popoi_33336@popoi_33336

popoi_33336
popoi_33336
@popoi_33336
5 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
popoi_33336

popoi_33336のレビュー・評価・感想

ガラスの仮面 / Glass Mask
8

漫画、ガラスの仮面について

未完の大作、「ガラスの仮面」は、Wヒロインの物語です。伝説の演劇の主役にどちらが選ばれるのか、壮絶な闘いが繰り広げられます。昔の作品、絵柄でとっつきにくい方もいるかもしれませんが、読むと面白いというのがこの作品を1番おススメしたい理由です。ドラマ化もされましたが、そこでは触れられていない部分が多く、漫画の方をおススメします。
ヒロインのマヤはごく普通の女の子で、どのように成長していくかというのが本筋かもしれませんが、成長過程では今では考えられないようなハードな訓練をしていきます。一方、もう一人のヒロインは女優として有名な姫川歌子で、こちらは最初は「THE お嬢様」ですが、マヤをライバル視してからどんどん成長していきます。そこに絡んでくる一人の社長令息、速水真澄はマヤ本人に隠して恋愛感情を持ってしまうが、歌子とも複雑な関係性があるのが見どころの一つです。
伝説の演劇の主演を決められるのは、昔その演劇の主演を演じた月影千草のみ。ところが、月影千草は病に伏してしまい、ここからどうなるか、とハラハラさせられる展開です。
今ではあまりない「努力」「根性」といった言葉が浮かぶような作品ですが、読めば次はどんな困難や展開が待ち受けているのか、次々とページを捲りたくなる作品です。是非若い方にも読んでみて欲しいです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

最初から最後まで泣ける映画

京都アニメーションが製作した『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版。既に観た人の感想を聞いてみると「開始5分で泣ける」と言われ、半信半疑でいざ観に行くと本当に5分で泣いてしまいました。どうすれば感動するかを計算しているかのようで、若干の悔しさを感じるほどです。
序盤が感動のピークというわけではなく、主人公のヴァイオレットのセリフや、中盤に張り巡らされた伏線が終盤になって綺麗に回収され、その瞬間に鳥肌と鼻水と涙が止まりませんでした。ちなみに私は1回の鑑賞で4度泣きました。終盤まで感動を取っておくような一般的な映画とは一線を画しているように感じます。なので、これから観に行く方は涙を拭くためのタオルと、劇場を出た後に涙を隠すためのサングラスを用意した方がいいかもしれません。
ただただ感動させるだけにとどまらず、アニメでは憎たらしかったキャラクターが良い脇役となっているなど、今まで登場したキャラクターのほぼ全員が引き立っており、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品の最後にふさわしい映画だと感じました。
まずは、ネットフリックスなどでアニメを見ることができるので、先に見ておくことをオススメします。