壮絶すぎる…サヘル・ローズの半生まとめ
バラエティー番組などでタレントとして活躍しているサヘル・ローズは明るい笑顔が印象的だが、実は壮絶な半生を送っている。ここでは日本で生まれ育った人には想像もつかない、サヘル・ローズの半生を紹介する。
サヘル・ローズ
「私がいなかったら、母は普通に結婚して家庭を持っただろう。申し訳ない。一人の私が母の人生を台無しにしてしまった」
来日してすぐにホームレスとなった親子
1993年、日本に留学中の婚約者のイラン人青年を頼り、来日した。フローラ23才。サヘル8才の時だった
出典: shonenkenya.com
フローラの婚約者は、ユニットバス付きの6畳一間に住んでおり、婚約者が小学校へのサヘルさんの入学手続きをしてくれたという
しかし彼がサヘルに虐待などし始め、生活が上手くいかなくなり、フィアンセと別れることとなったフローラ
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同居からわずか一週間ほどで暴力を振るい始めたフィアンセ。結局「好きな人ができたから、出て行ってくれ」と告げ、親子を追い出したという。
行く場所がない2人は、公園の土管の中で寝るようになったという
そんな日々から救ってくれた人がいた。小学校の給食調理員の女性だった
2週間ほど過ぎた頃、「何か困ったことがあるんじゃないの?」と声を掛けられたことがきっかけで、アパートや仕事などを世話してくれたという
毎日同じ服を着て、給食だけで飢えをしのいでいたサヘルを見て、給食調理の女性がアパートの保証人になったり、フローラにペルシャ絨毯を織る仕事を見つけてくれたという。
しかし学校では、「イラン人はいらん」などと苛められた。だが、母を心配させないために、帰り道で泣き続けても、家に着くと笑顔を作った
当時の担任教師は、そんなクラスのいじめの状況を知っていたはずなのに、見て見ぬふりをしていたという
陰湿ないじめを苦に自殺を決意したサヘルだったが…
極端な貧乏生活をおくり、学校では陰湿ないじめにあっていたサヘル
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ある日学校を早退して、母がいないうちに命を絶とうとしたサヘル。しかしいないはずの母が家にいて、部屋の隅に座って泣いていたという
サヘルはイランを離れるとき以外、母の涙を見たことがなかったという
「どうしたの?」とサヘルが尋ねると、母は「もう疲れた」と一言つぶやいた
そんな母の手を握りしめたときに、若かった彼女の手が皺だらけでゴワゴワになっていることに気づいたサヘル
サヘルは自分のために苦労してくれた若くて綺麗な母が、年老いたことに気づき、その恩返しをしようと決意したという
サヘル・ローズ
「そのとき私は、これまで彼女に「ありがとう」と言ったことがなかったことに気づきました。この人に恩返しをしよう。そう決意しました」