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ty_0603_2011q2のレビュー・評価・感想

ゴールデンカムイ / Golden Kamuy / 金カム
10

キッカケは食事シーン

アニメ飯が好きな人間にとっては最高な作品!!

はじめに、私がゴールデンカムイに興味を持ったのは、アニメの食事シーンだけを集めた動画で主人公と少女の2人が美味しそうに鍋を食べているシーンを見たからです。
何処かの民族衣装を着た女の子が、見たことの無い方法で獲った肉を調理し、雪深い北海道の山中で暖かそうな鍋を食している姿がなんとも美味しそうで、それをキッカケに見始めたアニメでした。
鍋以外にも熊やウサギ、鮭やアザラシ等の生肉を包丁でタタキにする“チタタプ”や、様々なアイヌ料理、ロシア料理が登場し、食を通じて登場人物達の絆が深まったり、心境の変化が垣間見えたりします。とにかく食事シーンが多々登場するアニメなのです!

食事シーンが気になり見始めたアニメでしたが、日本の歴史や民族文化、驚くほどの下ネタや金塊争奪戦の様々なギミック、愛すべきキャラクター達など、ハマる要素が沢山あり、まんまと沼ってしまいました。

驚くべきは作者の取材力でしょう。実在する建造物が細部まで忠実に描かれており、作中にいくつも登場します。アイヌ文化へのリスペクトを感じさせる生活風景の描写は、本編とは別にもっとアイヌ文化の事が知りたいと思わせてくれる程魅力的に取り上げられています。

本筋の金塊争奪戦はもちろんの事、サブストーリーや敵キャラのバックグラウンド等全てが面白い作品です!是非アニメも漫画もみて欲しいです!

夢をかなえるゾウ
9

ベタな啓発本かと思いきや...

よくある自己啓発本でしょ?私自身もそんな気持ちから読み進めてまいりました。
結論から言うと、人生初の読書で涙を流しました。オススメします。

本作品は、平凡なサラリーマンがたまたま有名社長や芸能人たちが集まるパーティに参加し惨めな気持ちになったところから始まります。
そんな惨めな気持ちから朝目覚めるとインドの神様の「ガネーシャ」が自宅にいて、様々な教えを説いて成功に導く小説チックな啓発本となっています。

面白かったポイントを何点かまとめると、

①ガネーシャのキャラが強烈
神様ということで聖人君子なのかと思いきや、関西弁でタバコが大好きで繊細で短気な、とても人間らしい神様となっています。
そして言うことがかなりストレートで気持ちいい!
本当にこの方は神様なの?と主人公も疑い深く最初は過ごしていきます。

②課題がシンプル
ガネーシャの教えは、実にシンプルです。
本作品は、ガネーシャから出された課題を実行していくことで夢をかなえていくストーリー形式になっていますが、
「靴を磨く」や「コンビニでお釣りを募金する」「明日の準備をする」など、かなりシンプルな内容になっています。
課題が具体的かつシンプルなため読んですぐに実践できるようになっています。
そんな課題で成功するのかと疑っている貴方へ、ガネーシャの言葉を一部言わせていただきます。
「ええか?自分が会社行く時も、営業で外回りするときも、カラオケ行ってバカ騒ぎしてるときも、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホー!」

ということで、歴史上の偉人たちは自分が育ててきたというガネーシャですが、果たして主人公は成功することができるのでしょうか。
作品自体は、課題ごとに区切られていて非常に読みやすく、本を読んだ直後のモチベーションが一番高いタイミングですぐに実行に移せる内容になっているため即実践型の啓発本となっています。
夢をかなえたい全ての人へオススメしたい素晴らしい本となっています。