一度は読むべき!週刊少年ジャンプで連載を持つ岩代俊明さんの作品まとめ

週間少年ジャンプで人気活躍中の漫画家、岩代俊明さんの漫画作品をまとめました。世間にはあまり知られていない漫画家さんですが、人気作品をいくつも書いています。知られざる岩代さんの魅力に迫ります。

岩代俊明とは?

デビュー前は同人活動を行っていた。2003年、『みえるひと』で第10回ストーリーキングマンガ部門準キング受賞。
その後は数本の読切を掲載した後、『週刊少年ジャンプ』2005年33号より受賞作・読切の設定を改変して『みえるひと』を連載。地味目な作風や展開の遅さなどで人気と掲載順位は長期低迷を続けたが、それでも一定のファン層を獲得し連載1周年を突破した。しかし、1周年直後に連載は終了となる。

出典: ja.wikipedia.org

岩代俊明さんは週刊少年ジャンプで活動中の漫画家です。
基本的に日本を舞台にしたファンタジー作品を描いています。それではデビュー作からご紹介します。

『みえるひと』

高校に入学するために上京してきた桶川姫乃は、自分に取り憑いていた悪霊・「陰魄」を、霊問題の専門家である案内屋・明神冬悟に退治してもらう。その後、明神が経営する「うたかた荘」の住人となった姫乃は、陰魄にまつわる様々な問題に巻き込まれていく。

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登場人物のほとんどが幽霊の類の漫画です。登場人物の死にまつわる話や、悪霊との戦いが多いために全体的に暗い印象が強いです。
少年漫画の枠に嵌らないシリアスな展開が多いために、ジャンプでの人気は少し低めです。
その辺の暗さが岩城さんの良さですが、バトルでも良い見せ方をしてくれるのでどちらの話も描ける器用な作家さんです。それが次回作にも繋がっています。

『PSYREN -サイレン-』

荒廃した未来の日本と、現代の日本とを行き来する謎のゲーム「PSYREN(サイレン)」に巻き込まれた主人公の少年・夜科アゲハが、幼馴染の雨宮桜子らと共にゲームを進めながら、ゲームの謎や未来の世界が荒廃した理由を突き止め、世界を崩壊に導いた組織と戦う姿を描く。連載話数の単位は「CALL.(コール)○○」である。

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ヒロインを助け出すために命がけで戦う物語、って簡潔に書くと王道の少年漫画ですが、そこに岩代さんの味が良く映し出されているのがこの『PSYREN -サイレン-』です。
まずヒロインは見た目は美人だけど、精神的にかなり病んでいます。また命がけのレベルも尋常じゃないです。結構な頻度でキャラが死んでいく危険な世界です。そして頼れる味方が少ないというのも、よりギリギリな状況に追い込まれる要因になっています。
サスペンスというジャンル分けをされていますが、命がけの状況はどちらかと言えばホラーに近い感じもあるかもしれません。命がけのギリギリのバトルを見たい方は是非一度見てください。

『カガミガミ』

岩代にとって三作目の連載作品。週刊少年ジャンプ2014年28号に掲載された読み切り「式神トワイライトデイズ」が原型である。話数カウントは「FILE ○」。
そう遠くない未来。崩壊した世界の中で、一つの孤独な魂が、かつて共に過ごした1人の式神つかいとの記憶に、思いを馳せていた。
時は遡り現代。物に触れることで、その所有者とを繋ぐ光の糸を見ることができる不思議な力を持つ美好真子は、探偵を目指すも上手くいかずにいた。そんな中、都内の公園で起きた殺人事件の調査に赴いた真子は式神つかいの少年・嘉神恭介と出会う。

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現在週刊少年ジャンプで連載中の『カガミガミ』になります。連載作品としては前作から約4年ぶりになります。ファンとしてはかなり待ち焦がれたのではと思います。
こちらはまた『みえるひと』に近い世界観設定になっています。霊ではなく式神がメインになりました。
暗いイメージがだいぶ減って、初見の人でもかなりとっつきやすい作風になりました。現在ジャンプで連載中で、まだ始まったばかりです。巻数が多くなる前の今が読み時です!

岩代俊明作品まとめ

他にもコミックス化されていない読み切り作品がいくつかあります。
連載された作品は舞台や設定が近いですね。似たような作品しか作れないと思う人もいるかもしれませんが、むしろ似たような舞台設定で別の作品を作っている岩代さんの引き出しの多さに驚きます。
王道の少年漫画展開に自分の色を乗せて表現する岩代ワールドを一度読んでみてはいかがでしょうか?

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