芸能界のタブー?大手芸能プロ周辺で相次ぐ死者の噂

ここではマスコミが決して触れない、芸能界の裏側の闇についてまとめた。大手芸能プロダクションの周辺で不自然な死が相次いでいるという内容だ。芸能界のタブーに切り込むノンフィクションを出版した星野陽平へのインタビューなども掲載している。

出典: up.gc-img.net

大手芸能事務所ケイダッシュの幹部谷口元一氏

大手芸能事務所ケイダッシュの幹部で、
関連会社パールダッシュ社長の谷口元一氏を、
威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、東京地裁に民事提訴

谷口氏は収録現場に押しかけて吉松を追いかける、
実家に電話をかける、探偵を使って自宅を撮影させる、
仕事関係先に電話をかけるなどの、執拗につきまとう“ストーカー行為”を行っていた。
谷口氏は嫌がらせで大会の協賛企業に脅迫電話。
スキャンダルになることを恐れた国際文化協会は、
吉松に「大会期間中は体調不良を理由に(出席を)自粛してほしい」と通達。

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吉松育美

2012年、日本人初のミス・インターナショナルグランプリを受賞した

谷口は吉松さんの事務所周辺を雇った探偵に調査させたり、
吉松さんの実家に電話をかけ、08年に自殺した元TBSアナウンサーでフリー転向後は谷口の事務所に所属していた川田亜子さんの名前を出し、
「私は心配しています。娘さんが彼女のようになることを心配しています」
などと話したとのこと。
これについて吉松さんは、
「あたかも心配しているような口調で言っているが、それは私や家族にとっては、『自殺することになる』『川田亜子さんのようになるぞ』という脅迫のメッセージにしか聞こえなかった」
と憤っていた。

これに見られるように、近年、
芸能界に対するマスコミの“自主規制”はますます強まり、
一方で、芸能プロダクションのマフィア化が
進行しているのではないかと懸念しています。

この10年でいえば、大手芸能プロと因縁がある芸能関係者が何人か死んでいますから、
芸能界の水面下は異常なことになっているかもしれません。

--死者が出ているとなると、穏やかではありませんね。

星野 05年12月に、レコード大賞の審査委員長だった阿子島たけし氏の
金銭スキャンダルを糾弾する怪文書がバラまかれ、
その直後、阿子島氏の自宅で火災が発生し、
3日後に焼け跡から阿子島さんの遺体が発見されました。

出典: www.maniado.jp

故 阿子島たけし氏

レコード大賞審査委員長変死事件

その年のレコ大は、EXILEに大賞を獲らせるかどうかで、
大手芸能プロ同士が水面下で綱引きをしていたといいます。

日本レコード大賞審査委員長の変死

音楽評論家・阿子島たけし(65)が
「2005年日本レコード大賞」の審査委員長に決まった同年9月、
阿子島氏に対して、「音楽業界有志一同」名で、
阿子島をとんでもない人物と名指しし
「業界関係者との金銭授受があった」「阿子島はレコ大委員長を辞めろ」等の文書が
阿子島並びに関係者に送りつけられていた。

阿子島は文書について、
「全く根も葉もないこととまで言わないが、事実関係を捻じ曲げている」
「出した人間は分かっている。詳しいことは後日話す」とコメントしていた。

そして問題の事件が起きた。
阿子島は12日朝に家を出て以降、
行方不明となり14日に家族から神奈川県警戸塚署に捜査願いが出された。

しかも13日には、阿子島の自宅(神奈川県横浜市)が全焼するという事件も起きている。
12日に行方不明になり13日に自宅が全焼という不可解な事件で、
当然警察は本人を捜索していたが全焼から3日後の16日に
突如自宅敷地内から遺体となって発見された。

14、15日とさほど広くもない自宅敷地内を
多数の警官が捜索していたにも関わらず3日後になって
遺体が発見されたことについて警察は
「16日に初めて屋外を捜索し始めた」としている。

司法解剖では煙を吸い込んでいないと診断された。
つまり火事が発生する前に死亡したということだ。
その上で警察の発表は、死因は焼死で、
出火原因は放火ではなく失火と断定。

事件性がないと判断したと発表した。

日本レコード大賞といえば、わが国でもっとも権威ある音楽賞で、
利権も絡む故、その関係で何らかのトラブルに巻き込まれたとのではないかとの憶測も出ている。

まにあ道

また、08年にはフリーアナウンサーの川田亜子さんが練炭で
自殺するという事件がありました。

故 川田亜子アナ

川田さんは大手芸能プロ幹部と交際し、婚約までしていましたが、
その後、この幹部への不信感が募ったことで婚約を解消しました。
ところが死の直前に、その芸能プロ幹部から「練炭を買ってこい」と
、2度命令されていたという情報もあります。

自殺との関連は不明ですが、
いずれにせよ、まだ表に出ていない情報が山ほどあるのです。

--どちらも事件の可能性があるのでしょうか?

星野 それはわかりませんが、芸能界の異常性が社会で
ほとんど議論されないことは問題だと思います。
例えば、長らく国民的イベントといわれてきたレコ大の
審査方法が公正でないことは多くの国民が知っているのに、
改革の動きがまったくないのは不自然です。
私は本書の執筆に当たり、アメリカの芸能界の仕組みについて調べましたが、
日本のレコ大のような仕組みはアメリカでは違法です。

アメリカと日本の芸能界の違い

星野 かつてレコ大の審査委員長をしていた人から、
「大賞の直前にノミネートされた歌手が所属するプロダクション2社から
同額の商品券が届くので、大賞は事実上、その2人のどちらかからしか選べない。
音事協で談合しているのでしょう」と聞いたことがあります。

業界内部の話でとどまればいいですが、公共の電波を使った放送の裏では、
このような行為が平然と行われているのです。

アメリカでは、番組スポンサードとは別に水面下で金銭を発生させて、
それにより流す曲を決めるようなことは、「ペイオラ」と呼ばれる違法行為に当たり、
放送通信事業を規制・監督する連邦通信委員会(FCC)という機関が取り締まっています。

--アメリカと比較すると、日本の芸能界は不正行為が放置されている印象ですが、
なぜなのでしょうか?

星野 その背景には、差別の問題があると思います。

かつて芸能に従事している人は「河原乞食」とか「河原者」と呼ばれ、
厳しい差別を受けていました。

昔、アイドルが芸能界入りする時、
親が猛反対するという話がありましたが、
その背景にもこの問題があるのだと思います。

--そうした社会の意識レベルから改革しなければ、
芸能界の問題は解決できないということでしょうか?

星野 そうです。
ただ、タレントと芸能資本(芸能プロダクションなど)の関係についていえば、
現在のような芸能資本側の圧倒的強さは固定的なものではなくて、
時期によっては流動的です。

例えば、戦後しばらくの間、
映画会社間の俳優の移籍を禁じる「五社協定」ができるまでは、
俳優は映画会社に対して強い立場にあり、
俳優に仕事をあっせんする「俳優ブローカー」が
強い影響力を持っていました。

戦前も映画会社のカルテルが未熟で、
俳優が結束して独立プロダクションを起こして、
配給系統まで持っていた時期がありました。

--タレントも団結して、自由な芸能活動ができるようになる可能性もあるのですね。

星野 制度として役者が差別されていた江戸時代でさえ、
役者は権力者に抵抗していました。
江戸中期まで役者は弾左衛門という被差別民の頭領に支配され、
櫓銭(やぐらせん)という興行税を払っていました。

ところが、1707年に弾左衛門に許可なく江戸で興行を打ったとして
弾左衛門の配下300人に芝居小屋を破壊された
小林新助という人形を操る芸人が弾左衛門の不当性を幕府に訴え、
新助の主張が認められるという事件がありました。

これをモチーフにして歌舞伎の代表的な演目
『助六』が生まれたという説もあります。
『助六』は、主役の助六が意休という老人から
友切丸という宝刀を奪うというストーリーです。

友切丸は当時の役者にとって「興行の自由」でした。
今のタレントにとっては「実演の権利」でしょう。

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