【演説の達人】口八丁な銀行強盗「響野」の魅力その5
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『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎 作中の登場人物、演説の達人「響野」の魅力について語るシリーズ5弾。
4弾:【演説の達人】口八丁な銀行強盗「響野」の魅力その4
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迷言・迷セリフその9「祥子が、『またいつもの出鱈目でしょ』と言ってきたことだ」
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4人組の中で、響野は唯一結婚しています。
成瀬、雪子は結婚していましたがすでに離婚していて、現在独り身です。
奥さんの祥子にプロポーズした時期もでまかせばかり言っていたようで、意を決したプロポーズも一度は冗談として受け取られてしまったようです。
洋子は別のタイミングでこんなことも言っています。
「口車に乗せられたの。わたしはこの人がいつか、『この結婚は嘘だったんだ』と言い出してくれるんじゃないかって期待してるの」
祥子はよく響野のことを辛辣にこき下ろしますが、別のシーンでは仲良く喫茶店を切り盛りしています。
2人にとっては日常的なコミュニケーションなのでしょうか。
なんか、いいですよね。憎まれ口をたたきあいながらも仲の良い夫婦って。
迷言・迷セリフその10「わっとやってきて、わっと去っていく。イナゴの大群のようなものか、私たちは」
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突如として銀行に現れ、たった4分の内に多額の現金を奪って去っていく。
自分たちの犯行を何故かイナゴに例える響野。
響野の佃煮は……あんまり想像したくないですね。
佃煮にされてもうるさそうで(笑)