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sousaku11223のレビュー・評価・感想

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
10

1人でも友人とでも非常に楽しく遊べるゲーム

前作大好評だった「スプラトゥーン」の続編となる今作は、前作以上の仕上がりでした。
まず、前作でもかなり多かったにも関わらず、新しいコンセプトの武器やステージが追加された点。前作以上に対人戦に置いて深みが増しました。既存の武器やステージにも手が入っており、必殺技とも言えるスペシャルウェポンの一新や、多くのバランス調整が入ったことで、前作あったストレスとなる要素が多く減らされました。
次に、ストーリーモードが大きく進化。前作では基本的に1種類の武器でしか攻略できませんでしたが、今作では9種類もの武器が使用可能に。より自由な攻略が可能になり、やり込み要素が多く追加されました。ストーリーではスプラトゥーン特有のギミックが多く存在し、このゲームの世界観や操作性を掴むのにはピッタリのものとなっています。
更にストーリーモードには追加コンテンツが存在し、こちらはより難易度が高く、謎解き要素やパズルゲームの要素等、スプラトゥーン本来のゲーム性とは一線を画したミニゲームにも挑戦することができます。ストーリーモードや対人モードをやり込んだ猛者でもかなり苦戦すること間違いなしであり、上級者向けのモードとなっています。これはチュートリアルの要素が強かったストーリーモードとは対を成すものであり、さらなるやり込み要素として楽しむことができます。
そして新モード、サーモンランの登場や、前作のチームを組んでの対人戦、タッグマッチの進化系であるリーグマッチの登場、更に前作にあったステージやルール、チームを自由に設定できるプライベートマッチに観戦モードが追加されるなど、友達と遊ぶ時にも嬉しい要素がさらに追加されています。特にサーモンランは仲間と協力して敵キャラを倒す、非対人戦になっているので、対人戦が苦手な方や実力の違う友人と遊ぶ方にも嬉しい、前作にはない新モードとなっています。
最後にこのゲームは多くの方がプレイしており、SNS上で一緒に遊ぶ仲間を募集している方も少なくありません。スプラトゥーンはそういった文化がかなり発達したゲームであり、非常に仲間を探しやすいことも長所の1つです。Nintendo Switchの公式アプリの、一緒に遊んでいる人と通話を繋げながらゲームができる機能にも対応している為、ゲーム機のソフトでありながら、皆で遊ぶ環境が非常に整った素晴らしいゲームであると言えます。

夜の本気ダンス
9

思わず体が動くバンド!!

京都のバンド・夜の本気ダンス。4人組のロックバンドで、彼らの音楽は聴いていると思わず体が動いてしまいます。だからといって、明るいダンスナンバー一色というわけではなく、バラードやミディアムテンポ、アコースティックギターをメインにしたさわやかな曲や激しめロックなどとても幅広いです。そして、一番の魅力はなんといってもライブ!!彼らはツアーの中でライブをどんどん進化させていくんです!!例えば初日で見た内容と終盤で見た内容に変化があるのです。曲順が変わっていたり、曲と曲とのつなぎ方が変わっていたり、アンコールの曲目を変えたり。「あれ?友達から聞いてた話と違う!」なんてこともよくあるので、毎回ツアーはわくわくします。そしてこのバンドはMCの担当がボーカルではなく、ドラムなんです。バンドの中ではおバカキャラなのですが、そのドラムのMCがまためちゃくちゃおもしろいんです。ドラム以外のメンバーもそれぞれめちゃくちゃ個性が強く、メンバー同士の掛け合いも仲良さげで、ライブなのにおなかが痛くなるほど笑うこともあります。
そんな彼らのラジオもめちゃくちゃおもしろいです。
曲ももちろんかっこいいのですが、彼らの魅力は彼ら自身にもたくさんあるので、知れば知るほど間違いなしだと思います。

HELLO WORLD(アニメ映画)
8

SFテイストの恋愛映画好きな方にオススメ!

『君の名は。』のその後の映画のようなイメージがあったので観るのを敬遠していたが、なんとなく見始めてひきこまれてしまった。この映画には仮想現実など、大きなドンデン返しなどが用意されているが、そんなことは正直いってどうでもいい。この映画の主題は熱いLOVE。「お前に彼女を作ってやろう!」と言う謎の男に言われるがままに、わけもわからずリアル恋愛ゲームをする主人公。やがて主人公は本気で彼女を好きになり、自分のやり方で彼女を支えることで、二人の距離は縮まっていく。お話にはなんのひねりもないのだけれど、主人公の熱い恋心と、冷静で冷たい謎の男が内に秘めた熱い情熱と愛。ラスト、この二人の気持ちが彼女を救うためにそれぞれのやり方で重なっていく過程が直球勝負でとても心地よい。とりあえず一回は観ておいて損はない映画だと思う。

マンチェスター・バイ・ザ・シー
8

ハッピーエンドというわけではないけど救われた感覚

この映画の主人公は何も幸せを感じることが出来ずただ毎日を過ごしていたが、ある事情から、かつて住んでいた町に戻ることになる。以前その町で主人公は、家族や友人と楽しく暮らしていた。しかしある出来事をきっかけに彼は大きな贖罪の人生を歩むことになる。
映画は終始にわたって地味な展開で、派手な演出もなく淡々と、主人公とそこに関わる人達の小さな出来事や何てこともない日常などが流れていく。それが逆にリアルさを感じさせくれる。時折会話の中でクスっと笑ってしまうところもあるし、重いものを背負っている主人公が常にただ暗さを強調させるわけではなく、時と場面に合わせて普通に振舞おうとしてるところなど、正に”人”を見ている感覚を与えてくれる。
最後に主人公がこの映画を総括するある決断をする。その時のセリフが自分の心の中に刺さった。その短い一言だけで、主人公と同じ体験をしたわけではないのに自分も何かから解放されたような救われたような気持ちになった。
面白い映画を求めている人には退屈かもしれないけど、もし何か心に抱えている人が観ると色んな感情が溢れてくるのではないだろうかと思う。
多くの映画は理想的な人物、悪く言えば単純だったりするが、この映画に出てくる登場人物は皆それぞれ複雑な個性、良いところも嫌なところも、更には矛盾してるところなど、リアルな人間を描いている。そこが、私が特にこの映画を好きな理由となっている。