ロボットや骸骨、バレリーナが音に合わせてダンスや行進をする映像。Daft Punkのエレクトロ・ポップへのマッチ具合が絶妙で、一度見ると目が離せません。ところで、気づく人は気づくかと思うのですが、行進しているロボット。よく見ると、前から2体目の方が手足の動きが他3体と逆になっているというのが、またかわいらしいです。
何の変哲もない電車の中からの車窓風景。しかし、よく見るとこの映像の面白さがわかります。ミシェル・ゴンドリーが作るMusic Videoの特徴、それは映像自体はシンプルでありながら、楽曲が奏でる音とのマッチングの妙です。それが特に上手く表現されているのが、このMusic Videoでしょう。映像自体はシンプルですが、この製作秘話を聞く限り、とても地道で大変な作業だったようです。
セットとの合成感といい、映像の薄暗さといい、ミシェル・ゴンドリーが手がける映画の世界観に近い雰囲気です。1993年の作品という事で、もう20年前のMusic Videoですが、今でも斬新さを感じる映像です。
これもとにかくミシェル・ゴンドリーらしい映像です。実際のセットを作って、とにかく細かいカット割で一つ一つ撮影する手法。このMusic Videoに関しても、撮影の大変さがよく伝わってきます。そして、映像からにじみ出てくる、かわいらしいさと言うか、暖かさというか、この雰囲気と世界観もミシェル・ゴンドリーらしさが出ています。
映像内に出てくる女性の奇抜な踊り。そして、その踊りとの連動性。Music Videoのスタートからものすごい速い流れで映像が切り替わっていきますが、全てのカットが最後まで繋がっていきます。この目を離せない流れに、ついつい見入ってしまうMusic Videoです。
何かとThe Chemical BrothersのMusic Videoを手がける事が多い、ミシェル・ゴンドリー。ここ数年、このコンビを見る事がなかったのですが、2015年 久々にミシェル・ゴンドリーが手がける事になりました。それがコチラのMusic Videoです。今回も出演者の奇抜な動きは健在です。そして、一度観始めると、ついつい観入ってしまう映像は相変わらずです。そして、映像と音とのマッチングもさすがという仕上がりです。