中東を舞台にした魅力的な名作映画を紹介!『灼熱の魂』『ペルシャ猫を誰も知らない』など

本記事では中東の国々を舞台にした魅力的な名作映画の数々をまとめて紹介している。記事中ではテロリストに占拠された大使館からスタッフを退去させるために偽映画の撮影をでっちあげるというストーリーの『アルゴ』、カナダで暮らす双子の姉弟が亡き母の故郷を訪れて壮絶な過去と向き合う『灼熱の魂』などの作品を掲載した。

子守歌に託して、彼女は息子との再会、ただそれだけの為に、消え入りそうになる望みをなんとか手繰り寄せてました。

出典: d.hatena.ne.jp

ギリシャ悲劇にも似たその壮絶な運命のドラマは、ただもう観る者を圧倒すること間違いなしだ。

出典: www.wowow.co.jp

もし「打ちのめされる結末」を観たいのなら、この映画を観ればいい。それくらいにこの映画の「真実」はすさまじい。

出典: kagehinata64.blog71.fc2.com

▽スティーヴン・ソダーバーグ&ギャガンの『トラフィック』コンビが作りだした、中東の架空の国の石油利権を巡る各国各機関の思惑と陰謀と騙し合い。複雑な人間関係をドキュメンタリータッチで描く!

出典: www.amazon.co.jp

『シリアナ』

『トラフィック』でアカデミー脚色賞を受賞したスティーヴン・ギャガンが監督・脚本を手掛け、スティーヴン・ソダーバーグが製作した2005年の作品。主演はジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジェフリー・ライトなど。中東のどこかの国シリアナを舞台に、石油利権をめぐる騙し合いや陰謀を描いた作品。CIA工作官であったロバート・ベアの告発本『CIAは何をしていた?』を下敷きにしている。

中東の架空の町シリアナを舞台に、CIA工作員、アラブの王族、米国の石油企業、イスラム過激派テロリスト、中国の企業といった様々な人々が、石油の利権を狙って暗躍する様を、ドキュメンタリータッチで描く。

www.nicovideo.jp

ストーリーは非常に複雑で、ボーっとしているとあっという間においていかれる。何人かの機軸となる人物たちがいて、それぞれの物語が並行して進む。

出典: movie.maeda-y.com

意図的に観客を混乱させるように作られている。映画の出演者も他の人が何をしているか分かっていなくて、観客もわかりづらい。事実を忠実に再現しようとしたから、こうなったのだ。

出典: www.globe-walkers.com

石油をめぐる地球規模の連鎖と浮かび上がる陰謀、世界の石油を支配するアメリカの欲望と戦略。国際的なオイルブローカーの陰謀と腐敗の実態。知られざる本当の関係が今、解き明かされる!

出典: ch.nicovideo.jp

▽サダム・フセインの長男ウダイの影武者にならざるを得なかった青年ラティフ・ヤヒアの自伝の映画化!狂気のプリンスの暴走を止めるのは、信念のある影武者による命を賭した行動だった!

出典: www.amazon.co.jp

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』

故大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』で助監督を務めたニュージーランドの映画作家リー・タマホリの2011年の監督作品。サダム・フセインの長男ウダイの影武者だったラティフ・ヤヒアの自伝の映画化作品。ドミニク・クーパーが、家族思いの青年と狂気の王子という正反対の二役を演じた。

ウダイに顔が似ていたため、彼の影武者になることを強制された主人公が、権力と資産を盾にして極悪非道な狂気の振る舞いをするウダイと行動を共にしていく中、ウダイのあまりの非道さを目の当たりにし、自分の家族にまで危険が及んだ時、彼がとった行動とは...。

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』予告編

謹厳実直な影武者のほうが本物よりもよほど立派である皮肉が、物語をより立体的に際立たせている。

出典: d.hatena.ne.jp

ドミニク・クーパーが、ウダイと影武者を一人二役で熱演。全編スピード感に溢れ、エンターテインメントとして立派に成立する映画だが、これが事実だというのだから驚愕だ。

出典: gqjapan.jp

父親のサダムが人格者に見えるくらい、異常なバカボンであるウダイ。そんな男と暮らすスリリングな日常を、観客も疑似体験できる。

出典: movie.maeda-y.com

▽パレスチナの戦争孤児のための学校を設立したヒンドゥー・ホセイニから教育と愛を受けた少女が、運命に翻弄されながらも平和を求めて強く生きて行く姿を描く秀作。

出典: www.amazon.co.jp

『ミラル』

イスラエル生まれのルーラ・ジブリールによる自伝的実話「ミラル」の原作者本人が脚本を手掛け、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベルが監督した2010年の作品。主演は「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。

イスラエルがパレスチナに侵攻した1948年、戦争孤児のための学校を設立したヒンドゥー・ホセイニ。彼女から教育を受けるた少女が、激しさを増す紛争の中、人間として成長していく。

『ミラル』予告編

“ラストシーンは、観る者の心を揺さぶってやまない。”と記されているが、観終わって“パレスチナ問題”についてもうちょっと知識があれば良かったなと痛切に感じた。

出典: margot2005.exblog.jp

minimanimo
minimanimo
@minimanimo

目次 - Contents