D'Angelo(ディアンジェロ)の徹底解説まとめ

ディアンジェロは1974年2月アメリカ生まれの歌手、作曲家、演奏家及びプロデューサーである。バージニア州リッチモンドにて宣教師の父の元に生まれた。幼少期からピアノを学び始め、18歳の頃にハーレムのアポロシアターのアマチュア音楽大会で3週連続勝利した。1995年にデビューアルバム「Brown Sugar」をリリースしてから2014年までに全部で3枚のオリジナルアルバムをリリースしている。

1995年にリリースされたディアンジェロのデビューアルバムからシングルカットされた同名曲。
音楽ライター達にしばしば"オーガニック"であると表現されるオルガンと跳ねるようなスネアドラムと美しいコーラスワークが特徴である。
この曲はヒップホップグループのア・トライブ・コールド・クエストのメンバーであるアリとディアンジェロの共作であり。

Cruisin'

1995年にリリースされたディアンジェロのファーストアルバム収録曲。
同年10月にアルバムからセカンドシングルとしてリリースされている。
本作は1979年のスモーキー・ロビンソンのヒット曲のカバーである。
ビルボードR&Bシングルチャートで10位を獲得している。

Lady

1995年のディアンジェロのデビューアルバムからサードシングルとしてリリースされた曲。
1996年にビルボードシングルチャートで10位を記録し、ディアンジェロ最大のヒット曲になっている。
本作は音楽プロデューサーのラファエル・サディークとの共作になっている。
重いキックドラムとベースが特徴的な1曲。

Me and Those Dreamin' Eyes of Mine

1995年リリース「Brown Sugar」からの1曲。
ファルセットを多用した美しい歌声、ジャズ的なベースラインと軽やかなリムショットが心地いい曲である。
上記アルバムリリースの翌年にはシングルとしてリリースされている。
ミュージックビデオではディアンジェロがこの曲で使用される全ての楽器を演奏している様子を見ることが出来る。

Shit, Damn, Motherfucker

1995年リリースのディアンジェロのファーストアルバムに収録されている曲。
スローなテンポのドラムと怪しいギターのメロディとともに始まる。
自分のパートナーが別の男性とベッドで寝ているところを発見し、銃で殺害してしまう男のことが書かれている。

Left & Right

2000年リリースのディアンジェロのセカンドアルバム「Voodoo」からシングルカットされた曲。
この曲ではヒップホップデュオのメソッドマン&レッドマンがゲストとしてフィーチャーされている。
作詞・作曲にはゲストのメソッドマン&レッドマン以外にア・トライブ・コールド・クエストのQティップが参加している。

Untitled (How Does It Feel)

2000年にリリースされたディアンジェロのセカンドアルバムからのシングルカット曲である。
もともとはプリンスのトリビュートとして書かれた曲であり、プリンスの初期のサウンドに共通するところがある。
歌詞はセックスを想起させる言葉に満ちていて、ミュージックビデオもディアンジェロが裸で歌っている姿をワンカットで見せるなどR&B界だけでなく音楽会全体で話題となった。

Really Love

2014年にリリースされたディアンジェロのサードアルバム「Black Messiah」収録曲。
ソウルミュージシャンであるカーティス・メイフィールドの「We the People Who Are Darker Than Blue」という曲のギターの音がサンプルとして使用されている。
2015年のビルボードR&Bチャートで43位にランクインしている。
この曲は第58回グラミー賞で最優秀レコード賞にノミネートされた。同年のグラミー賞でベストR&Bソング賞を受賞している。

D'Angeloのエピソード・逸話:マーヴィン・ゲイが登場する夢

1984年にソウルシンガーのマーヴィン・ゲイが父親の撃った銃によって亡くなった日からディアンジェロはマーヴィン・ゲイが出てくる夢を見るようになったと語っている。一番最初に夢に出てきて以来、ディアンジェロはラジオでマーヴィンの曲を聴くたびに興奮するようになった。モータウンのスターが多数いる中でピアノを引いているとマーヴィンが現れ会話をする夢も見ている。マーヴィン・ゲイが登場する夢はディアンジェロが最初にレコード会社と契約した19歳の頃まで続いていたという。

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