永遠の若さと美…手に入れた先の運命とは…?!

オスカー・ワイルドの名作、『ドリアン・グレイの肖像』について紹介します。

あらすじ・ストーリー

たぐいまれな美貌を持つ青年、ドリアン・グレイ。美と若さ、享楽を称賛するヘンリー卿の影響を受けた彼は、友人の描いた自分の肖像画を見るなり「僕ではなくこの肖像画の方が年をとればいい」との暴言を放つ。
やがて月日は流れて、彼は相変わらずの美しい容貌のままに自堕落な生活と人間関係を築きあげてゆく。
それと同時に、あの美しかった肖像画はみるみる醜く変貌していくようになるのであった…

登場人物・キャラクター

ドリアン・グレイ…非常に美しい顔を持つ青年。やがて快楽にうつつを抜かし、人としての道を踏み外してゆく。

バジル…ドリアン・グレイの肖像画を描いた画家。その美しさを純粋に称賛するが、同時に彼の堕落ぶりも心配する良き友人。

ヘンリー卿…ドリアン・グレイを自堕落な道へと引きずり込んだ張本人。オシャレで皮肉屋。

映像化もされている

2009年に映画化されました。カスピアン王子役(ナルニア国物語)で脚光を浴びたベン・バーンズが主演。美しくも、どこかただれた雰囲気が魅力的な作品です。

2015年は、舞台でも

8月~9月の間、東京、大阪、福岡にて上演されます。

www.dorian-gray.jp

美しさと、おぞましさと

耽美さの中に、人のドロドロとした欲望を描いた秀逸な物語です。舞台、映画、小説…。お好みのメディアから、心に残る思い出作品に追加してみてはいかがですか…?

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