平安時代の"クセモノ"が競演…?!夢の時代絵巻・『Beast of East』

山田章博さんの描く『Beast of East』。平安時代好きにはたまらない世界観を織りなすこの作品について紹介させていただきます。

『Beast of East』って…?

人気作品・『十二国記』の表紙を担当している山田章博さんの描く歴史ファンタジー。美しくてなおかつ迫力のある筆致が印象的。京の都にゴブリンが出てくるような和洋折衷のファンタジー観を敷きながら、坂東武者の平将門や妖妃・玉藻前、伝説的な陰陽師・安倍晴明など平安時代の"猛者"を立ち並ばせる、とにかくスゴイ作品です。

あらすじ・ストーリー

遥か昔の中国、殷の国。時の王・紂王(ちゅうおう)をたぶらかし、悪事の限りを尽くす妖妃・妲己(だっき)はその落とし前として封印をかけられることとなる。しかし彼女は、虎視耽々と復活の時を待ちわびていた…
―時を経て日本の平安時代、片田舎に鬼王丸と言う名の青年がいた。彼はけんかっ早い荒くれ者の気質を持ちながらも、幼馴染の心優しい少女・藻(みくず)に見守られながら穏やかな日々を送っていた。
しかしそんな平和は長く続かない。ある晩、死んだはずの藻の母が墓から出てきた時より、彼らの運命が狂い始める…

登場人物・キャラクター

鬼王丸(おにおうまる)
片田舎に住むヤンキー気質の青年。けんかっ早いが、鋭い洞察力と豪胆を持つ青年。幼馴染の藻を大切に思い、妲己に憑依された彼女を救うために奮闘する。

藻(みくず)
鬼王丸の幼馴染。気立てのよい少女だが、亡き母の姿を借りた化け物に騙されて妲己の復活に利用される。その後、宮中に上がり妖妃・"玉藻前"として名をはせることとなる。

妲己(だっき)
かつて殷の国で名をはせた妖妃。その正体は九尾の狐。今世で藻に憑依し悪事を働く。

安倍晴明(あべのせいめい)
平安随一の陰陽師。玉藻前に妲己の影が潜むことをいち早く気づく。

平将門…検非違使として宮中に仕える青年。しかし彼の持つ"王の気"は妲己の目に留まり、その野心を利用される。

試し読みは、こちらから

www.gentosha-comics.net

音声で楽しむ

〈出演キャスト〉
鬼王丸:山口勝平
藻:桑島法子
妲己 :勝生真沙子
安倍晴明:小野坂昌也

鬼王丸の声は言わずと知れた山口勝平で、長年培われてきた演技力に安心して聞けます。表紙の山田章博さんのイラストは、ファンならば手に入れておきたいです。

出典: www.amazon.co.jp

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