にジャック製作の楽曲「ロデオ・クラウンズ」を収録するなど、ミュージシャンとしてのジャックの存在が注目されるようになる。
この「ロデオ・クラウンズ」はベン・ハーパーのマネージャーの耳に留まり、ベンの経営するインディ・レーベルからCDデビューする運びとなった。そこから2001年に発表した1stアルバム『ブラッシュファイアー・フェアリーテイルズ』はインディーズでのリリースながら口コミで評判が広がり、翌年にはメジャーのユニバーサル・レコードより再リリースされ、全米でミリオン・セールスの大ヒットを記録する。
2003年にはビースティ・ボーイズなどを手がけたマリオ・カルダートJr.をプロデューサーに迎え、ハワイでレコーディングされたセカンド・アルバム『オン・アンド・オン』を自身が立ち上げたレーベル「ブラッシュファイアー・レコーズ」から発表。初登場で全米3位にチャートイン。同年9月には朝霧ジャム出演で初来日し、同時に行った単独公演は即完売の盛況ぶりで、すでに日本においても高い人気を獲得していた。
翌2003年以降からは、同じくサーファーでミュージシャンであるドノヴァン・フランケンレイターのデビュー作をプロデュースし、ブラッシュファイアー・レコーズにG・ラヴを迎え入れ、また環境団体「コクア・ハワイ・ファウンデーション」を設立するなど、多方面でマルチな才能を発揮するようになる。さらに、フジロック・フェスティバル04には「フィールド・オブ・ヘヴン」のトリで出演し、ベン・ハーパー、ドノヴァン・フランケンレイターをゲストで招いて共演した。
2005年に発表した3rdアルバム『イン・ビトウィーン・ドリームス』はアメリカのみならずイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドといった英語圏全体でも大ヒットし(全英・全豪ともに1位)、世界的な評価を獲得する。
以降、およそ2年おきのペースでリリースを続けており、2006年には、絵本『ひとまねこざる (おさるのジョージ)』の映画音楽を手掛け、そのサントラである『シング・ア・ロング・アンド・ララバイズ・フォー・ザ・フィルム:キュリアス・ジョージ』を、2008年にはソーラー発電を動力にしてレコーディングした4thアルバム『スリープ・スルー・ザ・スタティック』、そして2010年の5作目『トゥ・ザ・シー』まで、すべてにおいて全米1位及び英豪チャートでも首位を獲得するなど軒並み好成績を記録している。

出典: ja.wikipedia.org

サーフシーン、その第一人者のサウンド

先述したようにJack Johnsonというアーティストはサーフミュージックにおいて、
2000年頃からアルバムをリリースしている。
今までにもアコースティックサウンドをしてきたアーティストはたくさんいるが、
彼の曲はハワイ出身であるからなのか、サーファーという経歴から来るものなのか、
非常に「海っぽさ」を感じることができる。

Jack Johnsonらしい落ち着いていて、明るい曲である。

ロックテイストなドラムも取り入れることで、層を問わずに楽しめるサウンドになっている。

アルバム、「On and on」からの一曲、まさにJack Johnsonらしさが出ている。

囁きと歌の中間を取ったような歌声で始まる曲。

敬愛し、敬愛させるアーティスト

Jack Johnsonはアメリカ西海岸の伝説のバンドと称されるSublimeのファンでもある。
Sublimeのトリビュートアルバムには彼らしいアレンジをしたBad fishが収録されている。
また、彼は同じく西海岸のヒップホップグループ、Black eyed peasともコラボレーションするなど、
他のバンド、アーティストからの支持を多く得ている。

Jack Johnsonのサーフミュージックがアレンジされ、ヒップホップと上手くミックスされている。

最後に

Jack Johnsonはその曲調のせいか、いつも明るい内容のリリックを書いていると思われがちだ。
しかし、実際はそうではなくシリアスな内容のものも多い。
彼は音楽だけでなく色々なカルチャーを経て、現在に至る。
その過程の中で気に留まったことを音楽というツールを利用して発信しているのではないだろうか。
それこそがJack Johnsonを唯一無二の存在とさせているのだろう。
そんな彼のアルバムは海にドライブへ行くときは持っていくとおすすめだ。

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