大谷翔平がついに入団を決意!日本ハムの誠実さ溢れる交渉術を紹介
高校卒業後はプロ野球入団ではなく、メジャー挑戦を表明していた大谷翔平。ここでは彼を口説き落とした日本ハムファイターズの交渉術を紹介しています。大谷自身を成長させたいという気持ちが伝わる、チームの誠実な交渉姿勢を画像付きでまとめました。
「本日 北海道日本ハムファイターズに入団させていただくと伝えました」
【2012年10月21日】 メジャーリーグ挑戦を表明
「入学当初からの夢だった。若いうちに行きたい思いがあった。日本のプロにも憧れはあったが メジャーへの憧れの方が強かった」
【2012年10月25日】 日ハムがドラフトで大谷を1位指名
▼ドラフト後の栗山監督
「大谷君からすれば「何すんだ」っていうこともあるだろうし それに対しては正直に本当に申し訳ない。とりあえず(大谷サイドに)話を聞いてもらえたら うれしい」
出典: aufpet.com
▼指名を受けての大谷
「評価をしていただいたことはすごくうれしいし ありがたい。正直びっくりしたというか 動揺した部分はあったけど 自分の気持ちは変わらない。入団の可能性はゼロです」
【2012年10月26日】 日ハムが花巻東高校を訪問
▼訪問した日ハムの山田正雄GM
「できれば会いたかった。選手育成の実績を話そうと思っているが そこまでいけるか分からない。時間をかけて諦めずに最後の最後まで頑張ります」
【2012年11月2日】 2度目の指名挨拶を大谷の自宅で 大谷が同席
▼訪問した日ハムの山田正雄GM
「両親と面会ということで来たのですが 思いがけず本人が出てきて 3人で会うことができました。きょう会ってくれたことには喜んでいます。両親からは また機会をつくりますと言ってもらえた」
出典: www.sanspo.com
※【交渉ポイント】
◎栗山監督と面識がある大谷にサインボールを渡すことで緊張をほぐす
◎元々国内を希望する両親に育成面をアピール
※【この時点での大谷の気持ち】
「メジャーで長くやりたい」と強い意思表示
【2012年11月10日】 初の入団交渉 両親のみで大谷は同席せず
▼交渉した日ハムの山田正雄GM
「若いときからメジャーに挑戦する 海外で挑戦することは統計的にもなかなか大変だという説明をしました。ご両親も納得してくれたと思います」
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▼交渉後 父親の徹さん
「球団さんから資料を作っていただき 日本スポーツ界の若い人が海外に進出するというお話を その資料をもとに伺いました。資料作りには時間もかかったでしょうし 大変だったと思います。私としてはありがたいなという思いです」
「資料を持ち帰って できるだけ詳しく正確に伝えたい。最終的には本人の人生。後悔のないように 本人の意志で決めたい」
出典: www.sanspo.com
※【交渉ポイント】
◎球団本位にならず 大谷の「メジャー挑戦の夢」を基本に話を進める
◎リスク考察の資料作成で 大谷を大切に思う気持ちを表す
◎元々国内を希望する両親に あらためて厳しい現実を伝える