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shikaskyのレビュー・評価・感想

BE BLUES!〜青になれ〜 / ビーブルーズ
10

サッカー少年にとって珠玉の作品!

サッカー漫画の中で、私はダントツに本作を推します。

サッカー少年である一条龍の、才能と努力による成功や挫折、また仲間に助けられて小学校~高校までプロを目指して成長していく作品です。
スタートは小学生時代から。早くも才能を開花させ、周囲のみならず県内外へ名前を轟かせる選手となった一条龍でしたが、プレー外でのアクシデントにより大怪我を負ってしまいます。一命は取り留めたものの、サッカー人生すら危ぶまれた龍。しかし懸命なリハビリによって少しずつ、一般の生活ができるようになっていきます。
時は流れて中学生。サッカー愛は相変わらずなものの、怪我の後遺症からプレーできる自信がなかった龍ですが、幼馴染みたちの献身的なサポートによって少しずつ勇気を取り戻してサッカーを再開します。
思うプレーができなくなっていましたが、新しいプレースタイルを開拓し徐々に周囲の注目を集めていきます。チームとしての結果は目標に達しませんでしたが、彼はさらに遠くを見据えてサッカー人生を歩き始めます。

一条龍は才能もありましたが努力の人で、読むだけで青春の熱いものを呼び覚ましてくれます。また双子の幼馴染みが家族のようにサポートしてくれたり、人生を変えてくれるような恩師との出会いもあったりします。そして何よりサッカーの描写がリアルです。経験者だったりサッカー好きであれば試合の流れが想像できるし、見た目は地味なテクニックなどもリアルな描写によって凄いプレーだと見せており、サッカーを見る目も養われるのではないでしょうか。

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

楽曲の幅が広い RADWIMPS

RADWIMPSは、野田洋次郎、桑原彰、山口智史、武田祐介の4人からなるバンドです。
某アニメーション映画の主題歌で紅白歌合戦にも出演しました。

このバンドの1番の魅力はなんといっても、楽曲の曲調の幅が広く、ひとつのバンドがこんなにも多彩なメロディーを奏でることができるのかと感じるところです。
切ないメロディーで失恋の際の心情を示したと思えば、アップテンポの曲調で今の社会に毒を吐いたり、今まで当たり前だと思っていたことに対して、本当にそれが正しいのか、もっと大切なことがあるはずだと、聞いている人の心に新しい考え方を問いただすような曲もあります。
それらに加え、何も考えずに楽しくなるようないい意味でのバカらしい曲もあり、このバンドだけでプレイリストを作り、聞いていても全く飽きないバンドです。この飽きさせない曲作りには、ボーカルである野田洋次郎の変幻自在の歌声が大いに影響していると思います。
また、東日本大震災以降の3月11日には毎年、動画投稿サイトで追悼や復興に対するメッセージのこもった楽曲をアップロードしており、社会やその中で生活している人への想いがとてもあるバンドだと感じます。

トゥナイト・アライヴ / Tonight Alive
10

オーストラリア出身のエモバンド!

オーストラリア出身の紅一点バンド。ボーカルJennaの声は伸びがよく、とても聞きやすい声。
音楽のジャンルとしては、ロック、ポップ、エモ、ダンスロック、パンクなど幅広い音楽性がある。曲はキャッチーでとても聞きやすい。AvrilLavigneやParamoreなどのガールズロック好きにはもってこいのバンド!はまること間違いなし!
日本にも数回来日。サマソニやパンクスプリングなどのフェスでかっこいいライブを披露。
ワンオクロックとも対バンを務めるなど大活躍。
本国オーストラリアでは、The Edgeという曲がスパイダーマンの主題歌にもなった。こちらはライブでも毎回セットリストに入る人気の曲に。
代表曲は、Listening, The Edge, Temple, Driveなど。アルバムはパンク、その後エモロック、現在はエモさとポップさを融合させた楽曲に変化した。どのアルバムもそれぞれの良さがあるので、お気に入りの曲が見つかるはず。
ボーカルもただかわいいアイドル女子ではなく、美貌と歌唱力も兼ね備えている実力派。バンドメンバーもイケメン揃い!
ミューシックビデオもかっこよくできており、バンドサウンドもライブでその実力がわかるので、一度見てほしいバンドです。

テキサスSWAT
10

チャック・ノリスの暑苦しさ全開!「テキサスSWAT」

ブルース・リー監督・主演作「ドラゴンへの道」での悪役を経て、本格的にアクション俳優として歩み始めたチャック・ノリスがもっとも脂の乗っていた80年代半ばに主演したハード・アクション。
テキサスの荒野をバックにテキサスレンジャー(国境警備隊)に扮した髭面のノリスが出てきて、いきなりギャングどもを撃ち殺すシーンから暑苦しさに拍車がかかり一気に最後まで引っ張ってくれる。
内容は米軍の兵器を強奪しては世界中のテロリストに売りさばく犯罪組織のボスにして空手の達人(デビッド・キャラダイン)に戦いを挑むノリスの活躍を描いた他愛無いモノではあるが、一切の無駄を廃し、アクションに徹したまま最後まで突っ走った監督スティーブ・カーバーの力量も確かで、このあたりはカーバーの師匠ともいえるハリウッドの名物プロデューサー、ロジャー・コーマンの教え「観客を一瞬たりとも退屈させてはいけない」を見事に体現していて好感が持てる。
またクライマックスでは散々銃撃戦でド派手に暴れた後、空手の達人同士が”素手で決着を付ける”という、溢れんばかりの香港映画イズムに満ちている所はケチの付けようがないほど素晴らしく、佳作揃いのノリス主演作の中でも一際人気作なのも頷ける。

日本で一番悪い奴ら
8

絶頂から転落人生を描いた警察史上最大の不祥事を実話化した綾野剛の代表作品映画

2002年に北海道で起こった“日本警察史上、最大の不祥事“と呼ばれた「稲葉事件」をモチーフにした警察とやくざ社会の癒着を暴いた映画。覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕され“黒い警部“と呼ばれた北海道警察の警部が、逮捕されるまでの26年間が描かれる。主人公の諸星要一(綾野剛)は、大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて北海道警の刑事となった。諸星は無邪気で強い正義感を持ち合わせているが、なかなか警察としての成果が上がらない。そんな中、先輩刑事の村井(ピエール瀧)から、「刑事は点数、点数稼ぐには裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられ、夜の繁華街や暴力団と密接な関係を持ちながら、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸とあらゆる悪事に手を染め、上司からの難題を次々と解決していく一方で自らも覚せい剤に手を出してしまい、絶頂期から一気に転落してしまう。上司ピエール瀧、暴力団幹部の中村獅童などの個性派&実力派が脇を固め、劇中で体重を10キロ増減させ、酒を顔に塗りむくませながら挑んだ綾野の壮絶な演技に引き込まれるだろう。この映画で綾野剛は第15回ニューヨーク・アジア映画祭 ライジングスター賞と第40回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞を受賞し、この作品は綾野剛の代表作品となった。