「大食い」の代償…元王者が語る危険すぎる真実
日本で独自に盛り上がり続けている文化「大食い」。その「大食い」を特に盛り上げている、食べる量とスピードを競う「フードファイト」。人間離れした食いっぷりが気持ちがいいと話題になった時期もありましたが、実際には死者を出してしまうほどの危険な競技でもあります…。この記事では、元フードファイト王者が語る「大食いの代償」についてまとめました。食べることを競技になんてしなくてもいいんです。ゆっくり、楽しく食事しましょうよ。
日本で独自の文化「大食い」の概要
テレビ東京の「全国大食い選手権」が火をつけた”大食い”
人間離れした食いっぷりに視聴者は熱狂し、食のスポーツとしてフードファイトと名前を変え一躍大ブームに
出典: ja.wikipedia.org
王者として小林尊、ジャイアント白田、ギャル曽根などが大食いタレントという枠でも人気を持ち始めた
出典: matome.naver.jp
大食い/フードファイトの危険性
腸とかがボコって。。。
1人の30代元フードファイター女性は「太らないは嘘、吐いているだけだ」と明らかにしたブログを投稿
そのブログで「選手たちが、現場でトイレに駆け込んで食べたものをすべて吐き出していたこと」もリークされた
撮影を中断してトイレまで我慢できない人が嘔吐し、その口封じをされたということまで明らかになり一時騒然となった
元東大医学部講師の先生が大食いの危険性について解説
糖尿病や肥満、心筋梗塞、脳梗塞、勃起不全などさまざまな病気にかかる可能性が高まる
膵臓の弱い人は、膵臓炎になり消化管に潰瘍のある人は、消化管が膨らむことにより、急に消化管が破れて吐血や下血をするなど、命に係わる緊急事態が起こりやすい
また、「大食い」事態が病気の症状として”心因性食欲不振症”になることも
心因性食欲不振症ってなに?
心因性食欲不振症の患者は食欲不振・摂食障害というものの、時に尋常ではない大食いを
その後、自らおう吐を促して食べたものを吐くといった異常行動をとるのが特徴だといいます
政策研究大学院大学の鈴木眞理教授(内分泌学)によれば、ほとんどのフードファイターはこの摂食障害にあたるのではないかとみている
「選手権をテレビで見ていたとき、最後に残った女性5人は、ほとんどがやせていました。足も骨皮状態の人が多かったです。これは、ほとんど全員が摂食障害だと思います。食べて普通に消化されれば、ほぼ間違いなく太りますからね。予選で落ちましたが、実際に摂食障害の患者さんも出ていたんですよ」と語る
鈴木教授はつづけて、フードファイターが時間を競うならわかるが量を競うのはどうなのかと言及した