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tetu_kagami8

tetu_kagami8のレビュー・評価・感想

セイブ・ザ・ダイナソー / My Pet Dinosaur
7

ダイナソーよりモンスター!?

タイトルにダイナソーとあったので、「ジュラシックパーク」のようなものを想像していましたが、全然違うものでした。
これは恐竜とか怪獣というよりも、エイリアンに近い存在なのかも知れません。
どのようにその生体が来たのかはよくわかりませんでしたが、「MIB」や「グレムリン」をも連想させるような、不思議なモンスターでした。
ただ、まるっきし同じの生体が産まれるわけではなく、恐竜のような生体だったり、虫のような生体だったりと、そのあたりがどうしてそうなるのかは、結局、映画の最後まではわからずじまい。これは続編があればいいなと思うようなストーリーになっています。
「ET」のようにこの不思議な生物と仲良くなる少年と、その少年に育てられた生物。でも、成長するスピードが物凄く早く、家を破壊する程の大きさになってしまうと当然、隠しきれず。
仲良くなるのも、この生物を研究材料にするのも、少年には難しい選択が迫られます。
少年の気持ちもわかるけど、研究者達の気持ちもわかる。でも、この映画に登場する生き物は、ペットとは違ったまるっきり違うものです。ペットとして飼われていた猛獣が、飼い主の命を奪ってしまうのと同レベルの衝撃が描かれています。
少年の仲間達は生物を諦めるけれど、少年と生物の行方はいかに!?という感じの映画です。色んな映画がひとつに盛り込まれている感じはしましたが、なかなか面白かったです。

LOOPER/ルーパー
8

タイムリープのSFアクション

時代は2044年。さらに30年後の未来では、タイムマシンが開発されるが法律で使用が禁じられるようになった。しかし、犯罪組織が秘密裏に使用し、標的を30年前に送り、「ルーパー」と呼ばれる殺し屋に殺させ、死体の処理をさせていた。標的は手を拘束され、顔を隠されていた。

ルーパーのジョー(ジョセフ・ゴードン=レビット)は日々、未来からの依頼をこなし、報酬の銀の延べ棒を引退後のために貯めていた。
ある日、ルーパー達の契約が次々と打ち切られ始める。30年後の自分が標的として送られ、報酬の金の延べ棒を受け取ることでループが閉じる。そして、ルーパーは引退し、残り30年の余命を過ごしていた。

そして、ジョーもいつも通り依頼を実行しようとしていたが、時刻通りに標的が送られてこないこと、送られてきた標的が顔を隠していなかったため、標的に殴られ逃げられてしまう。それが、未来の自分だった。

未来のジョー(ブルース・ウィルス)は拘束される直前に最愛の妻を殺されたことで、未来の犯罪組織のボスであるレインメーカーを探して殺そうとする。未来で得たヒントをもとに探し出したのは3人の子供。

逃げる未来のジョーと対峙したジョーは、未来のジョーの目的を知るが組織の掟通り未来のジョーをまた殺そうとするが再び逃げられてしまう。しかし、未来のジョーが持っていた地図の一部を手に入れ、地図の場所へ向かった。

地図の場所には母親サラと10歳のシドという男の子が暮らす農場だった。ジョーはサラに事情を話し、未来のジョーが来るのを待った。
サラはTKという物を浮かせる念力の持ち主だったが、シドはさらに強い能力を持っていた。ルーパーの仲間が農場を訪れ、シドに銃を向けた事で階段から落ちてしまったシドは力を制御できず、ルーパーと家を爆破させてしまう。

シドがレインメーカーだと知ったジョーはシドを殺そうとするが、泣いているシドを見て思い留まった。そして、未来のジョーもまた、記憶を共有することでシドがレインメーカーだと知り、農場へやってくる。
追いかけてくる未来のジョーの弾丸がシドの右頬にかすったことで、シドの能力が爆発し、サラと未来のジョーが宙に浮くが、サラの愛によってシドは力を制御することができた。
追いついたジョーはシドを守るためサラが盾となるのを見て、サラが死ぬことでシドの憎しみが燃え上がり未来のレインメーカーを作り出すと瞬時に悟った。そして、銃口を自分に向け自殺した。ジョーが死んだことで未来のジョーも消え、復讐の連鎖がなくなるのだった。