実話だなんて、驚愕する。
実在する人物についての映画ということに驚きました。アボリジニに行われた白人化政策の話で、正直、反吐がでました。なんて酷い話なんでしょう。役人が大義名分だと言っていたけれど、どう考えてもおかしいし、アボリジニを人間扱いしていない感じがしました。見ていて辛かったです。彼女たちは多くを語ってはいないのですが、その目は寂しげで怒りに満ちていて、どれだけこの政策のせいで傷ついたかが伝わってきました。親に会いたいと1500マイルも歩いただなんてすごいし、そんなことを子どもにさせてしまうだなんて…。とても考えさせられてしまいした。エンタメなどとは違う種類の映画ですが、これは皆に見てほしいし、こんなことが二度と起きてはいけないなと思いました。