マンガの直木賞とも言われる、2012年のマンガ大賞受賞作。
累計1000万部を超え、2013年にはアニメ化もされたヒット作です。
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。
授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、
実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、
都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。
仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、
酪農青春グラフィティ!!
80年代後半から90年代にかけて、2000万部以上も売り上げて大ヒットし、
ドラマ化もされたコメディーマンガです。
舞台のモデルになったのは北海道大学獣医学部。
獣医師を目指す青年たちと天然な先輩、ド変人の教授と個性的な
登場人物たちが活躍する日常に大爆笑できます。
このマンガがブームになった当時、北大獣医学部を目指す
学生の数が倍になったという伝説も持っています。
「動物のお医者さん」で脚光を浴びた佐々木倫子は、北海道出身で
現在も北海道在住。作品のほとんどが地元を舞台かモデルにしたもの
ばかりです。
「チャンネルはそのまま!」は、北海道のローカルテレビ局で働く
雪丸花子のハチャメチャな活躍を描いたコメディーです。
このテレビ局には「バカ枠」という採用枠があり、花子はそれを見込まれて
入社します。失敗ばかりで周囲を振り回しますが、特に割を食うのが
同期入社の山根。実は山根は「バカ枠」の緩衝材になるための「プチプチ」と
して採用された人身御供でした。
ちなみに、マンガの中で描かれるテレビ局のモデルは「水曜どうでしょう」
で有名なHTBテレビなのだとか。
北海道のある町で静かに暮らすちせとシュウジの高校生カップル。
しかし、ある日謎の敵に町が襲われます。戦火の中で逃げる
シュウジが見たものは、背中に鋼鉄の羽を生やし両腕を武器に
変え、敵と戦うちせの姿でした。改造をほどこされ、「人間兵器」
となったちせは、肉体ばかりか精神も変貌していきます。
ちせを連れて街から逃げ出したシュウジですが…。
本作は90年代初頭に出版されてその後絶版となり、
世間から忘れ去られていました。しかし、電子書籍化され
その広告がネットのバナー広告で人々の目にとまるようになると、
たちまち話題になりました。
東北の貧農地帯から、北海道は室蘭の遊郭に売られた4人の少女たち。
当時の北海道の開拓地は、強制労働がまかり通り男たちにとっても
地獄でした。その男たちに性をひさぐ女郎の毎日は、目を覆いたくなる
ような悲惨さです。北海道の暗部に焦点をあてた力作です。