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yorozuya399のレビュー・評価・感想

皮膚を売った男
8

世にも奇妙な物語みたい

すごく怖いし、なんて設定だって思うけど、意外にもエンタメ性もあっておもしろい映画でした。話はそこまで長いものでもないと思うんだけど、芸術の映画っぽく、いろいろ表現が面白いって感じでした。いろんなアートが見れたりもして、思っていたよりも社会派ドラマだけの映画ではないイメージです。自分がアートになるって世にも奇妙な物語みたいですよね。てか、こういう話ありましたよね、刺青をすごい人に彫ってもらって、美術館に飾られるみたいな...。それを思い出しました。自由と引き換えに何を売るのか、こんなことをしないと恋人に会えないだなんて、といろいろ考えさせられました。それでも、自国よりもいいっていうのがすごく…。私はあまり世界情勢について知らないけど、知らないといけないなって考えさせられました。また、オークションのシーンはほんとにぐっときます。アートとは何かとも考えたし、いろんなアートがあってそれはいいことなんだけど、やっぱり高値で売られたりとか金のにおいはする者なのねと感じたり、純粋にアートってあんまりないのかなとか思っちゃいました。本作が作られた発端であるアーティストヴィム・デルモアさんについてももっと詳しく調べたくなりました。

ファミリー・クライム –ある家族の過ち– / The Crimes That Bind
8

実話だなんて怖い。

実話を基にしているだなんて、とても怖いです。性犯罪というものが軽く扱われて、そのせいで妊娠した女性はどうしようもなく、子供を殺してしまうという悲惨さ、たまりません。
母からすると、息子を信じてしまうのもわかるし、しかたがないのかもしれません。でも、そのせいでまた悲劇がと思うとやりきれないなと思います。やはり、見た目とか優しそうだとかでは判断できないところがあるなと思いました。でも、だからと言って冤罪が許される話でもないし、難しいです。
話は、2つの事件が同時に描かれるスタイルで、そのせいでよくわからないところがありました。あとから見ると、なるほどという話で、おもしろいのですが、最初に見たときはわからないかもしれないなと思います。アルゼンチン映画はあまり見たことがなかったのですが、すごく重くて考えさせられる話でした。怖いし、悲しい話でしたし、最後の母の決断は良かったと思います。
結構、どんなことがあっても母は息子を庇うという話が多い中、こう言った決断をする母親、そして被害者の方を考えるというか、そちらも大事な人だからというところがいいです。若く他に居場所がなくという使用人が被害者の話だから、最後まで裏切られるのかなと思っていたので、少しはよかったです。

8mm
7

そこまでグロくない。

ホアキン・フェニックスがすごくおもしろい役で出ていたので、彼の結末はショックでした。
もし、この続編ができたら、ニコラス・ケイジの助手役で出そうな雰囲気だったのに残念です。
お話は、私立探偵のトムはスナッフビデオの謎を追うというものです。
人が殺されるというビデオの話なので、グロいかなと思ってましたが、そこはそんなに写さず平気でしたし、でも言葉で語られるので怖い話好きには楽しめました。
前述しましたが、ホアキンの勤める店も変で派手で、裏の世界を知らない身からしたら、ちょっと刺激的でした。
いろいろベラベラしゃべってて、こういう役って推理ものにはよく出てくるけど好きやわって思いました。
オチはよくある話でしたが、テンポよく進んだし、こういう意外な人が…オチってやっぱりおもしろいと思います。
アクションもあり、謎もまああって、いい映画でした。
ニコラス・ケイジさんは、かっこよくはないんだけどなんか普通のおっさんぽくて、リアリティがあるかもしれません。
彼の出る作品は結構ポップで見やすいものが多いと思います。
本作も例外なく、見やすかったです。スナッフビデオの話だからとかで見てない人もいるかもですが、見てみることをおすすめします。