テレビのやらせ発覚事件と放送事故まとめ

ここでは日本のテレビ業界の中で発覚したやらせ事件と、有名な放送事故をまとめた。バラエティー番組のやらせが発覚した件や、大手広告会社「電通」とオリンピックの裏金疑惑が絡む事件、「笑っていいとも!」の放送事故などを紹介している。

フジテレビ「ほこ×たて」でやらせ演出

問題となっているのは、20日に放送された「ほこ×たて」2時間スペシャルの中の対決『スナイパー軍団VSラジコン軍団』。
ラジコンカーで出演した広坂正美氏が「今回偽造された編集内容が余りにも酷かった為、事実をお知らせする事に致しました」と自身が勤務する会社のHP上で“告発”した。

放送された内容は“スナイパーとラジコンカーの対戦において、スナイパーが銃弾を命中させて勝利”だったが、「この内容は全くの作り物です」と指摘。
当初番組で決めていた対決のルールに従えば、最初にラジコンボートが3連勝したため、ラジコンカーもヘリも対決がないまま、ラジコン軍団の勝利が決定し、スナイパー軍団とラジコン軍団の対決は終了するはずだった。
しかし、それではせっかく用意したラジコンカーとヘリの対決を見せることができないと、編集者が対決の順番を入れ替えたと広坂氏は主張。
さらに、ラジコンカーは撮影中のアクシデントにより、事実上の対決は中止となっていたにもかかわらず、放送ではラジコンカーがスナイパーに撃たれて負けた事にされたことなど、“演出”が加えられていたという。放送上は男性のクリスさんがスナイパーということになっていたが、実際には、女性スナイパーのレアさんだったという。

2012年10月21日に放送された「猿VSラジコンカー」では、猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうため、「釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工をしての撮影でした」と暴露した。

納豆ダイエットは捏造!「発掘あるある大辞典」打ち切り!

出典: www.aflo.com

フジテレビ系の情報番組「発掘! あるある大辞典II」で「納豆がダイエットに効果的」と紹介されたのをきっかけに、全国のスーパーやコンビニから納豆が姿を消した。
「あるある大事典」で取り上げられた食材が放送翌日に飛ぶように売れる例はこれまでいくつもあっが、今回の納豆は小売店からメーカーに通常時の3倍もの注文が殺到するなど、異常な売れ行きになっていた。

1月16日に発売された「週刊朝日」の「納豆ダイエットは本当に効くの?−『発掘!あるある大事典II』が絶賛」という記事。この記事の作成過程で取材を受けた関西テレビが社内調査を実施したところ、データや登場した大学教授のコメントなど計5件をねつ造していたことが判明した。

【ねつ造個所】
(1)被験者がやせたことを示す3枚の比較写真で、被験者とは無関係の写真を使用。
(2)テンプル大学アーサー・ショーツ教授のコメントで、本来発言していない内容を日本語訳として表示。
(3)コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行っていないにも関わらず、納豆効果によって数値が改善したと放送。
(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつに分けて食べた場合の比較実験の結果は架空のもの。
(5)被験者のDHEA量の測定をしていないにも関わらず、架空の数字を放送。また、DHEA量と年齢の関係を示すグラフを許可なく引用。

大槻義彦「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」のヤラセを暴露

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反オカルトとして知られる早稲田大学名誉教授の大槻義彦氏が、『たけしの超常現象特番』でヤラセがあったと自身のブログで明かした。大槻教授は、テレビ朝日側の対応によってはBPO人権委員会へ提訴するとしている。
全米最強の“ブレインハッカー”ことジョー・ブロギー氏が出演者たちの頭の中をのぞき見る実験を実施。超常現象について、肯定派と否定派が議論を戦わせた。

番組に出演した大槻教授は、この超能力者のコーナーでヤラセがあったとブログで暴露。番組の台本には「4名の名前がはっきり書かれて」おり、予めハッキングされる人が決まっていた。しかし、番組内では「スタッフがいろいろ迷って見せ」偶然選ばれたように見せかけたという。さらに、超能力ではないことを証明するために自らの脳をハッキングするように申し出ると、超能力者は『6月生まれはやりにくい、どうも困る』と難色を示し、スタッフが『大槻教授はダメなんです。いろいろ事前の段取りがあるのですから!!』と却下。大槻教授は、『ここで私は引き下がるがこの部分は編集でカットするなよ!』と念を押したが、関連のシーンをすべてカットして放送されたとしている。

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「R-1ヨーグルト」とテレビ局の裏金「ステマ番組」

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週刊新潮(16年12月22日号)によると、問題の番組はTBS系列のIBC岩手放送が制作し、15年9月に岩手県を含む東北6県で放送した「宮下・谷澤の東北すごい人探し旅~外国人の健康法教えちゃいます!?」。
番組ではナレーションで「忙しい現代社会でも手軽に免疫力を高める食べ物がある」として「それがR-1と名前がついている乳酸菌です」と強引にこの食品についてのPRめいた説明が登場する。

IBC岩手放送は、明治から「タイアップ料金」を受け取りながら、番組提供などとは表示せず、しかも映像素材も明治からもらって番組の中に使用していた。
番組放送のルールである「放送法」では、12条にこう規定されている。
「第十二条 放送事業者は、対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない。」
要するに、放送法は「ステマ」は法律違反だと明確に宣言している。問題の番組は、放送法に違反する疑いがある。
これは視聴者への裏切り行為である。

仕込み?テレビに映り込む謎の女性の正体!

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TV局のインタビューにやたらと同じ女性が登場しているとネットで話題になっている。メガネにリュックを背負って少しぽっちゃりした30歳前後とみられる女性が度々、裁判の傍聴やデモに参加しているのだ。
ネット上では「どこかの劇団員かタレントなのでは?」、「TV局が仕込みか?」といった声があがっているが一切情報は掴めないまま。

【オリンピック招致裏金問題】事件相関図から電通の名前が消される

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英紙ガーディアンが、2020年の東京オリンピック招致を巡り、招致委員会側が当時の国際オリンピック委員会(IOC)の委員で、国際陸上競技連盟(IAAF)の会長を務めていたラミン・ディアク氏の息子が関与する口座に130万ユーロ(約1億6000万円)を支払った疑惑があると報じた。
ガーディアンによると、すでにフランス当局が捜査を開始しているという。

この件に関して、日本では電通の名前が記載されていない相関図を使用して報道している。

The Guardian(ガーディアン)では賄賂の流れに関して、左の図で解説している。

The Guardianによると、東京オリンピック招致委員会は、シンガポールにあるBlack Tidingsという銀行のトン氏の口座に130万ユーロ(約1億6000万円)を支払い、そのお金がトン氏からパパ氏、ディアク氏に流れている。
資金提供当時のIAAFとつながりがあり、トン氏とコンサルタント契約を結んでいた電通が、東京オリンピック招致委員会とトン氏の橋渡しをすることで資金提供が行われたとThe Guardianは報じている。

天気予報でお天気お姉さんが突然号泣(NHK山形)

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NHK山形放送局のローカルニュース番組の天気予報コーナーで、気象予報士の女性が泣き出して原稿が読めなくなるハプニングがあった。
番組は午後6時10分~59分の「NHKニュースやまがた6時」。天気予報は6時半からで、担当は気象予報士の岡田みはるさん。
ネット上では以前からテロップを出してもらえない、お天気図をバラバラに破られていたなど局内でのいじめを指摘する声もあったが理由は不明。

7daykam-2112
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