【妖怪好き必見】~ぬらりひょんの孫~
奴良組総大将ぬらりひょんの孫、奴良リクオ。
彼は妖怪の血を4分の1しか継いでいないため人間として生活する日々を送っていた。しかしある事件を機にぬらりひょんの血が覚醒し昼は人間として、夜は妖怪として奴良組を率いていく事になる。
筆絵の魅力
この漫画の特徴は筆ペンを使った墨絵のようなイラストです。
筆ペンを使うと線が太くなり絵が見づらいことも多いのですが
この作品は何故か見やすい!
表紙だけに留まらず、コマの中でも利用されるこの技法は
妖怪物のストーリーと相まって作品の魅力をより一層引き立てています。
牛鬼編
~奴良組幹部牛鬼の陰謀~
クラスメイトと捩眼山を訪れたリクオでしたが、牛鬼の陰謀によって窮地に陥ります。
仲間に助けを呼べない状況下でリクオがとった行動とは…。
物語始まって以来の強敵との対峙に目が離せません!
遠野編
~妖怪が持つ真の力を身に付けるため、リクオは遠野にある隠れ里で修行をする事に~
妖世界が不穏な動きを見せる中、奴良組を率いる実力を疑われ遠野に送り込まれてしまったリクオ。
最初は嫌々ながら修行をしますが、徐々に遠野妖怪とも打ち解けていき
持ち前の大胆不敵な性格で遠野妖怪を味方につけていきます。
そんな中リクオ達のいる隠れ里に不穏な影が近づき…。
昼夜で性別が逆転する「淡島」や鎌鼬の「イタク」らの活躍も見所です。
ぬらりひょんの過去編
~リクオの祖父である「ぬらりひょん」と祖母「珱姫」の出会い~
現代時間枠では描けない、味のあるストーリーが見れるのが過去編の醍醐味ですよね。
次章にも深く関わってくるこの過去編、
人間である珱姫と対等な立場で接するぬらりひょんの
妖怪らしからぬ性格がうまく描かれています。
この時珱姫16歳、ぬらりひょん100歳超え。
…え?
珱姫が若いのか…ぬらりひょんが年なのか…。
どっちにしろぬらりひょんが羨ましい!
羽衣狐編(はごろもぎつねへん)
~奴良組と因縁のある大妖怪「羽衣狐」を倒すため京都へ向かうリクオ一行~
表紙から溢れ出るラスボス感…。
全身真っ黒の妖艶な羽衣狐が登場したことで読者の熱はヒートアップ!
羽衣狐の支配下にある京妖怪たちも個性が強く
リクオ率いる奴良組・遠野妖怪と熱い戦いを繰り広げました。
結果的に羽衣狐編は作中でも人気の高い章に。
さいごに
少年漫画なので男性キャラが格好良いのはもちろん、女性キャラもかわいく魅力的です。
性別問わず楽しめる妖怪漫画、機会があれば読んでみてくださいね。
漫画は全25巻、
アニメでは「ぬらりひょんの孫(1期)」と「ぬらりひょんの孫~千年魔京~(2期)」で楽しむことができます。