セガの名作レースゲーム DAYTONA USAはもっと売れてもおかしくなかった
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セガのアーケードタイトルでセガサターンにも移植されたDAYTONA USA。ストックカーレースを題材にしたクールなレースゲームでしたね。音楽も素晴らしく、アーケードでも随分楽しませてもらいました。セガサターンという、世間的にはマイナーハードで発売されたのが残念。
名作レースゲーム・DAYTONA USA
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よく友だちと並んでレースしたものです。
セガの名作レーシングゲーム、デイトナUSAはアメリカのストックカーレースを題材にして作られたゲームです。1994年にアーケードで第一段が稼働しました。DCGアーケード基板であるModel2の第1弾タイトル。テクスチャーマッピング付きのポリゴンをを使用していました。大型の筐体で臨場感のあるドライビングを楽しめるのも魅力でした。そもそもストックカーレースは日本ではあまり広まっておらず、本場アメリカでは大人気のレースでした。セガらしい目の付け所が発揮されていますね。
ストックカーレースとは
ストックカー(stock car)という語は、本来的には工場出荷時の状態のままなんら改造を加えられていない自動車に付けられるべきものである。しかしながら、今日においては、このストックカーレース専用に製造された特別な自動車を区別するために用いられている。
出典: ja.wikipedia.org
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レースでドライバーが市販車では考えられないような速度で走行するようになっていくにつれ、車体も市販車以上の安全性を持つことが求められた結果、市販車ベースの車両による参戦という形態は根本的な変更を余儀なくされることとなった。
そのため、1970年代になるとストックカーレースで使われる車両はレース専用の車体に市販車に似せたボディを被せるという形態へと変化していった。
出典: ja.wikipedia.org
ゴテゴテとしたステッカーが最高ですね。市販車と同じフレームを使用しているだけに感情移入しやすいのも魅力的です。中身が違うとしても外観が同じなので見たことのある車が猛スピードで走行するのを見ることができます。
セガサターンのDAYTONA USA
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止まった状態ではなく走った状態からのスタートがまた、緊張感があって良かったですね。
セガサターンへの移植は1995年。サターンとアーケード基板との性能差でかなりポリゴンが荒い作りでした。それでもアーケードの楽しさが感じられる素晴らしい異色だったと思います。スピード感はアーケードほどではありませんが、いい意味での大味な作りがセガらしいゲームでしたね。それでも当時としては結構グラフィックが良いなあと感じていましたから、今のゲームに慣れすぎているだけかもしれません。サターン版には独自要素があり、それは馬が走るというものでした。このような隠し要素もセガらしい一面です。
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デイトナUSAといえば馬。「DAYTONA」を出した状態にして、モードセレクト画面で、XZLボタンを押しながらスタートすると「UMA」が、「UMA」を出した状態でYZLRボタンを押しながらスタートすると「UMA2」が出現する。
引用元:http://sesesega.blog90.fc2.com/blog-entry-36.html
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シンプルな操作感、ドリフトの爽快感などレーシングゲームとしては出来の良いゲームでした。繊細な操作ももちろんですが、ぶつけてブレーキングなど実際のレースではありえない動きでも十分に楽しかった記憶があります。セガやゲームセンター好きにはたまらないゲームでしたね。
その後のDAYTONA USA
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PS3/Xbox版
グラフィックの進化がすごいですね。
デイトナUSAサーキットエディション(セガサターン) 1997年1月24日発売。
デイトナUSA2 BATTLE ON THE EDGE(アーケード) 1998年7月稼動の続編。
デイトナUSA2 パワーエディション(アーケード) 1998年12月稼動。
デイトナUSA2001(ドリームキャスト) 2000年12月21日発売。
デイトナUSA(PS3/Xbox360版) 2011年発売
その他にもWindows移植も行われています。
これなら今でも遊べる!!
久々にデイトナがやりたくなってしまいました。
隠れた名作っぽい位置づけなのが残念なほど完成度の高いゲームです!
セガの流行りを追わず独自に開発するゲームは本当に面白かったですね。