シュールで洒落た、夜のお散歩
可愛らしい絵柄とロマンチックな展開が魅力的な鴨沢祐仁さん作の『クシー君の夜の散歩』。その世界観は作者が亡くなって久しい今なお多くの人から支持されています。
概要
新しいボウを結んで、クシー君は今日も夜の街へ。ほうき星がかけめぐり、月のかけらを焼きあげたクッキーを売るお菓子屋さんが店を開くファンタスティック・コミックス。
出典： www.kawade.co.jp
行き当たったバーにて
ウサギが給仕をする不思議なバー・L'sBAR。そこでは「火山岩のココア」や「汲みたて銀河のミルクセーキ」、さらに一番星をサービスで添えたカクテルetc… 全体的に甘味が勢ぞろいで、女性の方が喜びそうなメニューばかり。
クシー君は甘いモノよりお酒が好きみたいで、どこか気に入らないと言った感じでした(^-^;)意外とドライ。
お餅型の宇宙人…？！
大晦日の日に不時着してきたお椀。中には何とお餅が他の宇宙人が入っていて…?!
UFOを修理している間、「チキュウノ タベモノ オイシイ」とおせちを食べるお餅の姿が何ともシュールでした。
まとめ
宇宙、惑星、これらをデザートと絡めながら描く穏やかなファンタジーです。子供のころのような想いに浸りたい時にぜひオススメしたい、そんな1冊となっています。
