【閲覧注意】残酷な童謡『マザー・グース』まとめ
英語の童謡として日本でも有名な『マザー・グース』だが、実は非常に残酷な内容が含まれている。ここでは『マザー・グース』の中から残酷な内容のものを抜粋しつつ、なぜそのような内容になったのか考察していく。
London Bridge is broken down(ロンドン橋落ちた)
出典: tabisite.com
日本でも有名な童謡ですね。
一見して残酷には見えませんが、実はこの童謡、ロンドン橋建設の際の人柱をモチーフにしているという説があります。
じじぃの「ロンドン橋!本当は恐ろしいほど残酷な」 - 老兵は黙って去りゆくのみ
d.hatena.ne.jp
『マザー・グース』が残酷な理由
なぜこんなに怖いマザー・グースが広まっているのか、不思議ですよね。
普通は「そんな歌、ダメ!」と親が止めそうなものですが…。
実はこれには、深いワケがあったんです。
理由1:子供を怖がらせて、しつけするため
子供が悪いことをしないように、一人で森の中に入ったりして危ない目にあわないようにわざわざ怖い話を子供にしていた
理由2:子供が残酷だから
世界的に有名な童謡集『マザーグース』には、子供たちが社会を通して見てきた残酷な事実や恐ろしげな話が歌いこまれています。大人の世界や社会のなかに潜んでいる残虐性や恐ろしげな空気を敏感に感じとって、唄いつづけているのです。
理由3:魅力がある
マザーグースには残酷な内容が多すぎるということで、優しい内容に書き換えようという運動が起こったこともあります。
たとえば、ハンプティ・ダンプティの歌はこのように書き換えられました。
ハンプティ・ダンプティ へいのうえにすわってた
ハンプティ・ダンプティ おっこちた
ハンプティ・ダンプティ さけんだ
「アーメン! 神様がぼくをもとにもどしてくださる」
ちっとも面白くないですよね?
怖さとか残酷性って、実は童謡のいい味付けになってるんです。
マザー・グースは他にもたくさんあるので、興味があるなら是非読んでみてください。
マザーグースの歌 Mother Goose Nursery Rhymes
mother-goose.hix05.com
マザーグースがたくさん載っているサイトです。
目次 - Contents
- 『マザー・グース』の概要
- 残酷な童謡『マザー・グース』
- My mother has killed me(お母さんが私を殺した)
- There was a lady all skin and bone(骨と皮だけになった女)※抄訳
- There was a man,a very untidy man(一人の男が死んだ)
- Ring-a-Ring-o' Roses(バラの花輪だ 手をつなごうよ)
- Lizzie Borden took an axe(なわとび唄)
- London Bridge is broken down(ロンドン橋落ちた)
- 『マザー・グース』が残酷な理由
- 理由1:子供を怖がらせて、しつけするため
- 理由2:子供が残酷だから
- 理由3:魅力がある