フィギュアスケートは同じ曲でもこんなに違う!~『カルメン』編~
浅田真央選手が2005年のショートプログラムで演技を披露した歌劇『カルメン』。実はこれまでにも多くの選手によって様々な演技を披露されてきた名曲です。衣装や演技の構成によって、まったく違った作品のように見えますので、まとめてみました。
カルメンとは
歌劇『カルメン(Carmen)』は、フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーによる全4幕のオペラ。プロスペル・メリメの小説『カルメン』をベースとして、音楽(歌)の間を台詞でつないでいくオペラ・コミック様式で書かれている。
フィギュアスケートではこのオペラの前奏曲、アリアなどを抜粋した「カルメン組曲」もよく使用されます。
また、劇中の音楽ではカルメンのアリア「ハバネラ」や勝利を収めたエスカミリオによる「闘牛士の歌」などの使用頻度が高いです。
あらすじ
タバコ工場の衛兵、ドン・ホセは、故郷にミカエラという婚約者がいる。ところが、タバコ工場に勤めるジプシー女のカルメンに花を投げつけられ、心が揺れ動く。
ある日、工場内のケンカでカルメンが逮捕される。護送するホセは、カルメンの誘惑に負け、彼女を逃がしてしまい、ついには軍を脱走するはめとなる。
逃走したホセとカルメンは、密輸団に入る。カルメンは、嫉妬深いホセに嫌気がさし、華やかな世界に生きる闘牛士エスカミリオと付き合い始める。
エスカミリオの試合を見に闘牛場へ出かけたカルメンの元へ、嫉妬に狂うホセが現れる。復縁を迫るホセをカルメンが拒絶すると、逆上したホセはカルメンを刺し殺し、自分も後を追う。
出典: posi-life.com
自由奔放な魔性の女、カルメンと、彼女に惹かれ破滅の道をたどるホセの愛憎劇です。
女子はカルメンを、男子はホセかエスカミリオを演じる場合がほとんどですが、
プルシェンコのように各場面のハイライトを一人で演じるパターンもあります。
女子シングル
カタリナ・ビット選手
デビ・トーマス選手
安藤美姫選手
安藤美姫 2007 全日本選手権 FS カルメン
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本郷理華選手
浅田真央選手
長洲未来選手
アディリナ・ソトニコワ選手
≪ロシア語≫アデリーナ・ソトニコワ 2013 ロシア選手権 SP:カルメン
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2012~2013シーズン SP
ユリア・リプニツカヤ選手
ユリア・リプニツカヤ 2010ロシア選手権 FS
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当時12歳のリプニツカヤ選手による驚異の演技。