最初から最後まで泣ける映画
京都アニメーションが製作した『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版。既に観た人の感想を聞いてみると「開始5分で泣ける」と言われ、半信半疑でいざ観に行くと本当に5分で泣いてしまいました。どうすれば感動するかを計算しているかのようで、若干の悔しさを感じるほどです。
序盤が感動のピークというわけではなく、主人公のヴァイオレットのセリフや、中盤に張り巡らされた伏線が終盤になって綺麗に回収され、その瞬間に鳥肌と鼻水と涙が止まりませんでした。ちなみに私は1回の鑑賞で4度泣きました。終盤まで感動を取っておくような一般的な映画とは一線を画しているように感じます。なので、これから観に行く方は涙を拭くためのタオルと、劇場を出た後に涙を隠すためのサングラスを用意した方がいいかもしれません。
ただただ感動させるだけにとどまらず、アニメでは憎たらしかったキャラクターが良い脇役となっているなど、今まで登場したキャラクターのほぼ全員が引き立っており、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品の最後にふさわしい映画だと感じました。
まずは、ネットフリックスなどでアニメを見ることができるので、先に見ておくことをオススメします。